大変!
今年まだガレットデロワ食べてない!
もう1月も後半、そろそろ販売終了するところがほとんど。
今年はこのままガレットデロワ食べられないまま終わってしまうのか・・?
いやいや!
やっぱり食べておきたい。1個ぐらいは。
でも、ガレットデロワ、ホールで買うのはけっこうためらわれる。
カット売りのほうが嬉しいんですよね。
そんなわけで、ガレットデロワのカット売りをしているという情報を元に、エーグルドゥース行ってきましたよ!
エーグルドゥース、リニューアルしてからも何回か行きましたが、やっぱり店内に入ると心躍る。
特に今は天井からオーナメントがたくさんぶらさがっていて、すごくキレイでした。
写真撮れないのが残念!
そして、カット売りのガレットデロワはというと・・・
あった!
しかも、事前の情報を聞いていちばん食べたいと思っていたイチゴ味のガレットデロワ!
やったね!
そんなこんなで、結局生ケーキ5個に焼き菓子2個、たっぷり買ってきました。
エーグルドゥースの新春ケーキ、まずは「ポムルージュ」から。
真っ赤です!きれい!最初トマトのケーキ?とか思いましたよ。
断面。
これは、赤いけどりんごのケーキなのです。
りんごのフレッシュな甘さが際立っています。
キャラメルのムースは控えめに香っていて、りんごの美味しさを引き出す裏方に徹している。
さっぱりさわやかなケーキです。
下に敷かれたサブレは、エーグルドゥースの特徴の1つですが、やっぱり香ばしくて美味しいですなー。
次に、「シャンティーフロマージュ」を。
これはエーグルドゥース流のチーズケーキなのだとか。
断面。
このケーキは面白い味のチーズケーキだなあ。
チーズの部分はとてもミルキー、というか、ヨーグルトのような味。
無糖の明治ブルガリアヨーグルトのような、乳酸菌的な酸味と乳臭さ。甘さは極限まで控えめ。
それにベリーのジュレはしっかり酸っぱいのですが、バランス的にはやはり控えめ。
むしろ下のサブレの香りの強さが印象に残る。
かなりの変わり種チーズケーキです。
ブッションオーショコラ。
これもユニークなフォルムですねー。
断面。
これは、面白い&美味しいケーキ。
下層のフォンダンショコラは苦みばしった甘さ控えめのダンディーな味わい。
その上のシブーストクリームもチョコレートの風味。
さらに表面のキャラメリゼもしっかり甘苦い。
ラズベリーのジュレのワンポイントアクセントも効いている。
これも甘さは徹底的に控えめになっている。
こんな濃厚なシブースト、なかなかないですよ。
次に、ポワールマロン。
これも面白いですねー。
いちばん上の層はなんと擦りおろした洋梨!その下にはスポンジを挟んで栗のムース!
これも、甘さは洋梨の甘さと栗の甘さ、それにほんのわずかな甘みが加わって、素材の味がはっきりと輪郭を形作っている。
まるで上品な和菓子のような、ストイックなケーキです。それでいてちゃんと美味しいところがすごい。
生ケーキ最後はトリュフロワイヤル。
見かけはオペラっぽいですが・・
でも、食べてみて驚愕!
コニャックの香りがぐわっとくる。
アルコールかなりキツ目で、ちょっと酔いそうになる。
それに、濃厚なチョコのガナッシュとクリームが容赦なく苦くて、これはもう、成人向け指定のX-Ratedなケーキです。
ここまでやるか?という、すごみを感じさせるケーキでした。
そして、焼き菓子いきますよ!
ようやく食べることができた、ガレットデロワ、「ガレットフレーズ」です。
このガレットデロワは、ものすごく個性的!
いちごの酸味はじゅうぶん感じられるのですが、それ以上に、シナモンとアニスの香りが強烈!
まるで台湾にいるかのような、エスニックな香りが充満します。
すごいよこれ。
アニスダメな人はこれ食べられないと思う。
これはもう、ガレットデロワの範疇を超えてますね。ガレットデロワの名を借りたスパイシーな独自の焼き菓子。
すごいなあ・・・
最後、プチタタン。
大きさは小さいですが・・・
断面。
これは名前の通り小さなタルトタタンなのですが、中身はビッグでした。
ほとんど飴化したりんごの甘苦さと、表面のキャラメリゼの苦さ、徹底的に焼かれた味と、強い甘さ。
ここぞとばかりに、がっつり甘いです。
さすがの美味しさ。
そんなわけで、エーグルドゥースの新春ケーキ、やっぱり凄みを感じましたね。
甘いものは徹底的に甘く、甘さを控えるものは本当に薄く、ありきたりの素材に独自性を持たせた真似のできないケーキたち。
人によってはトゥーマッチに感じられるかもしれない。
でも、自分はやっぱり好きです。エーグルドゥース。
ともかくガレットデロワ食べたし、今年もようやく年が明けた感が。
あ!まだ初詣行ってない!
・・・近いうちに初詣してきます・・・