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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


新年ガレットデロワ&ガレットデロワ&ガレットデロワ&パネトーネ!

2020年のお正月も、もう終わりですねー。
今日から仕事初めの方も多いのではないでしょうか?

当方のこの冬は、TVアニメが豊作でどうしよう?という感じです。
年間トップレベルの作品が何作も放送される・・大変・・

ケーキ生活の方は、まあそこそこ。
ガレットデロワが美味しそうで、ワクワクしてます。

ガレットデロワ、もちろんスイーツ好きには知られた存在ですが、
ここ数年で一気に一般化した感じありますね。
遠からずコンビニにも並ぶのではないだろうか・・
自分は、昨日おとといとガレットデロワ食べましたよ。


まず1月4日。
この日は伊勢丹へ。
伊勢丹では、今年の新春はガレットデロワ推しで、多くのパティスリーでガレットデロワ買えるとのことだったのですが、自分は去年のうちに予約してありました。
それを受け取りに。

チョイスしたパティスリーは、ミシャラクさんとアルノー・ラエールさん。
伊勢丹では横並びですね。
ラエールさんは、広尾のお店は15日までお休みなので、ガレットデロワを早く受け取るのは伊勢丹しかない。
ミシャラクさんのも限定ということで、予約したほうが無難かなーと思って。
そしたら、受け取りの時にミシャラクの店員さんいわく、ガレットデロワめちゃめちゃ好評で4日も自分が行った時点で店頭売り残り1台だったそう。
予約しておいてよかったかも。


伊勢丹ガレットデロワ、予約した段階では一人で食べる予定だったんだけど、友人がガレットデロワ食べたい!ということで、ガレットデロワパーティーを開くことに。
こちらがミシャラク&ラエールのガレットデロワですよ!
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左のがミシャラクさんの。レイエがない、粉糖で「AMANDE」と書かれたモダンなスタイルはいかにもミシャラクっぽい。これはパリのお店のとほぼ一緒のフォルム。
ラエールさんのは、小さいサイズにしてみました。こちらは表面赤いけど、伝統的なスタイル。

切ってみました!
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食べてみたのですが、両者全然違う作りで、とても楽しかった!
ミシャラクさんのは、パイはごく薄めでカリッと。表面はキャラメリゼしてあります。そして中のアーモンドが、量もたっぷりだけど、アーモンド超濃厚!香りもアーモンドの香ばしさプラス杏仁香が強烈!とろっとした食感で、表面に「AMANDE」と大書するだけのことはある。アルコールは使ってないんだけど、アーモンドの香りで酔いそう・・そのぐらい強烈です。
フェーヴは特製のマスク型。別添。

アルノー・ラエールさんのは、トラディショナルなスタイル。パイはさっくりと厚め、軽く塩気で食感も軽い。フランジパーヌは量・味とも適量。普通に美味しい。驚きはないかな。正統派スタイル。それよりもフェーヴがないのが残念ですよー。ラエールのフェーヴ、小さいサイズだからないのか、そもそもないのかは不明。
ともあれ、友人と楽しいガレットデロワパーティーできてよかった。ミシャラクのガレットデロワはかなりもたれる重さだったので、一人だったら持て余してたかも。



そして、翌5日もガレットデロワ!
行ったのは恵比寿。
レザネフォールでガレットデロワを買おう、というのと、レザネフォール行くなら、前から行きたかった話題のお店、「LESS by Gabriele Riva & Kanako Sakakura」に行こうと思って。
LESS、基本はパネトーネ専門店なんだけど、ケーキやタルト類、クッキーなんかも売ってて、でもケーキは今はメールによる完全予約制。
あと、たまにデセールも出す、らしい。
何が飛び出すかわからないけど、まあなんか収穫あるでしょう、ということで、恵比寿ガーデンプレイス近くのお店へ。
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そこまで広くない店内、厨房はかなり広く、イートインスペースは小ぢんまりとしてます。
店内入ると、先客の方がみんな席に座って何か食べてる。
おそるおそる店員さんに、みなさん何を召し上がっていらっしゃるので・・?と聞くと、チーズケーキがデセールとしてあるらしい。
どうやら14時からスタート、数量限定、とのこと。
自分が到着したのは14時20分ぐらい?
まだあります、ということで、まずはそれをいただくことに。
飲み物は、ストロベリーのハーブティーを。

こちらが、タレッジオのチーズケーキです!
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奥がメインのチーズケーキ、左の四角いのはタレッジオチーズ、右のオレンジのは自家製マーマレード、手前が無糖の生クリーム。
まずはチーズケーキ食べてみました。
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おー、美味しい!
チーズの酸味、くさみ。
それに卵の風味とバニラの強い香り。
食感はとろりと。柔らかい。
左の、元となったタレッジオチーズを食べてみると、かっなり癖が強いチーズ。くさみも強い。
それを、うまく生かしてチーズケーキに昇華させている。
これはなかなか。
生クリームと合わせるとまろやかになるけど、マーマレードと合わせると美味のボルテージが上がる。マーマレード自体美味しいけど、チーズと合わせると絶品です。
これは来てよかったー!

チーズケーキ食べ終えて、帰りにテイクアウトのクッキーとパネトーネを買って、お会計してたのですが、その途中で、厨房から「ちょっと作りすぎたので・・」ということで、いちごのタルトが出てきましたよ?
おわ、これ買えるんですか?と聞いたら、買えます、ということで、即決。購入。
ちょっと自分、かなり「持ってる」じゃない?ケーキ運だけは。
そして、会計時にお客さんが来てチーズケーキ注文しようとしたら、売り切れですーってなってた。まだ15時前だったんだけど。おわー、色々ベストタイミング!
ということで、思いがけずLESSのケーキもゲットして、レザネフォールへ。
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こちらが今年のガレットデロワですね。
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レザネフォールでは事前に電話予約してたので、スムーズに購入。
LESSでは保冷剤入れないので、急いで帰ってきました。


まずは、LESSのレアなケーキ、「ストロベリー トーフ タルト」です!
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表面のツヤツヤは、ゼリーですね。
断面。
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このタルトは、いちごを主役に、豆腐、味噌、梅干しを加えた、独創的すぎるタルト。
食べてみましたが、味もすごく独創的。
豆腐の風味はそこまで残ってないのですが、梅干しの塩気と強烈な酸味、味噌の麹っぽさが十分に感じられて、でも、味としては一体感があって、構成を聞いた時はどうなるかと思ったのですが、意外にまとまりがいい。軽い塩気が強い酸味と合わさって、心地よい。いちごのさっぱりとした甘酸っぱさが生かされている感じ。
あと、梅干しと味噌以外にも、ちょっとハーブ?というか紫蘇?みたいな風味も。
繊細で個性的ですが、頭でっかちというより必然性の感じられる味で、クリエイションとして好きかも。
噂では、シグネチャーのりんごタルトもかなり酸っぱいということで、酸味しっかりがお店のカラーなのかも。
りんごのタルトもいつか食べたいし、季節によってケーキ様々に出るみたいなので、今後もチェックしたいですねー。

そして、LESSといえば、のパネトーネ。
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背が高い。
1/4カットのはそこまで値段しないのでいいですね。
左がアグルミのパネトーネ、右がGRパネトーネ、
アグルミは柑橘類、GR(Gabriele Rivaシェフの頭文字だそう)パネトーネはチョコチップとヘーゼルナッツ。
強烈に印象に残るのが、袋から出した瞬間に、むわっとした発酵の香りが強く香ったこと。
発酵臭なので、ちょっとすえたような、酸っぱいような香り。
これは健全に発酵している証拠なのですが、発酵に慣れてないと、ちょっとびっくりするかも。
食べてみましたが、表面はさっくり、中はしっとりもっちり引きがある。
さすがパネトーネ専門店を標榜するだけあって、普通に食べることができるパネトーネとは次元の違う美味しさ。そんなパネトーネいっぱい食べたことないですが、こんな美味しいんだ・・と思うぐらいには違う。
トップにはあられ糖、中の柑橘ピールやチョコチップは甘いので、全体的な甘さとしてはじゅうぶん、生地自体の甘さは控えめ。発酵生地独特の美味しさがあります。

そして、クッキー。
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左からチョコチップクッキー、シシリアンピスタチオクッキー、ピーナッツガラムマサラクッキー。
クッキーは表面ざっくりザクザク、中はややねちっと。
トップに載ってるナッツ類が豪華で、食べごたえがある。
クッキー自体も軽く塩気があるんだけど、ナッツ類が塩気あって、かなり甘塩っぱい。
ピスタチオが豆っぽさすごい。
ピーナッツ+ガラムマサラは、エスニックな雰囲気とともに、ちょっと「イカピー」みたいな甘辛スパイシーな美味しさ。食べにくさは皆無。ただ3つ食べるとかなりお腹いっぱいになります。


レザネフォールのガレットデロワはこちら。
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切ってみます。
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レザネフォールのガレットデロワ、去年はフィグレザンというスタイルで、フィリングがミンスミートみたいな感じだったのですが、今年のはアマンドフィグレザンノワ、みたいな構成。
アーモンドを中心に、いちじく、レーズン、くるみがバランス良く配合されていて、去年より面白さという意味では減っているけど、美味しさは変わらず。パイもよく焼かれています。
フェーヴは別添。


・・ということで、4日5日でガレットデロワ3台食べました。with友人。
まだまだ食べたいガレットデロワあって、特にパスカルルガックのチョコガレットデロワは狙ってます。買えるかわかんないけど。

そして、本来なら今日が公現節(エピファニー)。ガレットデロワは本来今日食べるものですよ。
みなさんは、ガレットデロワ召し上がられましたか?