玉川学園前の・・という必要もないですね、名パティスリーパクタージュ。
この3月末で5周年だそう。
おめでとうございます!
そして、5周年を記念して、3/31と4/1は、最近はあまり作ってない、幻のスペシャリテを一気に並べるというスペシャルなショーケースになるらしく。
それは行かねば!
ということで、今日お邪魔してきました。
5周年のパクタージュ、店内にはお花なんかも飾られていて、いつも以上に賑やかで晴れやかな雰囲気。
ショーケースも、カラフルなケーキが色々並んでいて、とても華やいでいました。
そして・・おー!
アンバサダーも、プログレルージュもある!
アンバサダー、自分は去年バースデーケーキで特製アントルメ作っていただきましたが、プチガトーとしては超久しぶり。
そして、「ケーキツアー入門」でイチオシにしていたケーキだけに、多くの人がまた食べることが出来るのは、とても嬉しいこと。
自分も購入させていただきましたよー。
その他、パンなども購入。
お会計を済ませて、齋藤シェフにもおめでとうのご挨拶をして、帰ってきました。
そうしたら、帰りにスマホのラインにメッセージが入ってて、
友人が遊びに来たいんだけどー・・とのこと。
じゃあ、一緒にパクタージュのケーキやパンを食べましょう!ということになり。
なので、今日は2人でケーキ半分こしていただきました。
パクタージュのケーキ、まずは「バガテル」。
すっごく可愛いでしょ!
多分「5周年ありがとう!」と書かれているのではないかと思います。
ビビッドな黄色のケーキって、意外とないので、すごく新鮮。
このケーキ、基本はフレジェと似ています。
いちごとムースリーヌ、キルシュを効かせてスポンジ。
ただ、表面にマジパンがあるのはちょっと異なる点。
このマジパンは、しっかり甘いので、フレジェよりも更に甘さが強い。
でも、嫌な甘さではなく、いちごの甘酸っぱさと、固めのムースリーヌ、甘いマジパンで、
すごく幸せな味。
思わず笑顔がこぼれます。
次に、これも伝説のスペシャリテ、プログレルージュ。
パクタージュのプログレルージュはねー。以前雑誌に掲載されていて、食べたくて、でもなかなか買えなくて、ようやく催事で買うことが出来て、すごく嬉しかったなーあの時は。
今回再会したプログレルージュ、以前よりプラリネが大きくなった?
と思って、昔の画像を引っ張り出してみますと・・
写真ちょっと角度よくないけど、プラリネの大きさはそんなに違わなかった。
でも、今回のほうがいっぱい貼り付いている感が。
今回のプログレルージュの断面図はこちら。
今回食べたプログレルージュ、中央にナッツのペーストかな?が入ってるのですが、これが前食べた時は合ったかなー?2014年の画像見る限りではなかったっぽいのですが。
そんなこともあり、また、メレンゲにもバタークリームにもナッツが練り込まれていると思う。
なので、すごくナッツの香ばしさが感じられる。
メレンゲサックサクだし、プラリネはカリッカリだし。
2014年に食べた時の記憶は、さすがに薄らいでいますが、その時もすごく美味しいと思ったのですが、今回はそれ以上にすごくすごく美味しい!と感激しました。
自分も当時から少しは経験値上がったので、この焼きメレンゲの美味しさがどれだけすごいのかがよく分かるようになった、というのもあるかもしれません。
友人も、いたく感激してましたね。友人はナッツや焼きが強いお菓子が好き、とのことだったので、ストライクだったみたい。
そして、ババもいただきました。ババ・オ・カプリス。
華やかなババですね!
スプーンですくおうとしたら、ババから大量のシロップが染み出してきて、すごいことに。
このババ、聞いてみたところ、お酒はソミュールトリプルセックとミントのリキュールを合わせたものを使っているとのこと。
アルコールはかなり強め、甘さもしっかりなのですが、お酒の使い方が抜群なので、くどさが全く無く、さっぱりとしていて、とにかく香りが華やか。
ババの生地もシロップをいっぱい吸ってもしっかりしているし、一番下のカスタードは濃厚で、トップのフルーツと合わせて食べると大満足・・な美味しさ。
いやー、素晴らしい。
そして、これは初めてかな、イヴローニュ。
バルケット型の、真っ白な可憐な姿にピンクの花がよく似合ってます。
断面。
断面は、アンバサダーにちょっと似てますね。
これは、お酒はグランマニエだそう。
このケーキ、下のタルトがカリッとしていてすごく美味しい。
上の生地はグランマニエのシロップを吸ってしっとり。
表面のホワイトチョコとナッツがパリッとカリッとしていて、
食感の違いも楽しい。
しっかり焼いて、しっかり甘くて、しっかりお酒。
このあたりが齋藤シェフの真骨頂ですね!
さあ、そしてアンバサダーですよ!
何度見ても可愛いとしか言いようがないこの姿。
そして、食べると口から火が出そうなほどのアルコール。
とろけるようなスポンジの食感。
やっぱり、最高です。
先日アントルメで散々食べましたが、やっぱりプチガトーはこれはこれで良さがあるので。
ほんと、まさにスペシャリテ。比較するもののない、高みにある存在ですね。
ケーキを友人と食べて、少し休憩の後、パンもシェアして食べました。
今回買ったパンはこちら。
まずは、デリスグロゼイユから。
もう、見るからに美味しそうでしょ!
切ってみました。
このパンは、パンなんだけど、カスタード使ってたり、グロゼイユ使ってたり、かなりケーキに寄せたアプローチ。
というか、パンにグロゼイユ使ったのって、まず食べたことないですね。
このあたりは、やっぱりパティスリーならではの発想。
そもそもパン屋はグロゼイユ発注しないもんね。
そんな、酸味の強烈なグロゼイユがふんだんに載った、甘いパン、たまらなく美味しいです。
そしてもう一つはアスペルジュというパン。
中にアスパラガスが焼き込んであるんですね。
断面。
外見から普通のフランスパンにアスパラガスが入ってるだけと思いきやs、胡麻がびっしり練り込まれているんですね。
アスパラの香りと、チーズやベーコンの味わい、そして胡麻の香ばしさ。言うまでもないパンの生地の美味しさ。
いやー・・
友人もビックリしてましたよ。そんじょそこらのパン屋よりも断然美味しい!
やっぱりパクタージュのパンは、天下一品ですね。
最後に、帰りに記念品としてもらったチョコレート。
「パクタージュ」=分かち合い。
それを象徴する鍵。
お店は少数精鋭で運営しているので、大変な部分もあると思いますが、
これからも美味しいケーキとパン、いっぱい作って下さい!
夏の冷たいデザートも期待していますよ!
改めて、おめでとうございます!!