昨日は台風で大変でしたねー。
おかげで、せっかくの三連休、土日は荒天で、残念なことに。
でも!三連休最後の今日は、台風一過、スッキリと晴れました!
気温も30度超え、最後の残暑、という感じですね。
これはもう、ケーキでしょう!
冬が到来する前の、貴重な秋の一日、どこのケーキを食べるか、悩むところですね。
行きたいお店はいっぱいある。
どうしよー・・・
と、さんざん悩んだ末、自分の選択としては、こちらになりました!
パクタージュです!
この暑さだから、冷たいものが食べたいかなーと思い、
先日オープンしたシャンドワゾーのアイス店もいいかな、と思ったのですが、
パクタージュで、今年の夏かき氷を提供しているというのは前から知っていて、
しかも自分の大好きなチェリー味のがある、という、これは行かなきゃ!と思いつつ行かれてなかったのですが、
シャンドワゾーのアイス店は逃げないけど、パクタージュは多分もうすぐ提供終了になるはずだし、
パクタージュ優先で!ということで。
パクタージュのかき氷、正直まだ提供しているか不安だったのですが、
店頭に「氷」の旗を見て、あーよかった!と。
パクタージュ、店内に1席だけあるのですが、それは先客がいて、
どうしようかなーと思っていたら、齋藤シェフが2階を使ってくださっても?とおっしゃってくださって。
じゃあ・・と思った矢先に先客の方が帰られたので、そのまま1階の席を使わせてもらうことに。
パクタージュのかき氷、2種類あったのですが、グリオットチェリーと、あとなんだっけ?
もうチェリーに焦点絞ってたので忘れた。ごめんなさい。
グリオットチェリーのかき氷、プラス料金でチェリーマルニエをつけることができる。
そりゃつけてもらうでしょう。
ということで、パクタージュのグリオットチェリーのかき氷、しばらく待ってたら出てきました!
こちらです!
ワオ!
なんちゅうデカさや!
ちょっとびっくりですね。すごい。
そして、チェリーがいっぱい!
もう、チェリー好きとしてはたまらん!
早速いただきました。
氷は、サクサクとした、少し固めの食感。
そこに、甘酸っぱいチェリーのシロップがたっぷりで、すごく美味しい!
なにしろチェリーがゴロゴロで、それもしっかり酸味で、ほんとチェリー好きには至福。
少し食べてからチェリーマルニエをプラス。
そうしたら、アルコールはそんなに感じなかったのですが、よりチェリーの甘さを増した形に。
元々のシロップがやや酸味があるので、これで甘さのバランスも良くなった感が。
すっごく美味しい!
量もたっぷりだし。
これは食べられてよかった!
かき氷を食べ終わってから、パンの試食もさせていただきました。
ホカホカのアブリコマロン、超美味しい!
これは買うしかないでしょう。
というとで、ケーキとパン、かなり買いました。
もちろんモンブランも忘れませんでしたよー。
パクタージュを後にして、やっぱり玉川学園前まで来たら寄らずにはいられない新百合ヶ丘。
来ちゃいました。
エチエンヌでも、栗祭りが始まっていて、
栗のガトーショコラ、和栗のモンブランパイ、アプリコットと合わせたモンブランソレイユ、などなど。
こちらでもモンブランパイをゲット。
ケーキ袋2つ下げて炎天下帰ってきました。
家に帰って、ケーキを食べる前に、ちょっとパン食べておこうかと。
だって、ほら、クロワッサン湿気ちゃうとアレだし。
ということで、まずはパクタージュのクロワッサン、クロワッサンフィグノワです。
この焼き色!やっぱり自分はこの焼き色のクロワッサンが好きですね。
切ってみました。
この破片の飛び散り方も、よく焼けクロワッサンならでは。
そして、このクロワッサン、中にいちじくとくるみがいっぱい入ってる。
いちじくとくるみ、というと、どちらかというと、クロワッサンよりもカンパーニュ系のパンの定番ですよね。ちょっと重めの。
それが、クロワッサンに入っているというのが面白い。
クロワッサンのサクサクの生地と、いちじくくるみの重いフィリングが、けんかせずに同居していて、
2つのパンを一度に食べたような満足感が。
すごく美味しいです!
次に、パンオピスターシュフランボワーズ。
これもすごく美味しそう!鍵の形をぬいた粉糖がキュートですよね!
切ってみました。
これは、ピスタチオ入りの生地にラズベリーのコンフィチュール、上にアーモンドをかけたパン。
これが、生地の中はしっとり、外側はカリッカリで、ほんのり焦げたダマンドが香ばしくて、めちゃ美味しい!
ピスタチオはそこまで豆くさくはないけど、しっかりとコクを感じさせて、そこにラズベリーの強めの酸味がちょうど合ってる。
ピスタチオとラズベリーはベストマッチの組み合わせだけど、パンの形でこれをやるとは。
最高です・・・
そして、クイニーアマン。
つやつやと光ってます!
これは絶対美味しい!
だけど、これ食べたらお腹いっぱいになりそうなので、これは明日のお楽しみ。
パンはもう一品、試食をさせていただいたアブリコマロンを。
これも、いかにも美味しそうですよね。
切ってみます。
このパン、ホカホカのはもちろん美味しかったのですが、そうでなくても、やっぱりすごく美味しい!
パクタージュのパンって、パティスリーなのに、すごく小麦粉の焼いた美味しさ、旨味が強く感じられるんですよね。
そんじょそこらのブーランジェリーよりもよっぽど小麦の味わいが強い。
このパンもそう。目のギュッと詰まったパン生地に、適量のあんずと栗。
秋のパン!という感じがしますね。
あんずと栗はそこまで多く配合されていないので、菓子パンという形ではなく、普通に食べられるパン、です。
美味しい!
パクタージュのパンはここまで。
引き続きケーキいきます。
まずは、久しぶりにお目にかかりましたソフィ。
暑さのせいで、さすがに中のクリームが傾いてしまいましたが・・
でも、味は間違いない。やっぱり美味しい!
上部のグレープフルーツのムースは、グレフルの甘さ、酸味、苦味、全てが感じられる、グレフルの美味しさを凝縮したムース。
これだけでも十分美味しいのですが、そこにバニラの香りの生クリーム、しっとり重めのパンドジェンヌ、などなど、グレフルの美味しさに奥行きを与えている。
さすがのスペシャリテ。貫禄の美味しさです。
次に、ヴェリーヌを。その名もズバリ「ブラマンジェ」です。
スプーンですくってみます。
このブラマンジェ、味が独特だなー。なんだろ、普通のブラマンジェはクリーミーな味はあるけど、それほど強くは主張してこないけど、このブラマンジェはかなり個性的。ココナッツミルク?うーん、なんだろ。
そうした個性的かつまったりとした食感のブラマンジェに対して、アプリコットのジュレが甘酸っぱさを加味しているんだけど、このアプリコットのジュレもかなり固めにかためてあるので、食感はやや重め。
ヴェリーヌならではのさっぱりとした美味しさを感じさせつつも、全体としては重心低めの作りになっている。
とても面白いですねー。
そして、レテをいきます。
断面。
このケーキは、夏を感じさせる、トロピカルな味わい。
主役はパッションフルーツ、それにバナナやココナッツなどが加わっているのですが、
こうしたトロピカルなケーキにありがちな、パッションの酸味が強く立ちすぎる、ということがなく、
バナナの甘さやココナッツの風味とうまく調和している。
強すぎないバランスが見事。トロピカルだけど押し付けがましさがなくて美味しい。
トップのマンゴー、下のクランチーなチョコなど、アクセントもしっかり。
そしてそして、パクタージュのモンブラン、久しぶりにいただきます。
断面。
このモンブラン、ちょっと位置を動かすだけでマロンクリームがポロポロと崩れる。
そのぐらい繊細なつくり。
全体の構成はオーソドックスに見えるんだけど、メレンゲの上に薄くくるみを使っているとのことで、
普通のモンブランに比べて、よりナッティな味わいが強調されている。
栗も木の実、くるみも木の実。
木の実の香ばしさを強く感じます。
中の一粒栗は甘さ控え目、メレンゲはやや甘く、マロンクリームも甘すぎない適度な甘さ。
かなり完成度の高いモンブランですね。香ばしさが素晴らしい。
パクタージュ、最後に、タルトレザンアラメゾンを。
やっぱりこういう焼きっぱなし系フルーツタルト、安心しますね。
しっかり焼かれたタルト生地、火の入ったアーモンド、そして、ジューシーだけど火が入ることで美味しさを増したぶどうと、美味しいフルーツタルトの見本みたい。
いいですねー。
パクタージュのケーキを食べた後、休憩して、次にエチエンヌのケーキいきます。
最初に、旬のぶどうを使ったピオーネショートを。
自分、いちごのショートケーキはあんまり食べないのですが、エチエンヌの季節のショートケーキはつい買ってしまいます。
このピオーネショートも、やっぱりピオーネがめっちゃ美味しい!
エチエンヌのフルーツはほんと外さないですね。
このピオーネの甘さと風味のよさだけで、もう既に最高なのですが、もちろんそれだけに終わりませんよ。
生クリームは甘さ控えめで、乳製品らしさがあって美味しい、スポンジ生地もふんわりと優しい甘さ。
ピオーネはジューシーさはあるけど、甘さや酸味はそれほど強くないので、生地とクリームできっちりサポートしてくれている。
美味しいです。
次に、見逃せなかったアーモンドミルクを。
この造形!
久しぶりにエチエンヌらしい造形センスの見事さが爆発しています。
味の方も、すっごく美味しい!
かなり凝った構成なのです。洋梨とアーモンドヌガーを中心として、キャラメリゼしたアーモンドスライスにバタークリーム、バニラクリームなどなど。
だけど、そんな凝った構成を感じさせない、シンプルな美味しさ。
あくまでも主役はアーモンドと洋梨、という、その軸がぶれてないのですね。
きっちりとまとまっている。
これはやっぱり手腕だなー。
エチエンヌ、フルーツ使いが注目されがちだけど、こういうクリエイティブなケーキが真骨頂と思っている自分としては嬉しいケーキ。
そして一転、やっぱり旬のフルーツ。いちじくのタルトです。
切ってみました。
このいちじくのタルトも、やっぱりすごく美味しい!
なにしろ生のいちじくが半端なく美味しい。
いちじく、基本は繊細な味なんだけど、このいちじくは味が濃い!
だから、様々な要素を足しても、いちじくの味わいが消えないのですね。
この美味しいいちじくを、また手間暇かけてより美味しくしている。
断面図見ていただいておわかりの通り。
カリッと焼かれたタルト生地の中のクレームダマンド、カスタード、シュトロイゼル、シナモンをふりかけた生クリーム、などなど。
これだけ賑やかに飾り立てているのに、いちじくの本線が全くぶれないのがすごすぎる。
やっぱり、美味しいフルーツをより美味しくする、それがパティシエの腕。
藤本パティシエのすごさを感じますね。
最後に、和栗のモンブランパイ。
おー!
いただきまーす!
・・と思ったのですが、自分の胃が警戒警報を。
これ、今食べても美味しく食べられないよ、という。
あれれ?そんなに食べたっけ?
と思ったら、今日はパンをいっぱい食べたのでした。
そういえば。
ということで、エチエンヌの和栗のモンブランパイと、パクタージュのクイニーアマンは明日にとっておくことに。
明日追記しますねー。
2017/9/19追記:
昨日食べきれなかったケーキとパン、今日食べました。
まずは、エチエンヌの和栗のモンブランパイ。
切ってみると、こんなでした。
このモンブランパイ、トップにも大粒の栗、中にも大粒の栗、ということで、
栗がとにかく圧倒的。
栗自体もすごくほっくりで美味しいし、手間もかけてあるようで味わいも深い。
そして、マロンクリームは多いけど、中の生クリームの割合は少なめ。
そんなこともあって、栗がすごく強い。
だからこそ、メレンゲではなく、バター感のあるサクサクパイが生きてくるんですね。
普通のモンブランとは違いますが、とても美味しい栗のパイになっています。
そして、パクタージュのクイニーアマン。
このクイニーアマン、さすがに一晩経ってしまったので、飴が潮解してしまった部分もあって、ガリガリ、とはいかなかったのですが、それでもカリッとした食感は残っていて、生地もしっかりサクサク感をキープしていました。
バターの焼かれた甘い香りと、砂糖の焼けた香ばしさと、飴の甘さと、
クイニーアマンらしさが満点の美味しさ。
やっぱり、見た目を裏切らなかったですね。本当は昨日食べればベストだったかな?というのはありますが。