今週の新宿伊勢丹マ・パティスリーは、メゾン・ド・プティ・フールが登場。
でも、ほぼ同じ時期に、新宿高島屋パティシェリアにラ・カンドゥールが参戦!との噂を聞きつけて。
そんなー・・どっちかなんて選べないよー・・
なら、両方行けばいいんじゃなーい?
ということで、両方行ってきました!
まずは、開店時間の早い新宿高島屋から。
新宿高島屋、もうクリスマスケーキのカタログ配布はじまってる!
高島屋のクリスマスケーキ予約開始は10/1とのこと。
早い!早すぎるよ!
・・・まあ、それはいいのですが。
パティシェリアのラ・カンドゥール、ケーキ全部で6種類。
その中から、4つをチョイス。
今回は伊勢丹も行くから、控えめに。
そして、高島屋→伊勢丹の直通通路をえっさほいさと歩いて、伊勢丹開店前に着きましたよ。
今回のメゾプチ@マパテはどうかなー・・
とショーケースを見てみると、ガトーバスクをはじめとした焼き系のケーキが3種類。
あと、和栗のモンブランもありました。
そうしたケーキを中心に、やっぱりここでも控えめに5つを選択。
ケーキ箱2つ積み重ねて持って帰ってきました。
それでは、先攻はメゾプチのケーキにしましょうかね。
最初に、和栗のモンブランから。
切ってみました。
今年いくつめ?の和栗モンブラン、なかなか美味しいです!
和栗のクリームはほっくりほくほくで、栗の味がしっかり。
生クリームは量が多めで、なめらか&あっさり&ミルキーで美味しい。
メレンゲはやや薄め。ちょっと湿気てたかなー・・
でも美味しいモンブランでした!
次に、キューブ・プロヴァンサルを。
このケーキ、見ただけではどんな味かわかりにくいのですが・・
切ってみました。
このケーキは、メインはチーズムース。その中にドライフルーツがいっぱい入ってる。
このチーズムース、重すぎはしないけどかなりねっとりまったりとした食感。
そのチーズムースに混ぜ込まれたドライフルーツがうまくリズムを作ってる。
トップの生クリームの下に甘酸っぱい柑橘系のジュレが入っていて、口をさっぱりさせてくれる。
重さと軽さのバランスがすごくいいケーキです。美味しい。
次に、サヴァランを。
器の中はこんなです。
このサヴァラン、生地はある程度空洞のある、シロップを吸い込みやすい生地になっています。
シロップの量はびちゃびちゃにはなってなくて、適量。
シロップの甘さは抑えめで、オレンジの香りと苦味があるので、キレが感じられます。
そして、特に個性的なのが上にたっぷり絞られた生クリーム。見ての通りバニラが強烈に効いている。
バニラの甘い芳香と、甘さ控えめのシロップの対比が面白いですね。
そして、ソリエスというケーキ。
断面。
このケーキは、断面からだとちょっとわかりにくいのですが、いちじくの赤ワイン煮がごろっと入ってます。
このいちじくのインパクトがすごい。むにむに、プチプチとした食感が強烈。
チョコのムースは、カカオの香りがしっかりで濃厚。でも、下にマスカルポーネのムースがあったりして、そこまで重たくはない。チョコといちじくのマリアージュを楽しむケーキですね。すごく好き。
メゾプチ、最後はタルト・ノルマンド。
このケーキは、ガトーバスク的にしっかり焼き込んだ生地、その下に煮りんごがいっぱい。
トップに絞られているのは、クリームチーズのようです。酸味があります。シナモンもかかってる。
なので、このケーキ、ガトーバスク的な生地+りんご+チーズ+シナモンという、そりゃ美味しいよね!という、秋冬のほっこりした季節に合う、素敵な焼き系ケーキになっています。
やっぱりメゾプチは焼きが得意なわけで、こういうケーキは間違いないですね!
しばらく休憩の後、ラ・カンドゥールのケーキいきます!
まずは、ポワールキャラメルから。
このケーキは、名前の通り洋梨とキャラメルがメイン。
洋梨のシャリシャリとした食感と、キャラメルの香りが秋らしくて素敵。
キャラメルについては、そこまで焦げ感とか甘さとかは強くなくて、洋梨とのバランスを第一に考えていると思われます。押しは強くないけど、ウェルメイドな美味しさ。
次に、こちらでもサヴァランを。ヴェリーヌ・サバラン・オランジュです。
ラ・カンドゥールのサヴァランは、以前にも食べたことあるのですが、多分同じものかなー?
スプーンですくってみました。
こちらのサヴァランは、生地はやや固め。シロップの吸いは少なめかな?シロップの他にオレンジのソースも入っていて、かなりオレンジの味が強い。オレンジの酸味、苦味がしっかり感じられる。
そのままだとノンアルコールかな?そこにスポイトのリキュールを足すと、アルコールはそこまで強くならないんだけど、香りがすごく良くなる。
これは、アルコール弱い人でも、ぜひスポイトの液をたらしてみることをおすすめします。
そして、シシリエンヌを。
こちらのケーキは、ピスタチオ、チョコ、ラズベリーの組み合わせ。
これもバランス重視ですね。ピスタチオはコクはしっかりだけどそこまで豆のエグみはなくて、チョコもあっさりめ、ラズベリーの酸味もそこそこ、と、どのパーツも突出することなく、とてもまとまりがいい。
もう少しガツンとしたインパクトがほしいかな?という気もするけど、このウェルメイドな作りが、ラ・カンドゥールの強みなのでしょうね!
最後に、マダガスカルを。
このチョコ飾りがラ・カンドゥールらしい!
断面。
特徴的なチョコ飾りに、とろとろのグラサージュ、ムースもかなり柔らかめで、口どけが良い。
チョコ自体はけっこう濃厚で、なので、しっかり効かせたトンカ豆が調和している。
やっぱり、トンカ豆は、濃厚なビターチョコとの相性がいちばんいい気がする。
中央に入っているのはバニラのブリュレ?これはそこまでインパクトはなくて、でもチョコを濃すぎないようにコントロールしている。
これも、濃厚だけど、バランスをすごく考えているケーキだと思います。
そんなわけで、今日は新宿高島屋・伊勢丹で催事ケーキいっぱい食べました。
それぞれに特徴があって、すごく楽しかった!
あ、ちなみに、伊勢丹のクリスマスケーキカタログ配布は9/30予定とのこと。
そうすると、考える時間がほとんどない。
どうしよー・・・