秋の楽しみ、栗のケーキ、どうにかこうにか少しづつ楽しんでいます。
そして、今年からは、かつてのソルレヴァンテの名物、モンテビアンコジャポネーゼが食べられる。
栗好きとしては、これは絶対食べておきたい。
ということで、池尻大橋、行ってきました。
ソルレヴァンテの名物、モンテビアンコジャポネーゼが食べられるのは、当然元ソルレヴァンテのシェフ、藤田統三シェフの新店「ラトリエモトゾー」です。
2度目の訪問。
午前中に行ったのですが、ケーキはまだ全部は揃っていない感じでした。
でもモンテビアンコ&モンテビアンコジャポネーゼは、たくさん並んでいました。
やれ嬉しや。
その他のケーキも含めて、イートインすることに。
ちなみに、イートインなのですが、午前中はドリンクがない、とのこと。
美味しいと噂のコーヒーは午後からだそうです。
なので、今回はお水で。
これが今回注文したケーキです!
まずは、本当にお久しぶりの感動の対面、モンテビアンコジャポネーゼ。
会いたかったよ~
ナイフで切ってみます。
ラトリエモトゾーとしてのモンテビアンコジャポネーゼ、構成としては、下に敷かれたアーモンドメレンゲ(シュクセ)は焦げ感があって黒糖パンのような味。
その上に絞られた和栗のクリームは、和栗らしいほっくり感と香りの良さ、でも、甘さはしっかりで存在感がある。
トップにたっぷり絞られた生クリームが、これがすごく美味しい!
ものすごく大量の生クリームだから、ちょっと多いかな?というようにも思えるんだけど、生クリーム自体の美味しさと、和栗の存在感が強いので、ちょうどいいバランスになっているんですね。
うん、やっぱり美味しい。
来てよかった!
次に、これは以前も食べたティラミスを。
このティラミス、前回食べたときにはなかったビスキュイがトップに載っている。
このバージョンアップはいいですね。
しっとりとしたビスキュイは、箸休め的に楽しめる。
ティラミスのクリームをすくいます。
出来立てだからか、クリームがしっかりと固めの印象。
味は、あっさりめですね。日本人好みの軽めの味になっている。
もう少しコーヒー効かせてもいいかもとも思ったけど、さっぱりと美味しいティラミスでした。
そして、タルティーナを。
可愛い!
断面。
このタルトは、上にフレッシュのブルーベリー果実、ザクザクタルトの中にはブルーベリーのジャムと、ブルーベリーを堪能できる構成。
上はさっぱり、下は濃厚な味で、対比が楽しい。
トップにあるミントの葉とメレンゲがアクセント。甘さとさわやかさのバランスがいい感じ。
そして、焼き菓子も充実していました。
その中でおすすめのクロスタータ・ディ・マルメッラータをチョイス。
この焼き菓子はフィリングの違いで2種類あったんだけど、自分はりんごといちごと赤ワインのフィリングを選択。
これ、すごく美味しい!
おすすめされただけのことはある。
タルト生地は端はサクサク、中はしっとり。
そして、フィリングが、りんごといちごにじっくりと火を入れた、酸味の強い甘酸っぱさと果実味がたまらなく美味しい。
素朴なおやつ、という、シンプルだけどしみじみと心が和む美味しさでした。
ラトリエモトゾーから目黒川を眺めつつ移動。
次に向かったのは、ラ・グリシーヌです。
徒歩5~6分で着きました。
ここでもイートインします。
ラ・グリシーヌ、前回来た時はケーキの種類の多さに迷って、諦めたケーキも多かったので、今回はその時食べきれなかったケーキを中心に。
ここではコーヒーをもらいました。
こちらがチョイスしたケーキとコーヒーです!
ラ・グリシーヌのケーキ、まずはこちらにもありました「和栗のもんぶらん」。
紙の包みをあけてみます。
断面。
この和栗のモンブランは、マロンクリームがかなり甘め。
和栗の香りのよさもあるけど、栗きんとんのようなねっとりとした甘さが主張してくる。
また、断面図を見て分かるように焼きメレンゲの厚みがかなりある。
なので、全体としては甘さが強めに感じられる。
大きさもかなりあってボリューミーなんだけど、マロンクリームのねっとり感と焼きメレンゲのサクサク感の食感の楽しさで、なんなく食べられる。
すごく美味しいモンブランでした。
次に、前回食べそびれたサヴァラン・オ・ラムを。
断面。
このサヴァランは、生地がややもろっとしていて、シロップをたっぷり吸っている。
シロップは、甘さはやや控えめで、ラム酒の香りがしっかり。
アルコールの渋みが強めに感じられる。
上に載ったオレンジのさわやかさと、汁気たっぷりのシロップで、さっぱりとした食べやすいサヴァランになっています。美味しい。
でもちょっと酔いそう。
そして、渋めのグルノーブルへ。
このケーキは、くるみが主役。
キャラメリゼしたくるみが全体にあって、くるみの渋みが強烈。
でも、それだけだと重くなりすぎるところを、トップに絞られた生クリームが絶妙に中和していて、これだけくるみが入っていても食べやすい。
生地のしっとりした食感にくるみのカリカリした食感が組み合わさって、食感の対比も素晴らしい。
最後に、エクレーヌ・ショコラを。エクレールじゃなくてエクレーヌ。
切ってみました。
このエクレアは、中までチョコレートがぎっしり。
上掛けのチョコには、サクサクとしたアクセントが。シュトロイゼルとカカオニブ?独特の食感がありました。
ということで、池尻大橋で和栗のモンブランその他たくさんのケーキをイートインしてきました。
美味しかった!
和栗のモンブラン、お店によって味も形も全く異なるのがいいですよね。
お店のポリシーが反映されているようで。
秋の栗拾い、栗巡礼、まだまだ行きますよ!