ここに来て、各地から次々と栗のたよりが!
うわー、どこから行ったらいいのか?
迷うところですが、やっぱり希少性の高いところ、期間限定の期間が短いところからせめていくべきかな、と思い。
そうなると、以前から注目していた、ラトリエモトゾーの「リスのパフェ」かな。
ラトリエモトゾーの限定パフェ「リスのパフェ」、すっごく可愛いし美味しそうだし栗も補充できるし・・なんだけど、いつ終了するかがわからない。うかうかしていると機会を逃してしまうかも・・と思い、今日はそれに賭けてみることに。
・・ということで、久しぶりのラトリエモトゾー、開店前に到着しました。
ラトリエモトゾー、開店は12時なのですが、自分開店前に行ったらすでに数組先客がいて。
うわー、大人気なんですねー。
しばらくして開店。
自分は、パフェとケーキをイートインで。
まず先にケーキが届きました。
久しぶりだったので、食べたいケーキいっぱいあったのですが、今回はこんな感じで。
ラトリエモトゾーのケーキ、まずは、この時期の名物、モンテビアンコジャッポネーゼ。
これはもう、ソルレヴァンテ時代からの名物。
和栗のモンブランとしてはずせない名品ですね。
断面。
こちらのイタリアンでジャポネーゼなモンブラン、和栗のクリームはホクホクかつ甘さがかなり強め。
なので、上にたっぷり盛られた生クリームとのバランスがちゃんと取られていて、やっぱり美味しいんですねー。
下に敷かれているのはおせんべ?かと思うぐらい薄いシュクセ生地。以前食べたときの記事を見比べてみたのですが、やっぱり薄くなっている。かなり水分を吸ってはいたけど、カリッと感は多少残っている。
次に、デリツィアアルリモーネ。
切ってみました。
このケーキ、表面のとろりとしたレモンのクリームが甘酸っぱくて美味しい。
中のスポンジはしっとり、挟まれたクリームもレモン風味かな。
シンプルでさわやかな美味しさ。
そして、これは前にも食べたけど・・のメリンガコンフルッタ。
イタリアンのムラングシャンティですね。
断面はこんな。
焼きメレンゲはしっかり火を通してあって、サクッとしてホロッとしたごく軽い食感。
そこにフルーツがてんこ盛りで、シンプルなムラシャンよりもさらに華やかに。
大きさもかなりあるので、満足度高いです。
そして、ズッパイングレーゼ。古典的なドルチェですね。
ラトリエモトゾースタイルは、こんな。
スプーンですくってみます。
この、逆円錐形の器に入ったドルチェは、カスタードクリームがトロッというよりドロドロに濃厚。
チョコクリームも同様にドロドロ。
甘さも強烈で、ズシッときます。
ズッパイングレーゼでおきまりのアルケルメスは、側面の赤いフィンガービスケットに染み込ませてあるようで、食べていくとふわっと独特のアルコールの香りが。
かなり独特のズッパイングレーゼですね。これが本場スタイルなのか・・・?
さてさて、そしてやって来ました!「リスのパフェ」です!
これ!可愛い!可愛い!
画像で見たときから惚れてましたが、実物は本当に可愛い。
半割の栗で耳とか、天才すぎだろ・・
もちろん、コッパの名手藤田シェフ、単に見掛け倒しではありませんよ!
構成も完璧。
中を覗き込むと、こんな感じですよ。
リスの耳は栗の渋皮煮、頭はマロンクリーム、で、顔は紅茶のアイスなのです。
そして、その下にはさっぱりとしたクッキークリームのアイス、そしてチョコガナッシュ、カシスとブルーベリーが中心かな?赤い実のソース、一番下にフィヤンティーヌ・・と、凝りに凝った構成。
どのパーツも素晴らしく美味しい!
尻尾に見立てたクッキーまで美味しい!
実は自分、ラトリエモトゾーでコッパ食べるの、はじめてなんです。
なかなかタイミングが合わなくて・・
でも、ソルレヴァンテ時代から惚れ込んでいた藤田シェフのコッパ、久々に出会えて、それがこんな素敵なもので、もう嬉しくて嬉しくて。
モンテビアンコジャッポネーゼも食べられたし、思いっきり栗拾いできましたね!
もう、だいぶ満足しましたが、せっかく池尻大橋まで来たからには・・
ということで、来ちゃいました用賀まで。
リョウラのショーケース、すっかり秋色に染まってましたね。
栗のケーキがたくさん、あとはぶどうのケーキがたくさん。
特に、ヴェリーヌが「シャインマスカット+アーモンドミルク」のヴェリーヌと「ナガノパープル+アーモンドミルク」のヴェリーヌが一対をなしていて、両方美味しそう!となって悩ましく。
あと、モンブランもあったのですが、解説文に「2種類のマロンクリームを使って」云々あったのでスタッフさんに聞いたところ、今のは洋栗メインで和栗を少しの配合なのだそう。そして、来週頃には和栗メインのモンブランも出すので、インスタ要チェック!だそうです。
リョウラのケーキは夜ご飯ですね。
まず最初は、ぶどうのヴェリーヌ。マティエールからです。
こちらは、ナガノパープルを中心としたヴェリーヌ。シャインマスカットも悩んだのですが、こっちをチョイス。
スプーンですくってみます。
こちらのヴェリーヌは、たっぷりのナガノパープルをメインとして、ミントやタイベリーのジュレ、アーモンドミルクのムースやバニラクリームを重ねたもの。
ぶどうが味濃くて美味しい!特に皮の周囲が甘くてすごく美味しい!ジュレはごくごくさっぱりと、アーモンドミルクは杏仁豆腐っぽいですね。
全体として、ぶどうの美味しさを生かしながらさっぱりとした、でも印象にしっかりと残るヴェリーヌになってます。すごく美味しい。
次もヴェリーヌです。サヴール。
こちらのヴェリーヌは、ぐっと秋色の構成です。
スプーンですくってみます。
こちらは、栗のコンフィと洋梨のジュレを中心に、オレンジジュレやキャラメルムース、黒糖などを重ねたヴェリーヌ。
中でも洋梨のジュレがすりおろした洋梨の香りと舌触りが強く感じられて、味の中心になっている。そこに、洋梨と相性のいいキャラメルが加わり、さらに栗の甘さがアクセントとなって、ヴェリーヌならではのテクスチャーを生かしつつもこっくりとした秋らしい美味しさに。
そして、モンブラン。
断面は・・
こちらのモンブランは、前述のように、洋栗をメインとしたマロンクリーム、生クリーム、メレンゲという、ごくオーソドックスな構成。
なんだけど、このマロンクリーム、ほっくり感といい、香りのよさといい、かなり和栗を感じさせる。
ほんとにちょっとしか入ってないのか?と思うぐらい、和栗の美味しさが強く感じられる。
和栗と洋栗のいいとこどりな美味しさですね。
メレンゲはシュワッと溶ける軽さで、水分はほとんど吸ってないです。
これは、秋のうちにもう一度行って、和栗全開のモンブランと食べ比べてみたい・・
最後も栗です。ミルフィーユマロンアブリコ。
なんか、外見的には即興的に作ったようにも見えますが・・
切ってみました。
このケーキは、名前の通り、ミルフィーユとモンブランのハイブリッドなケーキ。
その上さらにアプリコットも加わって、非常にゴージャスな展開。
でも、そうなると、ちょっと賑やかすぎることになるんじゃ?とも思ったのですが、
食べてみると、菅又シェフお得意のミルフィーユのパイの香ばしさ、そこに加わったマロンクリームの重さが、もたっとした味わいになっているのですが、そこにパッションを加えたアプリコットの強い酸味が加わることで、味にメリハリがついて、とても食べやすくなってる。アプリコット独特のエグみはパッションが絶妙にマスキングしているし。
期間限定っぽさはありますが、今の季節の美味しさとして、なかなか楽しいのではないでしょうか。
・・・ということで、今回は池尻大橋→用賀で、いっぱい栗を拾いました。
やっぱり藤田シェフのコッパは最高!もっと頻繁に来て限定のをいっぱい食べたいと改めて。
でも、田園都市線のつながりでいくと、池尻大橋・用賀もいいけど、もう少し先の、たまプラーザ、江田、中央林間あたりも呼んでいるなー・・と。
栗拾い、まだまだ続きますよ。