今年の秋も、順調に栗拾い進んでいます。
まだ行かれてないお店もいっぱいありますが、クリアしたお店もそこそこ。
そして、今日はかねてから懸案だった、有名モンブランを食べに行きますよー。
数年前からずっと食べたいと思ってたモンブラン、それは、パリセヴェイユのイートイン限定のモンブラン。
以前から「モンブラン好きでもあそこのモンブラン食べてなかったらモグリだよねー」と言われていて、絶対食べたい!と思ってたのですが、土日限定、提供時期短い、予約しないと売り切れの可能性大、と、ハードルがおそろしく高く、まだ食べることに成功していなかったのですね。
いつかは・・と思ってたのですが、ついに今年、思い立って、電話かけましたよ。木曜日の朝10時。
というのも、先週、金曜日の夕方に電話かけたらもうすでに予約枠は埋まってますということで。ならば、と、予約開始の木曜日の朝イチで電話をかけた次第。ようやく予約取れましたよ。
これで悲願のパリセヴェモンブラン、食べることが出来ます!
ワクワクしながら、10時半頃にお店に到着。
店内満席でした。まあ予想されていました。なので、順番を待って、モンブラン提供開始の11時まではケーキを食べて過ごそうという計画。
食べるケーキはあらかじめ店員さんに伝えて、席が空いたので座ります。
まずは、オーダーした紅茶とケーキがやってきました。
今回食べるケーキはこの3種類。
いずれも秋らしいケーキですね。
まずは、ポワール・ベルガモット。
きれいなケーキですねー!
切ってみました。
これは、洋梨を中心としたタルト。
洋梨の果肉を残したコンポートとジュレにベルガモットを足して、さわやかな酸味がある美味しい上部に、ざっくりとした固めのタルト生地。 中のダマンドはねちっとした食感です。
上部のジュレとコンポートは、やや酸味が強め。さっぱりとしてます。下はやや重めながら、全体としてはごく軽やか。美味しい秋のタルトです。
次に、グートゥ・ドール。
ツルンとしたドーム型です。
断面はこんな。
先程のタルトが洋梨なら、こちらはりんごが主役。
やはりりんごの果肉コンポートとジュレを表面に、中もりんごを使ったムースです。
りんごのジュレがさっぱりとしていて、でも風味はしっかりで、美味しいです。
そして、わずかな苦味は、カルバドスかな?この苦味がほんのりするのが、細かい工夫で、風味の豊かさが楽しめる。
こちらもとてもさっぱりとしたケーキですが、りんごの美味しさが凝縮されている。
そして、シューパリジェンヌ。
こちらのシュー、以前にも食べてますが、先日テレビでシュークリームの関東ランキング・ベスト10を放送していて、その中では2店が取材NGだったのですが、その2店はどこだろう?という話題の中で、パリセヴェかも?という説が出ていたので、改めて食べてみることに。
切ってみました。
水分の抜けきった、さっくりさっくりしたシュー皮の軽快な食感に、バニラたっぷりのぽってりカスタードがぎゅうぎゅうに詰まったシュークリーム。
皮がすごく美味しいし、カスタードのバニラが、パリセヴェのバニラって、独特の薫香がありますよね。ガトーヴァニーユなんか究極ですが、このシューも独特のむせかえるような香りが強い。
シュークリームとしてはやや高めの値段ですが、納得の美味しさ。確かにランキング入ってた可能性もありますね!
そんなこんなで、ケーキ3個を食べて、いよいよモンブラン、ドキドキですよ!
来ました!
おー!これが!
見た感じ普通のモンブランっぽいですが、かなり大きめです。
切ってみました。
さて、食べてみたのですが・・・
おー、たしかにこれは、美味しいですね。
マロンクリームは、和栗と洋栗の中間ぐらい。栗の香ばしさは十分出ていて、ほっくり感はやや弱め。かわりにバニラとラム酒の香り付けが強めに香ります。甘さはやや物足りないかな?とも思うのですが、量があるので、食べ進めていくと甘さはちゃんと計算されています。
生クリームは甘さ控えめでミルキー、そして、メレンゲはさすがに出来たてだけあってさくっしゅわっとした軽やかなもの。
全体として見ると、いちばん似てるのがエーグルドゥースのトルシュオーマロン。マロンクリームのバニラの効かせ方が近いものを感じさせます。和栗と洋栗の中間的な風味も似てる。
なるほど、これで700円なら、お値打ち感かなりありますね。確かに人気なのもよくわかる。
これは、言うようにモンブラン好きなら食べておくべき逸品でしょうね。
個人的な好みを言えば、このモンブランを食べて、美味しいと思ったのと同時に、ラブリコチエのモンブランの凄みについて改めて考えをめぐらしました。今年はまだ食べてないので、早く食べたくなりましたね。
・・・ということで、念願かなって、パリセヴェのモンブラン、食べました。
ほおうーっとしながら、家に帰る・・のではなく、大井町線に乗って、次の駅、緑が丘へ。
次に向かったのが、こちら。
はい、緑が丘のパティスリー、ヌメロサンクパリですね。
実はヌメロサンクパリ、ずっと行く予定立てていて、というのも、自分、ヌメロサンクパリのマチューパンソンシェフが以前募集していたクラウドファンディング
www.makuake.com
に応募していて、
・ケーキ2個+ドリンク1杯無料
の権利を持っていたのです。
これを、今回のタイミングで行使しよう、という目論見で。
あと、パフェも食べたいし。
お店に入って、メニューを見ます。
今月のケーキメニューはこちら。
どれも魅力的ですが、今回は「レア」と「ショコラエスプレッソ」を選択。
パフェは、モンブランをお願いしました。
まずは、クラウドファンディングの特典、ケーキ2個と紅茶です!
最初に、レアというケーキを食べますよー。
きれいなケーキです!
断面はこんな。
こちらのケーキ、メニューにもあったように、ベルガモットのムース、いちじくのコンポート、くるみのスポンジ(ダクワーズ?)という構成。
これが、素晴らしく美味しくて!
ベルガモットの酸味から、いちじくのねっとりした甘さと濃さ、刻んだくるみの渋み・・
特にいちじくがねとっとして甘くて風味豊かで、すごくいい。
構成も非常によく、ストーリー性があって、とっても美味しいです。
そして、ショコラエスプレッソ。
これもきれいなケーキですね!
断面はこちら。
こちらのケーキは、チョコのほろ苦さに、エスプレッソの強い苦味、ビターな風味の2段重ね。
かなり大人な味わいです。
でも、甘さはしっかりなので食べにくいということもなく、苦いけれどまとまりはいいし、上の生クリームも助けになっていて、アダルティな美味しさ。
これもすごく好きです。
さてさて、そしてこちらは有料、モンブランパフェですよ!
ヌメロサンクのパフェ、ほんといいですよね!
好きなんです。パティスリーのパフェ、という感じだし、でもそんなに行列とかないので気軽に食べられるし。
上から見てみました。
おー、きれいきれい。
このパフェ、まずは生クリーム多めのとろっとしたマロンクリーム。ラム酒も軽く効かせてあって、クラシカルな美味しさ。
そして、その下のカシスのアイスが、酸味強烈!果実味も素晴らしく、目の覚めるような美味しさ。
モンブランの定番、マロン+カシスが、パフェならではの邂逅を果たしていて、すごく美味しい。
その下は、マロングラッセ、マロングラッセのアイス、カシスの粒、と、より味わいの濃さを増した組み合わせ。一番下は少し塩気のあるシュトロイゼル。
まあ、有り体に言って、美味しいです。すごく。
やっぱりアイスが入ったりすると、モンブランも全然違いますね。パフェならでは。
特にマロンクリームとカシスアイスの組み合わせは強烈。
いやー、食べてよかった。
帰りにパンソンシェフにお礼言って、今回はタダでケーキ食べたので、次回はちゃんとお金払って食べに来ますね!と言っておきました。
ということで、今日も順調に栗拾い。
念願の栗も拾えて、とても有意義でした。
さーて、次は、いよいよ京都の栗を拾いに行きますかねー。
楽しみだ!