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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


話題のラトリエヒロワキサカの3種類のモンブラン食べ比べてみました!

自分には妹がいるのですが、妹は自分と違ってまっとうな生活をしていて、まあ、えらいわけですが、
先日武蔵小杉に引っ越したんですよね。
武蔵小杉って、あれでしょ?通勤時間の駅がヤバイことになっている、あの武蔵小杉でしょ?
どうなのよ?と聞いたら、
引っ越した当初はなんにもなくて・・ということだったのですが、
ここのところものすごい勢いで様々なお店が出来てきているらしく。
そりゃ、それだけ人いっぱいいれば、勝機ありだからお店出来ますよね。

そんな雨後の筍のように出来ているお店の中に、パティスリーもあって、
ラトリエヒロワキサカというお店、妹からは開店前から、なんかできるらしいよーとは聞いていて、
でも、そんなに期待できないんじゃないのー?とか言ってたのですが、
なんかオープン直後から大人気らしく。
おや、まあ。
スイーツ好きの人も数多く武蔵小杉に馳せ参じているみたい。

ラトリエヒロワキサカ、中でも話題なのが、秋に発売したモンブラン。
なんでも3種類あるのだとか。
その3種類を食べ比べたポストがインスタなんかに上がってまして。
自分的にもちょっと気になる気になる。

そうこうしてたら、なんか妹、新宿に用事があるとかで、
ついでに四谷寄ってくれる、ということで。
じゃあ、モンブラン3種類買ってきて!
とお願いして、買ってきてもらいました。
ありがたや。

ということで、こちらがラトリエヒロワキサカのモンブラン3種です!
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それでは、ひとつひとつ食べ比べてみますよー。
まずは、和平栗のモンブラン。
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断面はこちら。
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こちらの和栗のモンブラン、栗の香りが繊細ですねー。テクスチャはふわっとしてる。
中の一粒栗も甘露煮かな?丁寧な仕事。
メレンゲはガリッと固めに焼かれていて、これはもうちょっとシュワッとしてたほうがいいかも。
でも、かなり美味しい和栗モンブランです。栗の持つポテンシャルを生かした作り。


次に、2品目、モンブランシトロン。
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断面。
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こちらは、軽めのマロンクリームにねちょっとしたメレンゲ、中にレモンのコンフィ。
レモンがかなりしっかり香って、でも酸味はそんなになくて、皮のさわやかな香りが。
栗とのバランスは、かなり栗の主張を弱めにしてレモンに合わせている感じですね。なので、モンブランそのものとしての強さは薄いけど、変化球モンブランとしてはよく出来ていると思います。
どうやら妹の話では、このモンブランシトロンが一番人気みたい。なるほど。


そして、3品目は栗のタルト。
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断面。
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こちらの一粒栗は渋皮煮の模様。
こちらの味の組み合わせは、マロンクリームにラム酒、そしてバニラの香りが強め、タルトのバターの香りもしっかりなので、かなり濃厚な味わい。これもオーソドックスだけど味のバランスはしっかり取ってきている印象。美味しいです。


ということで、モンブラン3種の断面揃い踏み。
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この3種、それぞれしっかりとした個性があって、それぞれに必然性があるのがいいですね。
単にいっぱい作りました、ではないところが好感。
どれも美味しかったけど、モンブランシトロンは栗は弱めだけどケーキとして面白かったです。


ケーキ箱には、モンブラン以外にもケーキが入ってて、こちらがセンチュールというケーキらしい。
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赤いグラサージュが美しいですよね。
断面はこちら。
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こちらのケーキは、シンプルなショコラフランボワーズ。
チョコのムースは、舌触りなめらか。味は適度にビターで、やや大人向けかな?
ラズベリーは過不足ない効かせ方で、驚きはないけど、手堅い美味しさ。
なにしろ美しいですよね。


最後は、タルトバナーヌショコラ。
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断面。
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これは、ザクザクのタルト生地の中にチョコとバナナ、上はやはりバナナのムースですね。
バナナ、かなりうまく処理してあって、エグミはないけどバナナ独特の甘さはちゃんと感じられる。
食感も、上のムースはとろとろ、下のタルトは固め、とメリハリがあって面白い。
あと、ちょっと塩気があるのは、タルト生地ではなくて側面についてる粒粒・・これは何?粟とかのパフ?ちょっとわからないのですが、これがアクセントになっていて、飽きさせない工夫もしっかり。
なかなか美味しいです。


ということでラトリエヒロワキサカ、予想以上の実力ですね。
武蔵小杉まで遠征するのはちょっと大変かなーと思っていたので、食べることが出来たのは本当にありがたかったです。
このレベルのパティスリーが近所にあるのは、かなり恵まれていますね。
武蔵小杉、これからもどんどん新しい施設やお店が出来るみたいで、住みやすい街になっていくみたいですね。今度は自分が妹のお家に訪問しようかなーなんて思ってます。