いやー・・・
お恥ずかしいことに、パリから帰ってきてすぐ、ちょっとした風邪?的なものに羅患しまして・・・
症状は軽いのですが、調子の悪さは否めず・・鼻腔の奥が腫れてて、咳と鼻水が・・
そんなわけで、間があいてしまいました。
新宿伊勢丹のマ・パティスリー、行こうと思えばクグラパンも行かれたのですが、調子悪いのに無理しても・・ということでクグラパンは回避。
そうこうしているうちに、次の出店、ラトリエ・ヒロワキサカになりました。
これはぜひ行きたい!と思ってて。
でも、おととい昨日と体調万全ではなかったので辛抱。
今日は、だいぶ良くなったので、いざ!行ってきました。
ヒロワキサカ、お店は武蔵小杉にあります。
武蔵小杉、自分の妹が住んでいるので、以前モンブランを3種類持ってきてもらったことがあります。
www.nyao.club
今から半年前ですね。
それから半年でマパテ出店だから、出世ですよねー。
すごい。
マパテの中、ショーケースはモンブランの中「栗のタルト」から、伊勢丹限定のケーキ、そしてちょっと変わったスタイルのショートケーキまで賑やかに揃っていました。
焼きとしてはガトーブルトンがキャラメルサレとフリュイルージュ、フィナンシェが2種類、あとウィークエンドシトロンがありました。
フィナンシェなんて、同じ伊勢丹なら、テレビで取り上げられたお店に行列するんじゃなくてこっちで買えばいいのに。
とか思いながら、ウィークエンドも購入。
帰ってきました。
ラトリエ・ヒロワキサカのケーキ、まずは軽めから。
ミエルシトロンです。
はちみつが下にたれてる。シズル感すごい。
断面はこんな。
このケーキ、上のムースはナッツ&フルーツ&はちみつの、ふんわり甘いヌガーのムース。
ナッツのカリカリとムースの柔らかさの対比がいいです。
下には、レモンクリームが、かなり強い酸味。
タルトシトロン的な酸っぱさです。
濃いめのはちみつと強めのレモンの酸味、とても合ってる。
昔人気だったドリンク「はちみつレモン」は、マイルドなはちみつとレモンの味わいだったけど、こちらは単なるはちみつレモンの鉄板味、以上のものになっている。
しっかりと主張していて、美味しいです。
次に、これも軽めかな?催事限定のケーキ、パルファンローズです。
このケーキ、白とオレンジ色が基調ですが、ピンクのルビーチョコがばらの花びらのよう。
味の方も、ばらとあんずの組み合わせ。
ばらにラズベリーはよくある組み合わせだけど、あんずを重ねるのは珍しいかも。
どんな味なんだろう?と思って食べてみました。
ほー!
上のムースはばらの香りがしっかり。
あと、フロマージュブランかな?ヨーグルトのようなチーズのような乳の酸味が。
そこに、あんずの酸味と香りが。
なるほど、ばらとあんずをチーズがつないでる、そんな感じ。
面白い。ユニークだし、美味しいです。
完璧なマリアージュになっているか?というのはなんとも言えないけど、よくできています。美味しい。
そして、グリオットピスターシュ!
チェリーとピスタチオの組み合わせは大好物!
ですが、このケーキ、ちょっとすごいな・・
ピスタチオのクリームとスポンジ、チェリー、そして薄くチョコ、一番下にはフィヤンティーヌ。
一体何層重ねてるだろ?10層以上ありそう・・
これだけ重ねていることの効果としては、
チェリーの酸味とピスタチオのまったりとした味わい、
一見相反する要素で、これのコントラストを追求する場合もあるけれど、
ここでは、丁寧に層を重ねることで、とても味馴染みがいい。
一体感が生まれている。
そして、チョコが意外と前に出ていて、チェリー、チョコ、ピスタチオの豊かなハーモニー。
これだけ重ねたからこそ、渾然一体となってハモってる。
美味しいです!
そして、ネグレスコキャラメル。
茶色いですねー。
このケーキは、ヘーゼルナッツとキャラメルの組み合わせ。
食べてみると、自家製ヘーゼルナッツの香りがむせかえるよう!
圧倒的な香ばしさとナッツ感。
ややざらっとした粗い舌触り。
そこに、キャラメルのほろ苦さが。
甘くて香ばしくて苦い。
いいですね、すごくいい。
濃厚で強いインパクトです。
そんなわけで、ヒロワキサカのケーキ、4つ食べてみました。
美味しかった!
どれも、かなり凝った作りですが、それを感じさせないさりげなさがありますね。
あと、ウィークエンドシトロン。
かわいい!
切ってみました。
甘いグラスアローの中はしっとりしとしとの生地。
そして、めっちゃ酸っぱい!
ウィークエンドでもあり、ケークシトロンでもある、という感じかな。
さわやかで美味しいです。
人口が急増している武蔵小杉の星、ラトリエ・ヒロワキサカ、
これからもこのクオリティを維持してほしい!
人気が出たから業務拡大・・とかはあんまりしてほしくないかもですねー個人的には。