Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

拙著「ケーキツアー入門」好評発売中!

ケーキツアー入門: おいしいケーキ食べ歩きのススメ

Kindle版
¥1,728から
(2018/4/27 00:00時点)


おしごと依頼等はnyaofunhouse★gmail.com(★→@)まで


アマイタマシイKindle

甘魂者の聖典!「アマイタマシイ」Kindle版好評発売中!!詳細は画像をクリック!
紙媒体でも復刊ドットコムから発売決定!
→復刊ドットコムのページ

長見良の魔法世界

Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
長見良の魔法世界を応援します!
「ファンタジウム・パーフェクトエディション」電子書籍で配信開始!

ファンタジウム(1)【Kindle版】

おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


アンヴデットの甘ーい幸せケーキ!

新宿伊勢丹マ・パティスリー、7月攻勢の最後は、清澄白河アンヴデットです!
アンヴデット、自分行きましたが
www.nyao.club
清澄白河という場所は、やっぱりちょっと行くのに大変だった印象が。まさにケーキツアーでしたね。
なので、マパテに来てくれるのは嬉しい。
夏のケーキがどんなのかも気になるところだし。



新宿伊勢丹開店の10時半、だいたいいつもマパテに直行するのは自分含めて1~2人なのですが、今日は、5人ぐらいマパテに一直線でしたね。
アンヴデット、人気店なんですねー。というか、マパテ住人のアンテナの高さがすごいのか。


アンヴデットのケーキ、夏らしくヴェリーヌが4種類ほどありました。ケーキは比較的シンプルなものが多かった。
あと、ショーケースの向かいにクロワッサン売ってます。3種類ありました。紫、赤、黄色。
その中から2つをチョイス。買ってきました。


アンヴデットのケーキ、こんな感じです。
f:id:nyaofunhouse:20170727111114j:plain

まずはヴェリーヌからいくことに、
最初はココアナナ。
f:id:nyaofunhouse:20170727114205j:plain
名前からも、上に載ったパイナップルからも、ある程度味は想像できますね。
スプーンですくってみました。
f:id:nyaofunhouse:20170727114421j:plain
このヴェリーヌは、名前の通りココナッツ+パイナップルのヴェリーヌ。
完熟のパイナップルは、舌への刺激はまったくなく、すごく甘くて美味しい。
そして、中のクリームは、ココナッツ風味のカスタード。
このクリーム、かなり甘いです。
トロピカルな甘さ。南国感いっぱいです!
そして、甘々なココナッツパイナップルに、たっぷりのクランブルが、わずかに塩気があって、味を引き締めている。
甘さはかなり強いですが、美味しい夏らしいヴェリーヌです。


次もヴェリーヌ。グラシュです。
f:id:nyaofunhouse:20170727115044j:plain
スプーンですくってみました。
f:id:nyaofunhouse:20170727115219j:plain
このヴェリーヌは、上がトンカ豆風味のホワイトチョコムース、下がチェリーのシロップ漬けのサバラン。
かなりチャレンジングな組み合わせです。
先日、トンカ豆とホワイトチョコは合わないんじゃ・・と書きましたが、ここでは、ホワイトチョコの甘さと濃度を目一杯あげることで、トンカ豆のアクの強さをねじ伏せる・・というか、包み込んでいる。
そして、下のサバランは、チェリーの甘酸っぱさに、赤ワインのような香気がある。これもアルコールこそあまり感じないものの、かなり濃い味になっている。
このように、全体をかなり濃い目にチューニングすることで、それぞれの素材の個性の凸凹をきれいにならしている。トンカ豆の強い香りも、うまく全体の中に溶け込んでいます。
やっぱり、やるからにはここまでやらないとダメですよね。
こちらのヴェリーヌも、むせ返るような濃厚ヴェリーヌでした。


次に、ベルガモを。
f:id:nyaofunhouse:20170727120037j:plain
レモンケーキみたいですね。
断面。
f:id:nyaofunhouse:20170727120220j:plain
このケーキは、ホワイトチョコのムース、ベルガモットかな?のジュレ、下にアールグレイのスポンジ、という構成。
表面のホワイトチョコムースはまったりとした、やはり甘めの味わい。
それに対して、中のジュレは、キュンとした酸っぱさで、味の強弱が心地良い。
最後に紅茶がふんわりと香って、甘い中にもさっぱりとした美味しさが。


シューヌガー。
f:id:nyaofunhouse:20170727120653j:plain
断面。
f:id:nyaofunhouse:20170727120806j:plain
これは、断面図の通り、上に生クリーム、下にカスタードクリームの2層構造のシュークリーム。
さっくり焼かれたシュー皮が美味しい。2層の間にアーモンドプラリネが入っていて、甘さとカリッとした食感をプラス。
でも、ヌガーは・・?ちょっとそのあたりわからなかったです。ごめんなさい。
美味しいシュークリームですよー。


そして、サンマルクピスターシュ。
f:id:nyaofunhouse:20170727121313j:plain
これは、サンマルクのバニラムースをピスタチオに代え、下に一筋ラズベリーのジュレが。
このサンマルク、一番上のキャラメリゼスポンジが固くて、厚くて、ジャリジャリで、甘くて、存在感がある。
やっぱりサンマルクの要諦は一番上の層ですよねー。
ピスタチオはそこまで濃くはなく、突出した部分はないです。ラズベリーのジュレも、酸味よりもフルーティな香りがたつ。
サンマルクの大胆な冒険、というよりは、適度なアレンジといった印象。
サプライズはそれほどですが、ジャリジャリ好きには好評なのではないかと。


そして、ケーキ最後はタルトリュバーブプラム。
f:id:nyaofunhouse:20170727121832j:plain
切ってみました。
f:id:nyaofunhouse:20170727122015j:plain
このタルトは、香りよく焼かれたタルト生地に、ふんわり甘いメレンゲと、酸味系のタルトとして申し分ないんだけど、フルーツの量がちょっと少ない。
リュバーブもプラムも、あれ?という感じ。
もっとギュイーンと酸っぱいのを期待していただけに、ちょっと肩透かし。
タルトとしてはすごく美味しいので、そこが残念。もっと酸っぱがりたかった!



ということで、アンヴデットのケーキ、6個食べました。
ヴェリーヌに特に顕著だったのですが、かなり甘めに味を作ってきている印象があります。
それは、甘ったるいというネガティブなものではなく、甘ーい世界、パラダイス的な美味しさ。
ちゃんとバランスは考えられているので、単にベタベタとした甘さではないので、その点は安心を。
こういう甘さの強めなケーキは、自分は大好きなので、大歓迎です。


そして、クロワッサン。
f:id:nyaofunhouse:20170727122510j:plain
手前のが「クロワッサンヴィオレ」。カシスのクロワッサン。
奥のが「クロワッサンルージュ」。ラズベリーのクロワッサン。
まずはヴィオレを切ってみます。
f:id:nyaofunhouse:20170727133706j:plain
おー!フリーズドライのカシスのトッピングだけでなく、中にもカシスのジャムが。
このタイプのクロワッサンは珍しいかもですね。
食べてみました。
まず、クロワッサン自体がとても美味しい。サクサクで、バター感もしっかり。ちょっと塩気。
それが、中のカシスジャムとよく合っている。
まあ、クロワッサンにジャムを塗るのは普通だから、間違いないですよね。
ルージュも切ってみました。
f:id:nyaofunhouse:20170727134034j:plain
こちらも基本は同じ。ジャムがラズベリーになったというだけで、大きな違いはありません。
こちらも間違いのない美味しさです。


それにしても、アンヴデット、こんな人気店に成長していたとは。ビックリですね。
今回のケーキ、それにふさわしい美味しさだったと思います。
甘々体験をしたければ、ぜひ行ってみて下さい!