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Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

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清澄白河~水天宮ケーキツアー

クリスマス前の日曜日、ケーキを買うのはどこにしようか?
かなり迷いました。

新規開拓をするか?
なじみのお店で限定ケーキがあるか見に行くか?

で、結局、悩んだ末に今回は新規オープン店に行くことに。
この秋~冬もたくさんのパティスリーがオープンしましたが、
自分としては期待大だったのが、清澄白河に開店した「アンヴデット」。

実は、ここのケーキは、ケーキショーで一個食べてるんですよね。
www.nyao.club
この時点ではまだ開店前だったのですが、オープンしたら行こうと思っていて。

そんなわけで、清澄白河へ行ってきました。

こちらがアンヴデットのお店になります。
f:id:nyaofunhouse:20161218125720j:plain

アンヴデット、すごくいいお店!
ショーケースには色とりどりのケーキがズラッと並んでるし、パンもたくさん。
そしてヘキセンハウスも売ってました。
シュトーレンや焼き菓子も。
厨房も広いみたいだし、かなり幅広いアイテムがラインナップされている、本格的なパティスリーでした。

そんな、居並ぶケーキの中から悩んでいくつか購入。

アンヴデットのお店のそばには、「ブリオシュ+ジェラート」のお店「ブリジェラ」なんてのも。
f:id:nyaofunhouse:20161218130827j:plain
今度機会があったら食べてみたいなー


ということで、アンヴデットのケーキを持って帰ろうとしたのですが、
清澄白河って、水天宮から1駅なんですね。
水天宮、寄ってくか。

水天宮駅前といえばオクシタニアル。
久しぶりに訪れました。
f:id:nyaofunhouse:20161218133304j:plain


オクシタニアル、店内のショーケースを見ると、ケーキの種類がちょっと少ない。
クリスマス前だからか、日曜日だからか、わかりませんが、やや拍子抜け。
でも、それでも美味しそうなケーキもいくつかあったので、それらを購入。
今度こそ帰ってきました。



それでは、まずはアンヴデットのケーキからいただいてみます。

最初に、置いてあって嬉しかったムラングシャンティ。
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断面図。
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ここのムラングシャンティは、オーソドックスな中にも工夫がされていて、
焼きメレンゲはさっくさくで軽い食感、クリームはいい意味で乳臭くて甘さ控えめで、甘いメレンゲとよく合ってる。
特筆すべきは上に載っているキルシュ漬けのカシス。これがたった2粒なんだけど、ものすごく効いている。
メレンゲとクリームがやや重めの感触なのに対して、このカシスと砂糖がけのくるみが、飽きずに食べられる絶妙なアクセントになっている。
うーむ、ムラングシャンティも最近はここまでやるんですねー。感動。

次に、これも定番と言えるシブースト。シブースト・オ・ポムです。
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断面。
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このシブーストは、上がシブーストクリーム、タルトの中にはりんごとあんずのコンフィが。
シブーストクリームは、ちょっとバニラ効かせすぎなんじゃ?と思うほどこってりバニラ味。
そのこってり感に対して、下のコンフィはかなり酸味が強い。
なので、合わせて食べるとちょうどいいんですね。ダイナミックレンジが広い。
これも、シブーストだけだと食べ飽きやすいのを、うまく飽きずに食べられるように誘導しています。
工夫が素晴らしい。

モンブランはこんなでした。
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このモンブランは、台がガトーバスク、そしてメレンゲはトップに載っている、レザネフォールに似た構成。
マロンクリームは適度に濃厚だけど、全体としてはかなり軽めの構成になっています。
大きさもやや小さめなので、若干の物足りなさも。
美味しいんですけどね。

次に、店名を冠したケーキ「アンヴデット」です。
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かなり気合の入ったフォルムですねー。
切ってみます。
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店名を冠しているだけあって、自信のケーキだと思われますが、果たして・・

これは、かなりすごいです!
とても複雑な味が飛び込んできました。
メインとなっているのはミルクチョコのムースとラムレーズン。
チョコとラムレーズンはよく合いますからね。すごく美味しい。
でも、その後に様々な味が加わってくる。
それはホワイトチョコだったり、プラリネだったり、フィナンシェっぽい生地だったり。
食感も複雑多岐にわたっていて、とろりとしたムース、サクサク・しっとり生地、ラムレーズンのくにゅっとした食感などなど・・・
でも、これだけ複雑な味と食感なのに、統一感が取れてるんですね。
それがすごい。
只者ではないケーキでした。

次に、これもスペシャリテらしい、ミステールです。
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大胆なフォルムです。
断面。
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このケーキは、ストーリー性を感じる美味しさ。
まず最初にライムのほのかな酸味が感じられて、次に全体を覆うチョコレートのほろ苦さが伝わって、最後にピリリと胡椒の辛さがくる。
実に計算が行き届いたケーキになっています。
これも、酸味→苦味→辛味と、複雑な味の展開を見せるのに、全体がバラバラになっていない。
一本の軸を持った物語が紡がれているんですね。
これも感服しました。

最後に、グラスを。ヴァンエピスです。
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スプーンですくってみます・・・
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このヴェリーヌも素晴らしいですね!
チョコレートの香り、スパイスの香り、ワイン漬けドライフルーツの香り・・・香りの三重奏。
かなり通好みかもしれません。スパイスもしっかり、ワインもしっかりなので、子供向きではない。
でも、大人ならこの美味しさがわかると思います。
特に冬に美味しいヴェリーヌですね。ヴェリーヌは夏のイメージ、を覆される、今の季節のヴェリーヌでした。


ということで、アンヴデットのケーキ、とても楽しみながら食べました。
森シェフの作り出すケーキは、ベースとなっている技量の高さを生かしながら、大胆な味の冒険を行っているものが多かった印象ですね。
そして、こうした凝ったケーキは、ともすれば、頭でっかちの食べにくい味になりがちなのですが、アンヴデットのケーキは、複雑な味わいでも軸がぶれてない。だから安心して冒険を楽しむことが出来る。
これはなかなかできることじゃないですよ。

アンヴデット、クオリティすごく高いです。
清澄白河はちょっと遠いけど、行く価値あるお店です。


そして、オクシタニアルのケーキも。
まずは、いちごのケーキ「フラゴラ」から。
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かわいい!ちょっと毒々しいけど、それも含めてかわいい!
断面。
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このケーキは、見かけを裏切らないというか、素直に美味しいいちごミルク味。
もちろんレベルは高いですが、子供が食べても素直に美味しいと感じられる味になっています。

次に、オーロラを。
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断面。
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断面、やっぱりすごいですねー。
オクシタニアルのケーキはほとんどが薄い円盤型をしているのですが、
このケーキも薄い中に何層も味を重ねていて、驚嘆ですよ。
で、このケーキの味は、ミルクチョコのムースがメインとなっています。
洋梨のジュレは、ある程度は感じられるのですが、やっぱり層が薄いだけに、ほのかに感じる程度。
まあ、一口で全体を味わえる、一体感のある味わいはこのお店ならではですね。

そして、ガトーコロンビエを。
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このケーキ、中央にチョコ細工の鳩が載っているの、わかります?
ガトーコロンビエは、本来は春のケーキ。マルセイユ地方で食べられる、聖誕祭を祝うケーキで、鳩をモチーフにするのが一般的。
それが、なぜか冬の今、売っていました。
断面。
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このコロンビエは、全体は杏仁豆腐のようなアーモンドの香りが。
舌触りもちょっとざらっとしている。
そのアーモンドに、あんずのジュレが酸味を加えている。
シンプルだけど美味しいケーキです。
でも、本来のコロンビエって、どんななんだろ。
コロンビエはまだ日本には定着してないから、よくわからないんですよねー。

オクシタニアルのケーキ、最後はモナコです。
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これは、見かけからして「カジノ」の変形版ですね。
断面。
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このケーキ、ベリーのジュレに、中はフロマージュブランのムース。
で、これが合わさると、なんとマヨネーズのような味になるんですね。
ちょっとクセがある。慣れればこれはこれで美味しいけど。

ということで、オクシタニアルのケーキも4つ食べました。
オクシタニアルのトレードマーク、円盤型のケーキについては、メリットとデメリット、両方あると思っていて、
今回のケーキも、両方が感じられましたね。
もうちょっと別のケーキも食べてみたかったけど・・・