今週の新宿伊勢丹は、催事場でフランス展を開催。
毎年恒例ですね。
今年のフランス展はどんなだろー?と思ってサイトを見たのですが、
www.isetanguide.com
うーむ、最近の伊勢丹の催事ページは、かっこいいけど見づらい・・・
見る範囲では、特に買うものもないみたいだし、フランス展はスルーして、マパテでジュンウジタだけ買えばいいかなー?
と思ったのですが、ここに恐るべき罠が!
なんと、会場マップにさりげなく書かれていたのですが、あの「ストレー」が催事出店、実演販売するらしい。
こ・こ・これは・・・!!
ストレーといえば、世界のすべてのパティスリーにとって総本山のような存在。
このお店が発祥になったお菓子は数知れず。
そんなストレーが、アリババとエクレアを引っさげてやってくるとは!
これは何を差し置いても行かなければ!
ツイッターで情報収集をしていくと、どうやらストレー、エクレアは潤沢にあるけどアリババはかなり個数が絞られている様子。
もし出遅れてアリババ買いそびれたら一生の不覚。
それならば、一番乗りを目指すしかない!
ということで、いつもの伊勢丹B1エヴァン側入り口に、9時過ぎにやってきました。
誰もいない!
一番乗り!
でも、その後も人が増える気配はなく。
あれ?熾烈な争奪戦が繰り広げられる地獄絵図と聞いていたのだけど?
結局開店までそれほど人が増えるわけではなく、すんなりとエレベーターに乗って6Fへ。
そしてフランス展会場へ。・・・と、すでにストレー前に行列できてる!
なんと!
自分の経験上では、B1から直行エレベーターが最速だと思ったのですが、1階からエスカレーターダッシュのほうが早いのか・・
うーむ悔しい。
結局自分、順番10番目ぐらい。
今回ストレーが催事で販売するのは、アリババ、エクレア2種類、そしてジャム、ショッピングバッグ。
実演コーナーでは、多分本店のスタッフと思しき方がエクレアに一生懸命チョコフォンダンをつけてました。
ということもあり、エクレアはどんどん補充されます。
ですが、アリババはショーケースに並んでいるだけしかない模様。
もし誰かが「アリババ30個下さい!」とか言い出したら、その場で終了してしまう。
大丈夫だと思いつつも、心配で心配で。ハラハラでしたよ。
そんなやきもきをしながらの行列だったのですが、行列が全く動かない。
売り場の方を見てると、オペレーションが崩壊しておる。
店員さん、一生懸命やってるのは分かるんだけど、連携が全然出来てないから、ぐっちゃぐちゃ。
そうしているうちに、行列はものすごい勢いで伸びていき。
そりゃ長蛇の列できるよこれじゃ。
そうこうしている間に、ようやく自分の番。
なんとかアリババとエクレア、そしてジャムを無事に購入できました。
ストレーで精算を済ませて、そのままフランス展を後にしてマパテへ。
もうなんか疲れちゃったので、フランス展の他のお店はまた今度来ます、ということで。
ジュンウジタでもケーキをいろいろ買って、ようやく帰ってきました。
まずは、ジュンウジタのケーキから。
今回ジュンウジタは春らしくいちごのケーキが充実してた。
ので、いちごのケーキ、いっぱい買ってきましたよー。
まずは、シャルロットフレーズから。
断面。
このいかにも可愛らしいケーキ、おそらくふわふわで甘々ないちごのお子様向けケーキなのだろうと思いきや、意外にも大人の鑑賞に耐える味わい。
確かにビスキュイやいちごは甘くて美味しいのですが、ちょっとお酒を効かせてあったりして、わずかに渋みも感じるのです。その渋みが甘さをより引き立てて、味に深みがある。
単に甘いだけじゃない、ふわふわだけじゃない、さすがの美味しさです。
次もいちご。マカロンフリュイです。
これも可愛いですねー。
断面。
これも、いちごが主役だけど、それだけで終わってない。
断面図にもあるように、中には濃い目のチョコレートクリームがぎっしり。
甘ったるいだけじゃない、ビタースイートなマカロンケーキになっています。
マカロンはちょっと水分を吸ってしなっとなっていたのは、やや残念かも。
更にいちごが続きます。フレジェです。
またもやフレジェ。今シーズンいくつ食べたろうかフレジェ。
ジュンウジタのフレジェ、とにかく背が高い!見ての通り。
スポンジが分厚いのが特徴。このスポンジ、カステラみたいな味わい。弾力もあって、食べごたえがあります。
クリームも濃厚。なので、いちごもクリームもスポンジも、すべてのパーツを心ゆくまで堪能したい人にはピッタリのボリューミーなフレジェです。
フレジェ好きの自分大歓喜。
いちごのケーキに引き続いて、ピスターシュフランボワーズを。
断面。
このケーキ、ピスタチオのムースはトロトロの柔らかさなのですが、かなり豆の味が強い。
ちょっとチョコレートのビーンズを思わせるような香ばしさがあります。
その濃厚なピスタチオのムースに、甘酸っぱいラズベリーがよく合う。
側面のメレンゲも効いてますね。
全体としては、見かけ以上にこってりとした、重さを感じるケーキになっています。
ショーモンテ。
これ、見かけコロッケみたいですが・・・
断面。
このケーキ、手で持ってみたのですが、メッチャ軽いの!
驚く。
上下はアーモンドのメレンゲで、中にバタークリームを挟んでいる。
このメレンゲは極限まで軽く、口の中でわたあめのようにはかなく溶ける。
中のバタークリームも、オレンジの風味で、重くなりすぎずメレンゲと調和している。
これはすごく美味しい、驚きの美味しさのケーキです。
大ヒット。
ジュンウジタのケーキ、最後はガトーチュノ。
このケーキは、シンプルそのものの、チョコのバタークリームケーキ。
特に凝ったことはなにもしてなくて、素直に美味しい。
なんか安心できる。ちょっとトップスのチョコケーキを思い起こさせますね。
たまにはこういうド直球なケーキもいいかもしれません。
さてさて、ここからはストレーのケーキ、食べますよー!!
まずは、ストレーが発祥の「アリババ」から。
なるほど、これが「オリジナル」のアリババなんですねー。
どんな味なんだろう。
ドキドキ。
切ってみました。
さて、食べてみます。
おー!!
おーーー!!
こ、これは・・・
カスタードがブリンブリンで、ババ生地とほぼ一体化している。
濃いーーー!
そして、ラム酒がガッツリ効いている。
これ、スポイトなくてもじゅうぶんお酒強いんですけど。
でも、せっかくだからスポイトのラム酒を足してみます・・・
おわー!!
胃が、胃が燃えるー!!
でも、すごく美味しい!
いやー、容赦ないですね。
これが本場もんのアリババぁ・・・
まあ、自分が食べたのは現地のレシピを元に日本で作ったものなんだろうけど、この容赦の無さは、かなり現地の味を再現できているのではないか?パリのストレー行ったことないからわかんないけど。
そして、エクレア2種類。
どちらもものすごく長い!
日本のエクレアの倍はあるんじゃないかという長さ。
まずはエクレア・ア・ラ・ヴァニーユから。
おー!
美味しいです。すごく美味しい。
シューはしっかりさっくり焼かれている。
バニラのフォンダンがめっちゃ分厚くて、甘くて、バニラの香りが良くて、すごく美味しい。
そして中のカスタードはやっぱりブリブリしている。
長さもあるから食べごたえあります。
最近はパリではエクレアはフォンダンがけしない店が増えた、ということらしいですが、やっぱりエクレアはフォンダンでしょう!
そして、エクレア・オ・ショコラを。
こちらが、実演コーナーで職人が一生懸命チョコを表面につけてた、出来立てのエクレア。
こちらも美味しいです。
すっごーく甘い!です。チョコフォンダンは甘々、中のチョコクリームも濃厚です。
がっちり焼かれたシューとピッタリ合っている。
いやー、ストレーのケーキ、ある意味「模造品」ではあるものの、すごく美味しかった!
自分はかなり満足。
どれも、日本の一流パティスリーではあまりない、良くも悪くも「雑」で「トゥーマッチ」なのが、すごく好感持てる。
そして、ジャムも買いましたよー。
自分が買ったのは、バラのジャムとマロンクリーム。
きっと美味しいと思う。まだ開けてないけど、楽しみだ。
とりあえず、ストレーのアリババを買うなら、開店ダッシュが必須のようです。