北浦和のパティスリー「ポルトボヌール」。
いつもツイッターで美味しそうな新作の写真を上げていて、行きたいなーと思わせるお店です。
これまでも何度か行っているのですが、なにしろ北浦和。ちょっと遠い。
ということもあり、自分貧乏性なのでこれまでは他のお店と絡めて行くことが多かったのですが、
一度ガッツリケーキ味わってみたかったんですよね。
そこで、今回はポルトボヌールのケーキ、思いっきり食べてみることにしました。
そういえば、先日シャンドワゾーの駅からの微妙な遠さについて嘆いたのですが、ポルトボヌールもたいがいですよね。アカシエもそうだし、埼玉のパティスリー、駅から遠いお店多すぎ!シンフラもそうだよね。
アングランパぐらい?近いの。
ということで、ひいこら言いながらやってきました。
ポルトボヌール、やはり今回もショーケースには美しいケーキがぎっしりと詰まっている。
今回は、買いたいケーキ全部買ってやれ!との勢いで注文したら、ケーキ8個に。
うむ、これだけ買えば、納得だろう。
ということで、帰りもひいこら言いながら帰ってきました。
こちらが、今回買ったケーキです!
見ての通り、グラス、ヴェリーヌが多いですね。
なので、ケーキ箱ずっしりと重かったですよ。
ポルトボヌールのケーキ、まずはさわやかにフレーズバルサミコから。
スポイトが刺さっているケーキが多いのも、ポルトボヌールの特徴。
このケーキはどんな味なんだろ。
断面。
このケーキは、いちごのムースに、タルトの中にチョコガナッシュ。
バルサミコは、いちごのムースにも入っているのかな?入っていないかな?いちごの甘酸っぱさが前に出てるのでそのあたりは不明。
なのですが、スポイトに入ったバルサミコ酢をかけると・・・
おお!味全然変わった!
自分はこれ、好きな味になったですね。甘みと酸味が足されて、奥行きが出て。
でも、かなり酢酸のにおいが強い!
なので、これはちょっとずつ様子を見ながら足していくのがいいかも。
いちごとバルサミコはよく合いますからね。スポイト作戦、成功ですね!
次に、ガトープロヴァンセルを。
おお!可愛い。
断面。
このケーキは、見ての通り、表面はヌガーのムース。ナッツやドライフルーツがたっぷりで、カリカリしていたりしてすごく美味しい。
中央部には、アプリコットかな?ジュレを薄く挟んで、プリンのようなブリュレが。
ほんのりスパイシーな香りもしますねー。
すごく美味しくて、ボリューミーで、親しみやすいけどクオリティ高くて、ステキなケーキです。
さて、ここからヴェリーヌ連発いきますよ!
まずはリ・オ・レから。
スプーンですくってみます・・・
リ・オ・レというのは、お米とミルク。牛乳で炊いたお米は、バニラの香り。
それに、上にはピンクグレープフルーツ、下には、ここでもあんずかな?
酸味が加わっている。
正直、リ・オ・レというのは、なかなかに日本人にとっては難しいお菓子で、どうしてもご飯に甘さを加えることに抵抗を感じる人多いような気がする。自分も一瞬身構えてしまうもの。
でも、このリ・オ・レは、お米の重さがどっしりあるけど、フルーツの酸味がその重さを軽くしてくれていて、食べやすくなっている。
これ、お米だけだったら多分飽きると思う。なので、このあたりの工夫はすごく効いていますね。
美味しいです。
次、シブストフランボワーズ。
すごく美味しそう!
これもスプーンで。
このヴェリーヌは、表面をキャラメリゼしたシブーストクリーム、チョコクランチ、ラズベリーのジュレという構成。
食感もバラエティに富んでいて、シブーストクリームはかなりふわふわと柔らかく、これはガトーのスタイルだと形保てなくなるだろうから、ヴェリーヌで正解ですね。甘さと酸味のバランスも申し分ないです。
シブーストクリーム、大好き。
次、ティラミスフィグ。
これもスポイト刺さってます。
トップのチョコをはがすと・・・
いちじくが顔を出す。
では、すくってみます。
これは、そのまま食べても、ちゃんと美味しく出来ている。
コーヒーといちじく、合いますねー。
でも、でもやっぱりちょっとコーヒーが物足りないかなー
・・と思ったら、スポイトを!
このスポイトに入った、苦みばしったコーヒーを投入すると・・・
おお!一気に大人のティラミス味に!
こうこなくっちゃ!
いちじくとのマッチングも心なしか高まったような。
これは、お子様はそのまま、大人はスポイトのコーヒーを一気に入れて食べるのがいい感じ。
さてさて、ヴェリーヌ3連発が終了して、後半戦です。
まずはミゼラブル。
このミゼラブルは、バタークリームに対してスポンジの割合が比較的多い。
バタクリ好きには物足りないかな?と思いきや、スポンジがちゃんと美味しいので、このあたりは安心。
そして、ここでもアプリコットが薄く塗ってある。
なので、ほんのり酸っぱいですね。
これは、ミゼラブル、シンプルなケーキなので、飽きずに食べさせる工夫かと思われます。
味のバランスを壊すほどではない、ほんのちょっとのアクセントなので、これはありかな。
自分はストイックにバタクリとスポンジだけでもよかったけど、一般的にはこれでもいいかも。
ミルフィーユも買いました。
このミルフィーユは、パイ生地が薄いですね。特徴的。
焼きもしっかりで、カリッとしていて、かりんとうのような味わい。
中のクリームはややあっさり目で、いちごも入っているので、全体としてはかなり軽めの口当たり。
軽めだけど、バランスはきっちり取れているので、これはこれで美味しいです。
パイ生地が特に好き。
さて、そして最後、ブラッドオレンジのタルト行きます!
断面。
このブラッドオレンジのタルト、なにしろブラッドオレンジが美味しい!
ブラッドオレンジにありがちな苦味がキツイ!ということもなく、ジューシーですごく美味しい。
上に生クリームが載っているので、苦味は更に軽減されて、食べやすくなっています。
そんなフルーツの美味しさをしっかり受け止めるサックリタルト生地も美味しい。
手堅いです。タルトの理想形。
・・・ということで、ポルトボヌールのケーキ、8個いきました!
美味しかったです!
画像を見てもらえば分かるように、かなりのクオリティ。
特に、グラスとスポイトですね。
このあたりで味の変化をつけているのは、ならでは。
またツイッターで新作の案内がどんどん来ると思うので、また行きたいですねー。遠いですが。