そういうわけで、佐々木マキ先生のサインもらえるかどうか、ギリギリの状態でアテスウェイへ向かいました。
到着は開店10分前。並んでいたのは10人ぐらいかな?
そして11時。オープンと同時にお客さん、ものすごい勢いで店に入っていきます。
そして次々に注文をしていく。その熱気たるや。
なんかもうお祭り騒ぎ。
ちょっとあっけにとられた。
気後れしながら、ショーケースを見ると・・・
あれ?
昔あったなじみのケーキが全然ないよ?
パヴェ・ブルトン・オ・キャラメルもオランジュリーもなし。
これはちょっとがっかり。
新作もいいけど、やっぱりスペシャリテはもう少し大事にしてもらいたかった。
それと、初夏らしい、さわやか系のケーキが多かったな。
そんなこともあって、ケーキたくさん並んでたけどチョイスは比較的簡単だった。
あと、焼き菓子系もひとつ購入。合計5個。
帰りのバスは「コピス吉祥寺前」で下車して、ロフトの裏にあったベンチで食べることにしました。
本当なら井の頭公園で優雅に食べたいところだけど、ちょっと時間ないので。
まずは、アテスウェイのケーキ袋と、昨日買っておいた午後の紅茶の無糖。
紅茶と紙皿とフォークは事前に用意しておいたのだ。用意周到。
紅茶もねー、本当なら自分の家で美味しいの淹れて魔法瓶に入れれば完璧なんだろうけど、そんな余裕ねー。
まずは、サントノーレ。
これ、トップに栗が載っかってる。
そして、クリームもマロンクリームなのね。
シューは飴がけのとシューケットの2種類。
下のパイにもちゃんと飴がかかってる。
パイの中にもマロンペーストが。
うーん、美味しいなあ。
キャラメルエキゾチック。
キャラメルのムースに、トロピカルな酸味の、これはなんだろう。パッションフルーツ?違う?
さわやかな風味。組み合わせの妙。
美味しい。美味しいけど、けどなんか。
ヌガーパッション。
モンテリマールに、ピスタチオ。
ピスタチオかなり濃いです。
そして、オレンジピールがアクセントになってる。
そして、こっちは間違いなくパッションフルーツ。
これも組み合わせの妙ですな。
ミルフィーユシトロンフレーズ。
普通のミルフィーユに、レモンにいちご。欲張りケーキさん。
これ、パイが美味しい!よく焼かれてるし、バターの香りがすごい。
幸せ感じちゃう。
レモンといちごは、どうだろ、確かに入ってて美味しいけど、入ってないバージョンのもちょっと食べてみたかったり。
・・・と、ここまで生ケーキ4つ。
久しぶりのアテスウェイ、やっぱり美味しいです。
独自性の高い素材の組み合わせを、そつなくまとめ上げる手腕は、さすがとしか。
でも、なんか、ちょっと。なんだろ。
この「89点感」は。
あまりに優等生すぎるというか。
間違いなくクオリティ高いですよ。間違いなく。とても美味しい。
でも、個人的にはやっぱり昔のブルターニュ地方の影響を感じさせたケーキの方が好み、かな。
さわやかで、華やかな、初夏のケーキを食べながら、ちょっとさみしかったりして。
ということで、最後。ファーブルトン。
これ、美味しい!!すごく美味しい!!
表面カリカリ、中ねっちょり。
プラムもたっぷり。
イメージとしては、巨大なカヌレ。
まあカヌレとファーブルトン、プラムが入るのとサイズ以外は一緒だもんね。
いやー、それにしても美味いわ。
自分は断然こっちを推しますね。
というわけで、今回のアテスウェイのケーキ、ファーブルトンとサントノーレ以外は個人的にはちょっとモヤッとした気持ちが残るものでした。
ハードルを上げすぎてたのかもしれない。
ケーキがいちばん美味しい季節の秋冬を過ぎたせいもあるかもしれない。
催事があればもちろんすぐに駆けつけますが、お店に行くのは、ちょっと間あくかも。それじゃなくても吉祥寺ケーキ屋さん多すぎるわけだし。
次はル・コフレ・ドゥ・クーフゥかな。空き時間にコピス吉祥寺の地下みたらなかなか美味しそうなケーキ並んでたし。