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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


リッツカールトン東京ラ・ブティックのハイスペックケーキ!

六本木、東京ミッドタウンにある超超高級ホテル、リッツカールトン東京。
ケーキ好きの観点から言うと、正直オープン当初はケーキ類しょぼかった。
1階にカフェ&デリがあってケーキ食べられるんだけど、空間的にもちょっとしょぼいし、ケーキもねー・・みたいな。
ヒルズ側のグランドハイアットが高レベルのケーキ作ってるのとは対照的だねーという印象で。


その後、徳永シェフがパティシエになってからかなり良くなったとは聞いていて、でもタイミングが合わなくて在籍中に食べるチャンスがなかったんだけど、その後どうなるのかなーと思っていたら、フランスからパティシエを招聘して、45階にペストリーショップをオープンさせたとか。
www.ritz-carlton.jp
ペストリーシェフはジミー・ブーレイという人。経歴は錚々たるものみたいです。

ただねー、高級ホテルとフランスのパティシエのコラボって、色々体験してきたけど、あんまりいい結果出たことないんですよねー。
端的に言うと、凝りすぎ。
最先端のクリエイションを見せつける、という意味合いが大きいのだろうけど、見かけはカッコイイし、味も独創的なんだけど、美味しいか?と言われると、うーん、ということが多くて。
今回のリッツカールトン東京はどうなのかなー??と怪しんでいたのですが、
とりあえず行ってみようかと。

ということで、今日リッツカールトン東京、行ってきました。
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リッツカールトン、1階には相変わらずカフェ&デリがあって、そこでもケーキ売ってるんだけど、今回買おうとしているジミー・ブーレイのケーキは45階のペストリー&ラウンジの「ラ・ブティック」にあります。要注意。

そして、45階にのぼるエレベーターが見つからずウロウロしたのち、なんとかたどり着きました。
ゴージャスな「ラ・ブティック」、ショーケースに並んでいたのは、生ケーキ6種類、パウンドが1種類、あとチョコレートも売ってました。
自分はとりあえずケーキ類を全種類買って、でっかい紙袋ぶらさげて帰ってきました。


こちらが紙袋。
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でかい!無駄にゴージャス!
ケーキの梱包もすごくて、こんな感じ。
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無駄にゴージャス!
全体としてはこんなですね。
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まあ、ホテルのケーキはだいたい過剰包装ですよね。どこ行っても。


ということで、リッツカールトン東京ラ・ブティックのケーキ、食べていきますよー。
まずは、キャラメル&ピーカンミルフィーユ。
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これ、キャラメルクリームが側面から流れ出ちゃってるんですが、これは仕様?
今日はクリームが溶けるような気温でもないし、保冷剤も入ってたし、急いで帰ってきたしで溶ける要素ないんだけど・・
でまあ、食べてみました。
おー!美味しい!
この流れ出てたキャラメルクリーム、じゃりっとしてるのは塩?甘じょっぱい濃厚な塩キャラメル味。
それにピーカンナッツのプラリネの香ばしさと、パイもよく焼けて香ばしい。
やや重めの構成だけど、とても美味しいです。
印象としては、ピーカンナッツ+キャラメルなので、フレンチというよりアメリカンなイメージ。
素朴で美味しいですね。


次に、「桜チェリー」を。
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ピンク色のヴェリーヌです。
スプーンですくうと・・
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このヴェリーヌ、一番下にあるチェリーのコンポートが、果肉もゴロゴロで、かなり酸っぱくて美味しい。
その上は桜のブラマンジェに桜の生クリームで、確かに桜っぽい香りあるんだけど、チェリーが強いので、やや隠れ気味。
シュトロイゼルはアクセントですね。
チェリー好きの自分としてはすごく嬉しいし美味しかったけど、桜メインであればもうちょっと繊細な作りでもよかったかも。チェリーがかなり強かったです。


次に、「清見オレンジ」というケーキ。
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これ、オレンジなのに四角いというシュールな形。
オレンジの表面が再現されていて、リアルなだけによりシュール。
切ってみます。
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おー。
表面はホワイトチョコ。その中にはバジルのムース。中央に清見オレンジのコンポート。
バジルの香りがけっこう強いです。これはややクセがあるので、好き嫌い分かれるかなー。自分は平気。
中央の清見オレンジは、甘酸っぱくてすごく美味しい。香りもいいですね。
全体にフレッシュでさわやかな美味しさ。バジルとオレンジのバランスがちょっと微妙かなー・・


そして、グランマニエサントノーレを。
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おー、スタイリッシュ。
切ってみました。
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これ、サントノーレ。こんなサントノーレ見たことないですよね。クリエイション。
でも、断面図見ておわかりのように、土台はパイ、そしてカスタードクリーム。その上に飴がけのシューとバニラのシャンティと、組み合わせ自体は教科書通りのサントノーレなんですよね。
味わいも、見かけのスタイリッシュさに反してごくごくオーソドックス。
丁寧な作りです。甘さ控えめのバニラシャンティが美味しい。
グランマニエは、どうだろ、正直どこにいるかわかんなかった。かなり微量だと思う。


そしてそして、次にコーヒーマンゴータルトを。
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グラサージュが美しいですねー。
断面。
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このケーキは、名前の通り、コーヒーとマンゴーを組み合わせた、斬新なタルト。
食べてみると、この組み合わせ、そこまで悲惨なことにはなってない。合うか合わないかと言えば、合わないかなー。
コーヒーはほろ苦さよりもスモーキーな香りが中心。マンゴーのコンポートは、果肉も残したフレッシュな味わいで、全体としてはこの組み合わせにしてはあっさりめ。
あと、タルトはガリガリで、めっちゃ固くて、フォークが通らない。食べるのちょっと大変でした。


次に、その名も直球の「ショコラ」を。
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これも建築的でスタイリッシュですなー。
断面。
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このケーキは、チョコとパッションフルーツの組み合わせ。
チョコとパッションフルーツは、ケーキマニアにとっては珍しくない組み合わせだけど、普通はあんまり食べたことないよね。
そういう意味では新鮮に感じられると思う。
チョコとパッションのバランスもなかなかいい感じ。パッションは種が入っててポリポリしている。
美味しいチョコケーキです。もうちょっとカカオの香りがほしいかなー。ちょっと欲張りか?


で、最後にこちらはパウンド。ガトー・ド・ボワイヤージュ オレンジです。
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こちらのパウンド、でかいサイズもあるんだけど、これは小サイズ。
食べてみようとしたんだけど、表面のチョコがかなり厚くて、切りにくい。
なんとか切って食べてみましたが、パウンドはかなり目が詰まってて、もっちりした食感。
中央のオレンジコンフィはやはりオレンジの香りが良くて、すごくいいです。
かなり生地が重いので、このぐらいの大きさでちょうどいいかも。


ということで、リッツカールトン東京ラ・ブティックのケーキ、現時点で食べられるものを一通り食べてみました。
結論としては、「当たり外れが大きい」という感じですかね。
全部のケーキを立方体にするとか、フォルムに関しては芸術的でそれは素晴らしい。
味は、凝ったものよりもシンプルなミルフィーユやサントノーレが美味しかったかな。
このケーキ、併設カフェでイートインも出来ますが、その場合税サで28%取られるので、テイクアウトがおすすめかも。