前の記事に書いたように、展覧会「佐々木マキ見本帖」の記念サイン会が2013年5月18日に催されることになっていました。
これは千載一遇のチャンス。一度お会いして、あなたのファンです!とお伝えしたかった。ずっと思ってた。それが叶うなんて。
だけど、同じ思いの人は少なくないだろうと予想され、万全の体制で臨まなくてはこのチャンスをものにできない、と、気を引き締めてかかりました。
なんだけど、せっかく吉祥寺に行くのなら、今度こそアテスウェイ。
でも、二兎追うものは一兎をも得ず、とも言う。
とにかく臨機応変に、慎重かつ大胆に、状況に合わせて行動しよう。
・・・ということで、10時オープンと同時にコピス吉祥寺へ。
すると、エレベーター乗り場にこんな貼り紙が。
なるほど。12時30分にはいないとダメなのね。
でも、状況確認と、展示入れ替えの後期作品を鑑賞しに、吉祥寺美術館へ。
さすがに一番乗りでした。
ゆっくり作品を鑑賞。
漫画の方は、最初期の作品「うみべのまち」が全編展示してありました。
やっぱり線描が美しい・・・ちょびっとホワイトも使ってたけど。作品中、登場人物の男性が読んでいる本のタイトル部分が白く塗りつぶされていたり、とても興味深い。
絵本の原画も、やっぱりきれいだし可愛いし。
本当に作風が幅広い。
村上春樹作品に使われたイラストの原画も何点かありました。
ひと通り観終わって、時間を見ると10時30分。
さて、どうするか。
このまま美術館に留まって12時30分を待つか、いったん抜けてアテスウェイへ向かうか。
いちばん怖いのが、アテスウェイから帰ってきたら既に定員になっている・・・というシナリオ。
悩むー
悩んで、出した結論は、やっぱり中抜けしてアテスウェイへ向かう策。
危険だけど、イチかバチか。
ということで、駅前に戻って、西荻窪駅行きのバスへ。
久しぶりにこのバス乗って思ったのですが、アテスウェイ遠いよ!遠すぎるよ!
早く着けー早く着けー・・・と念じながらイライラとバスに乗ってました。
そして、ようやく東京女子大前のバス停へ。
時間は10時50分。アテスウェイの開店10分前。
店にはすでに行列が。これは予想通り。
でも、それほど列は長くなかったので助かった。
オープンと同時に店に飛び込んで、ケーキ5つ購入。
帰りのバスに乗って、「コピス吉祥寺前」で下車。
ロフト吉祥寺店の裏にちょうどいいベンチがあったので、そこでケーキをむさぼり食いました。
通行人、訝しげな顔をして通り過ぎます。でも気にしなーい。
(食べたケーキについては、次の記事に書きます)
ケーキ完食して、吉祥寺美術館に戻ったのは12時少し過ぎ。
そしたら、たくさんの人!やっぱり!
でも、まだ定員の80人はいないかな。整列とかはさせてないみたい。
ふー・・・間に合ったみたい。
よかった・・・!
その後も人はどんどん膨れ上がり、係員の人が整列をはじめたのが、12時25分ごろ。
一斉にずらっと並びます。
自分は前から20番目ぐらいかな。
そして、定刻の12時30分を過ぎてからはエレベーターから大勢の人が押し出されてきて、12時35分には定員に達したみたい。
12時40分ぐらいに来て、もう定員になったことを聞かされてガッカリしている人、たくさんいました。
そのまま行列で待ち続けること30分、1時から整理券配布の開始。サインしてもらう本を購入して、整理券を受け取ります。
自分は以前から決めていた「ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします」を購入。
整理券を無事受け取ることができました。
あとは、1時50分までに整理券を持って戻ってくればいい、とのことだったので、いったん休憩。
ベン&ジェリーズでアイスを買って、一息。
購入したご本と整理券。
1時50分に再度吉祥寺美術館へ。
そして2時きっかりにサイン会スタートです。
サイン会自体はとてもスムーズ。
それほど待たずに自分の番になりました。
佐々木マキ先生、もうお年なのですが、とても元気そうでした。嬉しい。
自分も歳を重ねて図々しくなってきているので、キョドりながらもとにかくお話をしようと頑張りました。
伝えたのは、
・お会いできてとても嬉しいということ。
・高校生の時に漫画を読んで衝撃を受けたこと。
・今回、原画を観て、とてもきれいなのでびっくりしたこと。
とにかくお伝えしました。
夢がかなった思いでした。
そして、先生からはムッシュ・ムニエルのイラストとサインを描いていただきました。
う、嬉しすぎる・・・
一部だけ公開。
(ツイッターのほうではフルサイズでアップしちゃいましたので、もし興味があればそちらの方を)
サインには為書きや日付はなし。なので転売の危険がちょっと心配ですが、まあ今日来た人にそんな心ない人はいないだろうとも思うので、大丈夫かな。
滞り無くサインを受け取って、素早く離脱。
気がつくと、脇の下めっちゃ汗かいてた。
もう、今はちょっと虚脱状態。
積年の思いがかなって、嬉しいやら切ないやら。
タイムマシンに乗って、高校生時代の自分に自慢したい気分ですよ。