前の記事に書いたように、吉祥寺に来ることは以前から決定していました。
で、吉祥寺来たら、どこでケーキ買おうか。
今度こそアテスウェイかな?とか思ってました。
でも、おかげさまで話題になった食べログ批判記事、コメントもいっぱいいただいたのですが、その中で「無鉄砲」さんのコメント。
吉祥寺近辺のあの店が入っていないのは、ちょっと残念だけど、広まらなくて良かったかも。
あーー
そこまで言うなら、店名書いてくれればいいのにー・・・無鉄砲さんのいけずぅ。
やきもきしてたら、杉本先生その他複数の方から、「吉祥寺近辺のあの店」は「パティスリー ル・リス」じゃない?という有力情報が。
ル・リス、そんないいの?
行ってみる!
前のめりになったら、更にアドバイスをいただいて、ル・リスに行くなら近くのコテ・デュ・ボワも行ってみたら?という。
調べてみたら、確かにル・リスとコテ・デュ・ボワ、すぐ近く。
よし!そしたらアテスウェイあとまわしにして、まずこっちを攻めよう。
ということで急遽開催、三鷹の森ケーキツアーです!
吉祥寺、北にも南にもバス発着場あるのですが、三鷹の森に行くバスは公園口から出てます。
2番バス乗り場から千歳烏山行きへ。
この千歳烏山行き、かなり頻繁に発車してるみたいで、すぐに来ました。
バス代は210円。
吉祥寺駅前から井の頭公園に沿って走ります。
・・・と、あっという間に目的地、下連雀へ。
あらら。これなら歩いても来られたわ。
バス代ちょっともったいなかったかなー・・・
下連雀バス停から徒歩1分、パティスリール・リスがありました。
店内ではケーキや焼き菓子の他にパンやチョコ、ゼリーなども売ってました。
週末限定で販売している「トロぺジエンヌ」が好評のよう。
う、それ食べたかった・・・
生ケーキもさわやかなムース系から濃厚なチョコ系までバラエティー豊か。
悩みながら4つチョイス。
ル・リスから来た道を戻ること5分程度。
ジブリ美術館の対面。コテ・デュ・ボワがありました。
店内、カフェスペースがかなり広い。
休日なんかはジブリ美術館帰りの人でにぎわうんだろうなー。
ショーケースにはケーキが数種類。
ネームプレートには「ショコラバナーヌ」が書いてあったんだけど、現物はなし。ちょっと食べてみたかったけど・・・
でもスペシャリテの「ボワ」と「モンマロン」はあったので、よしとします。
「ボワ」は持ち帰り時間30分の制限付き。
三鷹の森から家まで・・・30分はちょっとキツイかなー?どうかなー?と思ったけど、持ち帰り時間30分を宣言。無事購入出来ました。
コテ・デュ・ボワから「万助橋」バス停へ。帰りのバスもひっきりなしに来ているみたいで、数分でバス到着。吉祥寺駅へ。そこから大急ぎで帰ってきました。
時間は!?と見ると、30分をちょっとだけオーバー。
うーん、やっぱり無理だったかー。でも、ちょっとだけなので、勘弁して下さい。ごめんなさい。
大急ぎで紅茶を淹れて、とにかくまず「ボワ」を。
この独特の形。たしかに生クリームがゆるくなったら倒壊の危機。30分時間制限もやむを得ないか。
でも、なんとか持ちこたえて持って帰ってこられたので、よかった。安心。
断面図。
この「ボワ」、たしかに形は可愛い。すごく可愛い。
でも、味はどうなの?形だけじゃないの?とちょっと思ってて。
でも、食べてみて、失礼な考えだったと謝りたい気持ちに。
思ったよりずっと美味しい。
軽めの生クリームにふんわりスポンジなんだけど、下にどっしりと焼きメレンゲがあるのが大きい。
これ、焼きメレンゲなかったらぼやけた味になってたと思うんだけど、ザクザク焼きメレンゲのおかげで味に焦点が絞られている。
いいじゃない、いいじゃない。見直しました。
次に、「ボワ」と並んで人気のモンブラン、「モンマロン」を。
これも形がラブリーすぎますね。胸キュンです。
断面図。
生クリームの量は少な目。これも焼きメレンゲががっつり。
そしてマロンペーストにはしっかりお酒が効いてる。
可愛い外見とうらはらに、味は正統派のモンブランですね。
ジャルダンフレジェ。ショートケーキです。
イチゴが満艦飾。
断面。
これは、ちょっと軽いかなー。
でも、中にはさまれたいちごジャムがしっかり甘いので、なんとか凡庸なショートケーキにはならずに済んでいる。
最後。エクリュ。
チーズスフレですね。
切ってみます。
これにはブルーチーズを使用しているらしい。
たしかに、しっかりしたチーズの風味。
スフレもふわふわぽわぽわではなくて、目がつまった、しっとりした食感。
欲を言えばもっと濃くてもいいけど、このぐらいのバランスが食べやすいかな?
なかなかです。
コテ・デュ・ボワの予想外の健闘に気を良くしつつ、次はル・リスのケーキへ移行です。
まずは、「マントン」です。
これも可愛いですねー
これ、レモンのムースケーキだそう。
断面。
中に入ってるのはイチゴのソース。
食べてみましたが、レモンの酸味が鮮烈!
酸っぱくあるべきものはしっかり酸っぱいのが正しいと思うので、これはかなり好きです。
でも、レモンだけだとちょっと単調になりがちなところを、イチゴで変化をつけてて、食べてて楽しい。
これなんですよね。このひと手間、かけるかどうかでケーキのクオリティは全然違ってくる。
素晴らしいです。
テ・ドュ・ソレイユ。
なんだこの上のチョコ!月星!ハートわしづかみ!
可愛いだけじゃない。これ何層になってるんだ?すごい手間暇。
アールグレイのスポンジにオレンジのバタークリーム。それにチョコが1層。
上に載ってるのはピーナッツ!砂糖がけしてあって、これ単体でも美味しい!
バタークリームはかなり固めで、食べごたえがある。
構造はかなり複雑だけど、とても食べやすい。サービス精神が旺盛だねー。
次は濃厚なチョコケーキ。「シャンパーニュ」。
濃厚なチョコケーキ好きとしては、この風貌に期待大・・・
食べてみました。
!こ、これは・・・
ロッテの「バッカス」を3つぐらいいっぺんに口に入れたみたいな!
名前からして使ってるお酒はシャンパンなんだろうけど、ブランデーのような強烈なアルコールが。酔うよこれ。
美味しい。美味しいけどこれはちょっと上級者向けかなー。18禁、R指定ケーキです。
最後、すごく美味しそうだったエクレアを。「エクレール・オ・プラリネ」。
エクレール・オ・プラリネって、要は輪っかじゃないパリブレスト?
上には黒糖がふりかけてあるのだとか。
食べてみましたが、期待を裏切らない美味しさ。
プラリネクリームは濃厚、シュー生地もしっかり焼いてあって味わい豊か。
やっぱりこれパリブレストだよ。
美味しい美味しい。
ということで、三鷹の森のパティスリー2軒。どちらも美味しくて大満足。
しかしなー・・・吉祥寺っていったいケーキ屋さん何軒あるんだ?
多すぎるだろう。1〜2軒わけてほしい。
そして、次回こそアテスウェイ。の予定なんだけど、また新たなパティスリーが出現する可能性もある。
可能性もあるっていうか、ゴセキにも行ってないし、コピスの地下にはル・コフレ・ドゥ・クーフゥもあるし、ほんと収拾つかねー