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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


久々自由が丘!

このダイアリーの管理人ことnyaoは、ほんとになんというか根なし草というか、へなちょこというか、人の意見にすぐ流される傾向があり。
なので、ここのところコメントでアールさんや大食倶楽部さんのコメントを読んでいて、こりゃ自由が丘行かないとダメだわと思って。
行ってきましたよ自由が丘。


自由が丘には美味しいケーキ屋さんたくさんありますが、今回はまずここに来ました。

はい、自由が丘スイーツフォレストですね。
スイーツフォレスト、前に何回か行ってますが、いつも道に迷うということもあってすごく遠いイメージがあったのですが、今回ちゃんと地図見ながら行ったらすごく近いことが判明。なんなんだ。


自由が丘スイーツフォレストといえば、やはりここになるわけでしょう。

オリジンーヌカカオ、すごく久しぶり。
渋谷の東急フードショーに出店していた頃はたまに買ってたのですが、長いことご無沙汰してました。失礼しました。
ショーケースの中には、やはり以前と変わらぬ美しいケーキがずらりと。
やはり夏らしいケーキが多かったですね。
今回は、夏の新作も含めて4個ほどイートインで食べることに。

どうです!美味しそうでしょ!


オリジンーヌカカオのケーキ、まずはアンダルジーから。

このケーキは、上に載ってるレモンからわかるように、チョコとレモンのケーキ。
フォークで切ってみました。

このケーキは、チョコ系のケーキなんだけど、さわやかで美味しいですねー。
レモンが小悪魔的にちょびっと酸っぱくて、でも出しゃばり過ぎずに見事にミルクチョコと融合している。チョコの部分は言わずもがなの美味しさで、夏にチョコ?と思いきや非常に夏らしいチョコケーキです!下に敷かれたザクザククッキーもポイント高し。


次に、フォレノワールをいってみます。

上に絞られた生クリームがすごいですよね!
これもフォークで切ってみます。

これは、チョコスポンジにチョコの生クリーム、そして上に載ったたっぷりの生クリームと、チョコレートのショートケーキの様相。
でも、フォレノワールという割にチェリーが入ってない!
これはショック・・・
やっぱりフォレノワールと言うからにはチェリーがチェリーがががが・・・
ちょっぴり残念ポイントなケーキでした。美味しいんですけどね。


気を取り直して、夏限定の新作ヴェリーヌいきます。「ジョア」です。

可愛い外見ですね。
スプーンですくってみます。

これはピンクグレープフルーツとピスタチオのヴェリーヌ。
フレッシュのピングレがたっぷり。ピスタチオはそんなに豆っぽさはなくて、グレープフルーツのさわやかさに沿った味わい。
これもバランス感覚がすばらしくいいですね。
さすが、チョコを使ってないヴェリーヌでもその手腕は確かなようです。


最後に、スペシャリテのケッツァをいただきます。

これはもう、改めて言うまでもないチョコレートケーキの傑作。
チョコレートの甘さ、苦さ、酸味、香りと、あらゆるチョコの美味しさが一つの小さなケーキの中にギュッと濃縮されている。
そして、鼻腔を抜ける芳醇なカカオの香りの良さにウットリしてしまう。
紅茶と一緒に食べても美味しいし、お酒にも合いそう。ウイスキーなんか一緒に飲んだらいい気持ちになるんじゃないかなー。


ということで、オリジンーヌカカオのケーキいただきました。
久しぶりだったけど、やっぱり美味しい!チョコを使ったものも、不使用のものも、とがったところはないんだけどケーキを構成するパーツがジャストな味わいを持っていて、全体として非常に完成度の高いケーキになっているのはさすが。
やっぱり好きだなー。


オリジンーヌカカオから、次に向かったのは、やっぱりここ、パリセヴェイユ。

アールさんのレポート読んでいてパリセヴェのケーキ食べたい!あれもこれも!という状態だったので、調子に乗ってあれこれ買ってたらお支払いが5000円近くになってしまった・・・買いすぎだよ。
でっかい紙袋ぶら下げて家に帰ってきました。


パリセヴェイユのケーキ、まずはこちら。さわやかな一品、「ジベルニー」からです!

これはピスタチオとラズベリーの鉄板の組み合わせにライム風味のホワイトチョコが全体を覆う構成。
下にはカリカリのフィヤンティーヌが敷かれています。
これはとてもさわやかなケーキですね!もちろんパリセヴェらしい押し出しの強さは感じられますが、そこまでドぎつくはないです。
全体のハーモニーの中にはほんのりトンカ豆っぽさも感じましたが、これはなんだろう、入ってるのかは不明。


次に、サントノーレ・デテをいただきます。

大胆なサントノーレの解釈です!
シューを切断するように切ってみました。

このサントノーレは、ココナッツ、マンゴー、パッションなどの夏色サントノーレ。中でもココナッツの甘さと南国感が際立っています。シューの中のクリームはパッションの強い酸味が詰まっています。下に敷かれているのはパイじゃなくてサブレだったり、サントノーレの解釈としてはかなり大胆ですね。でも夏らしい美味しいサントノーレです。


そして、エクレール・フォレノワール。

パリセヴェのエクレアはいつも大胆。今回もすごいの来ました。
切断してみます。

これは・・・まさにフォレノワール!
オリジンーヌカカオでの不満を晴らすようなたっぷりチェリー!キルシュもしっかり効いています。チョコの濃厚さもどっしりとしていて、力強いシュー皮の味わいとマッチしていてすごく美味しいです!
最近は中途半端に凝ったエクレアが増えていますが、どうせやるならここまでやらないと!
素晴らしいエクレアです!そしてフォレノワールです!


ここからはヴェリーヌ3連発いきますよ!
まずはヴァシュラン・エキゾチック。

なんて可憐で素敵なフォルムなの!食べるのが惜しい・・・
でも、上のお花のメレンゲをとって、スプーンですくってみちゃいます。

見てお分かりの通り、パッションフルーツが種入りでぎっしり入ってる。
そして、さらに深くすくってみると・・

角切りのマンゴーに、ソテーしたパイナップルが!
これは本当にエキゾチック!
でも、パイン、パッション、マンゴーといった味の強い南国フルーツを、上にたっぷり詰まったライム風味の生クリームがうまい具合に緩和しているんですね。パリセヴェというと味濃い!というイメージが強いですが、ちゃんとバランスとってある。強いところは強く、優しい部分は優しく、そして全体を食べると満足できる、という構成にちゃんとなっているのですね。


ヴェリーヌ、次はキャラメル・ポワールです。

こちらはスタイリッシュなフォルム。
こちらもスプーンですくいます・・・

このヴェリーヌは、キャラメルの部分がむちっとした弾力のある食感になっていて、焦げ感もしっかり感じられる。濃厚な部分。それに対して、洋梨のさわやかな味わいが良い対比になっている。洋梨のリキュール?お酒も効いていて、単にさわやかなだけじゃない、大人っぽい表情も見せてくれる。これもバランスとコントラストがきれいに際立っているシンプルだけどドラマチックな味わいのヴェリーヌです。


そして、アールさん絶賛のサバラン・ヴァン・ルージュを。
[
これはだいぶ前に食べたことのあるヴェリーヌですが、久しぶりに食べてどうだろう・・・

久しぶりのサバラン、確かに美味しいわこれ!
赤ワインに漬け込まれたブリオッシュ生地が確かにとても存在感があって美味!
そして、シナモンも効いていて、さらにオレンジも入っているので、サングリアのような味わいになっていますね。サングリア大好き!なので、このサバランも最高に大好きです!上に載ったアーモンドもいい仕事している。
いやー、確かにここのサバラン、すごく独特ですね。シロップ漬けのサバランは時として甘ったるく感じることもあるんだけど、このサバランはシロップの甘さは控えめで、とてもキレがある。サングリアに漬け込んだブリオッシュが大人の味わいを演出している、とても個性的なサバランです。


パリセヴェのお菓子はまだ買ってあって、ここからは焼き菓子。
まずはタルト・オ・スリーズ・エ・ア・ラ・ピスターシュ。

相変わらずチェリーのケーキに目がない自分ですが、やっぱり買っちゃいました。
このタルト、甘酸っぱいチェリーがこれでもか!というほど入っていて、キュンと酸っぱくて、非常に好み。それに対してタルトの部分はピスタチオのさっくりとした食感と香ばしさがたまりません。しっかり焼かれることでサクサクの軽い焼き上がりが楽しめる。火入れが中途半端だと鈍重に感じられてしまうところを、焼き切ったからこその軽さ、香ばしさを楽しむことができる。パリセヴェのタルト、確かに美味しいですねー。


そして、クイニーアマンも買いました。クイニーアマン、大量に並べられていたし、スペシャリテのひとつなのでしょうね。

美味しそうです!
切ってみました。

クイニーアマン、食感はふんわりはらりとした、こちらも軽い焼き上がり。
そして、甘さもしっかり、塩気もほんのり。
このクイニーアマン、確かにすごく美味しいです!
やっぱりよく焼けのお菓子って、最高に美味しいですね!


最後、これも買いましたガトーバスク。

これは・・・まだ食べてません。ごめんなさい。
さすがにこれだけケーキ食べて、おなかいっぱいで。
美味しく食べられないと思ったので、明日の朝ごはんにします。
いま冷蔵庫で寝ています。
ガトーバスクは日持ちするので明日でも美味しく食べられると思うので。
食べたらここに追記します。
8/15追記:
ガトーバスク、朝ごはんに食べました。
美味しかった!
エーグルドゥースのガトーバスクに少し似てるかな。外側はさっくりカリッとしていて、中のクリームは少し柔らかめで。エーグルドゥースのほうが中のクリームはやわめだけど、パリセヴェのガトーバスクも、クリームどろっとしていて、ラム酒の香りがすごくよくて、とても美味しいです。やっぱり焼き菓子もレベル高いなー