自分の運営している「漫画ブリッコの世界」の時から親しくしていただいているぱぱまささんが以前からオススメしていたお店、福生の「カフェ・ドゥ・ジャルダン」。
ここの名物は「王様のモンブラン」。すごい名前だ。
よっぽど自信がないと名乗れないよな。
一度食べてみたかったのですが、なにせ福生。旅行ですよちょっとした。
でも、意を決して行ってきました。
ただ福生だけだと電車賃がもったいないので、武蔵小金井のケーキ屋さんを絡めることに。
1日で3軒のケーキ屋さんをまわる弾丸ツアー、スタートしました!
まずは青梅線直通の電車で揺られること1時間。牛浜に到着。朝の10:45ぐらい。
予定通りとはいえ、やっぱり遠い!よく頑張った。
牛浜の駅からさらに歩きます。
カフェ・ドゥ・ジャルダンのサイトhttp://www.cafe-du-jardin.com/のアクセス地図を見ながらだったのですが、このアクセス地図みるとすごいわかりにくい場所にあるような気がして不安でした。
でも、実際は単純で、駅から国道16号線を目指せばよいだけでした。
てくてくと歩いて行くと、お店があらわれました。
カントリー調の、いい雰囲気のお店。
店内に入ると、ケーキを焼く甘い匂いがふわふわと充満しています。
いいねいいね!
ショーケースには正統派ケーキから創作系ケーキ、ファミリー向けのケーキなど、いろいろ揃っています。
なかでも王様のモンブランは特等席に陣取っていて、人気があるのがわかります。
ではさっそくカフェでケーキとお茶を・・・と思って店員さんに声をかけたところ、
なんと12月は土日カフェお休みなんですって!
うっわ知らなかった・・・
弾丸ツアー、最初から目算狂いです。
そうなれば仕方ない。外で食べよう。
そう思って、テイクアウト。その時にフォークをつけてもらいました。
これは牛浜の駅のベンチで食べるのかな〜と思ってふとあたりを見渡すと、国道16号線沿い、等間隔でベンチが並んでる。
おあつらえ向き。ここでケーキ箱を開くことにしました。
カフェ・ドゥ・ジャルダンのケーキ箱。
やっぱり王様のモンブラン推しですね。
まずは「アブリコバナーヌ」。名前の通りあんずとバナナのケーキです。
デコレーションも申し分なし。
断面図。
あんずのムースにホワイトチョコのムース。
酸味と甘味がよいバランスです。
美味しい。
次、「ユズラズキリマージュ」という変わった名前のケーキ。
柚子とラズベリーとキリのクリームチーズの頭文字をとった名前のようです。
これもデコレーションのシズル感が良いですね。
創作系のケーキでは柚子を使うのはけっこうやってる人多いですが、この「ユズラズキリマージュ」は柚子が主張し過ぎない感じで、好感度大。3つの要素の中ではラズベリーをいちばん感じたかな。個人的にはチーズもっと主張してもいい気もしましたが、これはチーズケーキ苦手な人でも美味しく食べられるチーズケーキ。グッドです。
そして、問題の「王様のモンブラン」。
すご!
王冠に金箔ですよ。まさに王様。
ポーションも大きくて、王者の風格を感じさせます。
切ってみました。
焼きメレンゲの台に生クリーム、マロンペースト。中に栗1粒入り。
王道中の王道ですね。
食べてみました。
焼きメレンゲの台がちょっと固くて、つけてもらったプラスティックのフォークで切るのがちょっと大変でしたが、サクサクでした。
和栗のマロンペーストは濃厚。和栗なんだけど、洋栗のようなコクがあります。
すごく美味しい!
食べごたえじゅうぶん。
これは自分が食べたモンブランの中でもかなり上位に来ますよ。
さすが王様。納得しました。
牛浜から今度は武蔵小金井へ。
武蔵小金井、オーブンミトンに行った時以来かな。数年ぶりです。
武蔵小金井では評判の高い2軒のケーキ屋さんへ。
まずは北口をてくてく。7〜8分歩いてたどり着いたのが「パティスリーメリクリ」。
小さなお店です。
でも美味しそうな雰囲気は出てる。
このお店、小さいながら一応イートインができるらしい、というのは事前調査で知っていました。
ショーケースも小さめで、ケーキの種類もそれほど多くないのですが、後ろの厨房がかなり大きかった。
焼き菓子が充実してたな。
ここでも3つケーキをオーダー。
そして飲み物の注文は・・・と思ったら、なんとこのお店、イートインするとドリンクが無料でついてくるんですって!
これはびっくり!
そんなお店知らない。
なんていい店なんだ・・・・
感激しつつ好意に甘えることに。
テーブルは1卓2席のみ。
そこにケーキと紅茶を並べてもらいました。
なんとまあ、ケーキ1個ごとにお皿とフォークが用意されている。
いたれりつくせり。
まずはジャマイカという名前のケーキから。
ラム酒とコーヒー。エキゾチックな味わい。
上にかかったナッツがいいアクセントになっています。
なかなか。
モンブラン。ここのはフランス正統派モンブランですね。
断面図。
台はスポンジ。中にもマロンペーストが入ってるのが特徴。
これもなかなか。
サントノーレ。サントノーレが置いてあるのは嬉しいですね。
生クリームとナッツがたっぷり。
ちょっと汚いんだけどばらしてみました。
内部はカスタードクリーム入りパイになっています。
飴がけシュークリームがカリカリして美味しい。
パティスリーメリクリ、小さなお店だけどものすごく接客が丁寧。気分がいい。
ケーキにもそれが表れていて、とても実直な味。真面目。
びっくりするほど美味しいというのはないけれど、どれも好感がもてる。
こういう店を普段使いできるのは幸せなことだと思いますよ。
メリクリをあとにして、向かったのは最終目的地、イトーヨーカドー武蔵小金井店。
ここに「Quatre-Quarts(キャトルキャール)」の支店が出ているとのことで。
本当なら武蔵小金井店に行くべきなんだろうけど、武蔵小金井からバスに乗らないといけないらしいので、ちょっとショートカットして駅前店で。
イトーヨーカドー武蔵小金井店、駅前にデンと構えてました。
キャトルキャールは1階のいい場所に出店してました。
ショーケースを覗いてみたのですが・・・
うーん、ちょっとやっぱりファミリー向けのケーキが多い印象。
場所に合わせてのことなんだろうけど。
その中から3つをチョイス。
これをお持ち帰りで。
そして、武蔵小金井から再び中央線に乗って、自宅に帰ってきました。
帰宅直後はさすがにおなかいっぱいだったので、数時間おいてから紅茶を淹れてケーキタイムに。
キャトルキャールのケーキです。
まずは和栗のモンブラン。
和栗のモンブラン置いてあるなんて、イトーヨーカドーの中にあるとはいえやっぱり只のケーキ屋さんではないところを見せています。
断面図。
台はパイです。厚めの。
パイかあ・・・
パイ、洋栗の濃厚なモンブランならいいのですが、和栗だと。
食べてみたのですが、やっぱりパイの比重が大きすぎ。和栗の繊細さが隠れてしまってもったいない。
うーん、ちょっと惜しい。
完熟バナナのタルト。
これもフォルムが可愛いと思って購入しました。
さて、切ってみましたよ。
うあ、バナナずどーん!!
「まるごとバナナ」かよ!
・・でもまあ美味しかったです。下のタルト台も悪くない。
キャラメル・ポワール。
これ、上のチョコで出来た洋梨は可愛いけど、ちょっと見かけ大雑把じゃない?
というのが第一印象。
でも、食べてみたら意外にうまい!
キャラメルのほろ苦さがけっこう出てる。
洋梨もたっぷりだし。
・・・・ということで1日3軒、1軒につきケーキ3個、合計9個。
使ったお金、3995円。
とりあえず購入したケーキは全て美味しく食べきりました。
でもこれが限界かな自分は。
カリスマスイーツブロガーさんとかだと一体いくつ食べてるんだ!?という人たくさんいますが、その域には到達できそうもない。
いつか野望としてパリに行ってパティスリーまわって食い倒れるのが夢なのですが、この程度でいっぱいいっぱいというのは情けない。