ツイッターで名パティスリー、ア・ポワンが6月末で閉店の事実を知ったのが6/12。
ア・ポワン、最近は週2日営業なので、残された日はあと6日のみ。慌てて馳せ参じました。
所在地、西八王子は中央線。四ツ谷から乗り換えなしで行かれます。
でも、小一時間かかります。けっこう遠い。
なので、なかなか行かれなかったのですが、こんなことならもっと行っておくべきだった。ちょっと、かなり後悔。
お店は西八王子から7〜8分歩いたところにあります。
幹線道路から少し外れているので、ちょっとわかりにくいかも。
こんな感じのお店です。
到着したのは10:30頃だったのですが、先客がけっこういました。これ、多分昼過ぎたら店の外まで行列できるんじゃないかな。
もしかしたら生ケーキはもうやってないんじゃないか?という心配は杞憂に終わり、ガラスケースにはシェフのスペシャリテや、夏らしいヴェリーヌもたくさん並んでいました。
本当なら全部端から端まで買いたいところですが、泣く泣く5つに絞りました。
メロンのショートケーキ。これはア・ポワンのスペシャリテ。前にも買ったことあるのですが、
こればっかりは絶対外せないので今回も購入。
ジューシーなメロンとふんわりとしたスポンジ生地、軽やかな生クリーム。
やっぱり美味しいわこれ。
いちごのショートケーキと違って水分がにじみ出るから難しいと思うのですが、本当にうまくまとめてある。
グリオットのショコラ・フォンダン。
濃厚なフォンダンショコラに無糖の生クリーム。中にさくらんぼが1粒。
甘くない生クリームがたっぷりなので、チョコレートの濃厚さが上手に中和されていて、バランスがとれている。
ムラング・カフェ。これもスペシャリテですね。
コーヒーのムースの上に林立する焼きメレンゲの柱。
ア・ポワンといえばメレンゲ、というくらいここのメレンゲは美味しい。
このムラング・カフェ、ケーキの上に載ったメレンゲは湿気ちゃうので、替えの焼きメレンゲがおまけについてくる。
おまけの焼きメレンゲの説明書。
コーヒーと焼きメレンゲ、最高によく合う。スプーンですくっていただきます。
店名を冠したケーキ「ア・ポワン」。
バニラとキャラメルのムース。ケーキが形を保つギリギリまで柔らかくしてある。
中に入ってるのは調べると洋梨のようなのですが、食べてみた感じでは桃のような気がした。違ってたらごめんなさい。
キャラメルがほろ苦くて、お酒もちょっと効いていて、見かけよりはずっと大人の味。こういうクラシカルなケーキ、惚れてしまいます。
レモンと赤すぐりのタルト。
一見するとポロネーズみたいに、全体がメレンゲで覆われています。
さっきも書きましたが、ア・ポワンといえばメレンゲ。絶対美味しいと思って購入しました。
どんな構成になってるんだろう、と半分に切ってみたところ・・・
なんじゃこれ!ほとんどがメレンゲ!
レモンのケーキにはメレンゲが鉄板とはいえ、このメレンゲの量には驚かされました。
そしてこのメレンゲ、表面を軽く炙ってあるので、ちょっとパリッとしてて甘くてとても美味しい!
レモンのムースはかなり酸味があるのですが、この大量のメレンゲとちょうど釣り合うすっぱさ。とても美味しい。
以上5個、さすが名店だけあって惚れ惚れする美味しさでした。
これがもう食べられないというのはとても残念です。
自分、記憶力はそんなにないのですが、今日食べたケーキの味、忘れないようにしたい。
6月の残りの営業日は、17日、23日、24日、29日、30日です。
西八王子、遠いのは確かですし、混んでるかもしれませんが、遠出しても並んでも食べる価値あり。都合がつく方は是非行ってみてください。
- 作者: 岡田吉之
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