2018年の夏も、新宿伊勢丹マ・パティスリーは豪華なラインナップ。
夏枯れなんて知らないよ!とばかりに、ケーキ好きの財布からお金を搾り取る構え。
今週はシャンドワゾーが登場です。
シャンドワゾー、自分は先月末今月頭と2回行ってるし、どうしようかなー??とも思ったのですが、
「今回限定!レモン味のミゼラブルがあるよ!」と言われれば、ミゼラブル好きとしては行かざるを得ない。
そんなわけで、今回のシャンドワゾー@マパテは限定品を中心に、さらっと流す感じで買ってみました。
マパテのショーケース、プチガトー以外に、限定のレモン味のミゼラブルのアントルメ、またこれも限定のケーキ「エテ」のアントルメもあって激しく悩んだのですが、プチガトーだけにしました。
まずは今回の目玉、ミゼラブルシトロンです!
こちらのレモン味のミゼラブル、どんなんだろ?と期待しつつ食べてみたのですが、
酸っぱい!
かなり酸っぱいです!
ちょっとレモン味にしてみましたよー的な改変ではなく、ガッツリ酸っぱい。
そして、レモンの香りがしっかりと。
これは、塩レモンだ。レモンの強い味と、ミゼラブルの塩気で、塩レモン味。
なんだけど、そこまで大胆にアレンジしても、ミゼラブルの本質は失ってないんですね。
バタークリームは濃厚で、レモンとバターの相性の良さ(ステーキの鉄板組み合わせ!)も感じさせて、名作ミゼラブルのバリエーションとして、常設してもいいんじゃないか?と思うほどの完成度。
やっぱりミゼラブルになると、気合が違いますねー。
次に、こちらも今回の催事限定、「エテ」です。
これは、メレンゲをバーナーで炙ったスタイル。
ベイクドアラスカを思わせますね。
断面はこんな。
カスタードの中にフルーツがゴロゴロ。
これは、構成としてはムラング・オ・フリュイという、古典的なケーキですね。
自分もいくつか食べたことがあります。好きなケーキなんですよねー。
ただ、たいていムラングフリュイは表面を乾燥させているのに対して、こちらは表面を軽く炙っているのが個性的。
あとは、パイ生地が美味しいですねー。かなり水気が出ているのですが、それでもしけずにさっくりとした食感をキープしていました。
これも今回限定がもったいない完成度。
そして、タルトシトロンも。
こちらのタルトシトロン、上にぷるぷるのジュレとピールがこんもりと。
断面はこんなです。
こちらのタルトシトロンは、レモンクリームがギューンと強烈に酸っぱいです。
剛速球。
それにプラスして、ジュレとピールが、レモンそのものの風味を。
なので、レモンの美味しさがあますところなく楽しめる、普通のタルトシトロン以上にレモン感の強いタルトシトロンです。
すごく美味しい。
最後、これは定番品だけど久しぶりに買ってみましたロワイヤル。
断面。
このケーキは、言わずとしれた紅茶とミルクチョコのケーキ。
久しぶりに食べたけど、やっぱり最高。
普通紅茶とチョコを合わせたケーキは、紅茶が負けてしまうことが多くて、なんで紅茶入れたの?みたいなこともあるんですが、このケーキは紅茶が味負けしてないんですよね。そしてチョコとの一体感が素晴らしい。
チョコの方も紅茶が入ることで、どことなくノーブルで上品な味わいになる。
やっぱり名作ケーキですねー。
ということで、結論としては、限定ケーキすごく美味しかったし、ミゼラブルシトロンは食べないと後悔するレベル。
なので行ってよかったです。
でも、シャンドワゾーはメンバーズカードも作ったし、またちょくちょく本店行くことになると思うけどな!
自分の中ではシャンドワゾーは夏のタルトやヴェリーヌも美味しいけど、本領発揮は秋冬だと思っているので、今から楽しみなのです。