新宿伊勢丹マ・パティスリー、毎年お盆の時期はどのお店が出るのか難しい部分があるのですが、
今年はなんとシャンドワゾー!
確かにシャンドワゾー、あんまりお休みしないイメージありますが、
お盆に持ってくるとは!
そして、毎回マパテ出店のたびに目玉商品を持ってくるシャンドワゾー、
今回の目玉は、スペシャリテ「ミゼラブル」をイメージしたレーズンバターサンド!
そりゃあもう、美味しいでしょうよ。
食べたい!
と皆さん思っているようで、初日からミゼラブルバターサンド大人気みたいで。
自分も気合い入れて行ってきました2日目。
マパテのショーケース、お盆でも生ケーキがちゃんと並んでました。
夏らしいケーキがいっぱい!
でも、アントルメはチョコ系のケーキが2種類と、このあたりはシャンドワゾーらしさが。
そして、バターサンド、いっぱいありました。
バラ売りのと、2個入りのボックスが。
事前情報で、バターサンド1枚だと物足りない、ということらしく、
気張って4枚買っちゃいました。
それでは、真夏のシャンドワゾーケーキ、いただきます!
まずは、ヴェリーヌアブリコから。
おー!あんずが山程。
スプーンですくってみます。
食べてみましたが・・
おー!あんずが、ボリュームだけでなく、味もめっちゃ濃い!
あんずの甘酸っぱさが前面に出て、なおかつあんずらしい独特の風味もかなり強く出ています。
それに対して、下のババロアは、バニラがガツンと効いていて、こちらも濃厚。
なので、強い味同士のぶつかり合い。お酒も少し効いていて、ダイナミックレンジの広い、強烈な印象のヴェリーヌになっています。
次に、フランボワジエ。
真っ赤です!
こちらのフランボワジエはラズベリーが主役。ラズベリーのジュレとバタークリームなんだけど、こちらもラズベリーの味がめっちゃ強い。ラズベリーを何個もいっぺんに口に入れたかのような、特濃の味わいがあります。特にバタークリームが美味しい。ラズベリーの酸味と風味にかなり振り切ったバランスのケーキになっています。これも印象強烈。
そして、ガトーショコラナチュール。
断面。
このケーキは、シンプルなガトーショコラ。チョコのスポンジとチョコガナッシュを何層にも重ねたスタイルは、シンプルで、言ってみれば誰にでもできそう。でも、食べてみると、チョコを得意とする村山シェフの自信作だけあって、味の広がり、奥行き、余韻・・・やっぱり普通のチョコケーキとはレベルが全然違う。別世界。濃厚なガナッシュとやや軽めのスポンジのリズム感が楽しくて、いくらでも食べられそう。
今回のケーキ最後はタルトタタントロピック。
分厚いです!
タルトタタントロピック、以前にも食べたことあります。
その時のはこんなでした。
これと比べると、今回のは、かなりボリュームアップした印象ですね。
そして、食べてみても、パワーアップしているように感じます。
トロピカルフルーツが焼かれることでそれぞれの個性を発揮、甘さが凝縮されています。
酸味もけっこうあって、これは後から足したのか、あんず由来の酸味だけなんのかはちょっと不明。
でも、甘くて酸っぱくて、トロピカルで、爽快感がこの上ない。
そんなフルーツの部分に対して、タルト生地はしっかり焼かれていて、クレームダマンドも厚みじゅうぶんで、タルトとしての完成度の高さはさすが。真夏のタルトタタン、今回もすごく美味しかったです!
さてさて、そして、今回の目玉、ミゼラブルバターサンド、食べますよー!!
高級感ある!
アップ。
では、齧ってみます。
おー!やっぱり美味しい!
バタークリームは、ほんのり塩気で、よく冷やしてあるので固さもしっかりと。
ラムレーズンはもうこのラムレーズン単独でもスペシャリテと呼べるぐらいの存在感。
でも、今回のミゼラブルバターサンド、一番印象に残ったのはサブレの美味しさ。
バター感あって、サックサクで。
確かにバランスとしてはバタークリームよりもサブレの美味しさが前に出ている感じはある。
もう少しバターほしいかな、という気持ちもなくもない。
けど、全体としての美味しさを考えると、バランスが取れている、とも思える。
そして、1枚ではやっぱり物足りない!4枚買っておいてよかった。
サクサクと食べられるミゼラブル、オススメできます!
・・・ということで、SNSを中心に話題沸騰のシャンドワゾーのミゼラブルバターサンド、かなり入手難しくなってくるかもしれませんが、ゲットする価値ありですよ!もし興味があればぜひ!