おっと、久しぶりの更新ですね。
ちょっとフレジエフレジエアントルメアントルメ・・が続いてたので、しばしケーキ活動は休んでました。
まあその間にも甘いものはちょこちょこ食べてたりしてたのですが・・
あと、バレンタインデーにはステキなチョコをいっぱいもらいました!友人1人からだけですが・・
お返ししないとねー
・・ということで、このブログの更新は久しぶりになります。
今日は、3月でいったんクローズになる新宿伊勢丹マ・パティスリーに今週出店しているユウササゲのケーキを買いに行きました。
実のところ、昨日も新宿にいたので、13時頃マパテ見てみたのですが、すっからかんで。
午後便が来るまではなんにもない状態。
じゃあ、ということで、日を改めて。
今日は、久しぶりに早めに伊勢丹に到着。
ユウササゲの催事出店は、伊勢丹でも高島屋でも三越でも、とにかく新作をいっぱい作る。
催事限定のケーキをいっぱいこしらえて、来る人を飽きさせない。
だから、ユウササゲの催事はいつも大人気なんですよね。
特に、催事のたびにずっと新作を更新しているショコラキュイシリーズ、自分ずっと追っかけてるのですが、今回はどう来るか?
楽しみだったのです。
開店。ショーケースを見ると、ありますあります、今回も新作ラッシュ。
どうやら、今回の新作、限定商品は柑橘類をフィーチャーしたものが多い様子。
美しいオレンジ色が咲き乱れています。
あとは、抹茶や桜など、春を感じさせるケーキもいっぱいありましたね。
とにかく新作が多いので、あれもこれもと気になりますが、食べ切れる範囲でいろいろ買ってきました。
先日東京都現代美術館で開催されていたミナペルホネン展で購入したお皿にケーキ載せてみますよー!
まずは、フレジエです!
最近はフレジエといえばアントルメばっかりだったので、プチガトーは珍しいかも。ミクニズぐらい?
アントルメあればアントルメいったんですけどね。
写真ではちょっとわかりにくいけど、中のムースリーヌ、ほんのり緑がかっています。
こちらはピスタチオのムースリーヌなのですね。
いちごとピスタチオは相性がいいので、時々ムースリーヌにピスタチオを混ぜたり、ピスタチオの豆をトッピングしたりすることありますよね、フレジエ。
ここでは大胆にピスタチオをムースリーヌに混ぜ込んでみましたが・・
食べてみたところ、もちろんピスタチオの風味はしっかりなのですが、そこまで豆っぽさはない感じ。
ムースリーヌにコクがプラスされた感じですね。
でも、いちごとの相性はやっぱり抜群で。
いちご自体もかなり美味しい。捧シェフこだわりのいちごらしいです。
インスタではキルシュ効かせた、とありましたが、そこまでキルシュは感じなかったな。軽めに使ってる感はありました。
トップはいちごのコンフィチュール。とろっとしていてクラシカルないちごジャム、といった感じ。甘くて美味しいです。
全体として、ピスタチオ使いだったりして変化球ではあるものの、とても食べやすい、万人受けするフレジエになってると思います。美味しい。
次に、柑橘のケーキ来ましたよ!ミルフイユたまみ、です。
大胆に愛媛・岩城島の柑橘「たまみ」をあしらったミルフィーユです。
横から見るとこんな感じ。
中にもたまみのジュレを仕込んであります。
この柑橘たっぷりミルフィーユですが、パイ生地は表面キャラメリゼしてあってパリッと、でも歯ごたえはみっしりした感じで目が詰まってます。やや重め・湿度のある生地です。
たまみさんは、これはもう、ジューシーで、甘くて最高に美味しいです!
ジュレも入ってるので、たっぷり柑橘の美味しさを楽しめる。
食べてて思い出したのは、オレンジ味のウエハース。
クリームとオレンジの風味、そして少しみしっとした生地の感触が、なんとなくそれを思い起こさせました。
全体に癖がなく食べやすいミルフィーユです。むしろちょっとすっきりしすぎてる?と思うぐらい。たまみの美味しさがたっぷり楽しめます。
さてさて、次はいよいよ来ました、ショコラキュイシリーズの最新作、「ヌメロ・ディス」です!
Numero Dix、ついに10作目ですよ!もう何年になるんだろう、ずっと作り続けて、感動すら覚えますね。
断面はこんな感じ。
今回は、このシリーズも柑橘と合わせてみました、ということで、焼きホワイトチョコに金柑を中心とした柑橘のジュレをあわせた構成。
これはもう、間違いないですよね。シンプルに美味しい!という。
ここ最近のショコラキュイは、ちょっと凝り過ぎかなー?という組み合わせが多かったのですが、今回は直球で来た感じで、とてもいいです。焼きホワイトチョコのキャラメルのような甘さと柑橘のさわやかさが最高に美味しい。底面のサブレもさくっとして美味しいです。
次は、これも限定品、サントノーレカフェエラブル。
これ、クリームたっぷりなので、マパテのスタッフさんが梱包に苦労しているらしいです。サービス精神ですよねー。
そんなスタッフさんのご苦労のおかげで、きれいな形で持って帰ってきましたよー。
断面はこちら。
こちらのサントノーレ、コーヒーとメープルということで、どんな味になるんだろう?と思ってたのですが、これが、コーヒーとメープルは定番の組み合わせかと思うほどよく合ってる。
そこまでド定番でもないんですけどねコーヒーとメープル。
食べてみると、なんだろ、思い出したのは、ライオネスコーヒーキャンディー?
あの苦みばしったコーヒーの風味と、キャンディーの甘ったるさ、それがケーキにアップコンバートされて再現された、みたいな。そんな感じ。コーヒーの苦味・酸味のバランスもいいし、そこにメープルの香ばしさが加わって、甘さとほろ苦さが絶妙。
すごく美味しいです!
生ケーキ最後は、ショコラノワゼットシトロン。
これも限定だったかな。すごく美味しそうですよね。
断面はこちら。
こちらのケーキは、チョコ、ヘーゼルナッツ、レモン、という、これはもう最高の組み合わせですよね。
レモンは、こちらも岩城島のレモンを使用しているそう。
食べてみましたが、やはり素材のアンサンブルが最高で!
チョコとヘーゼルナッツは最高の濃い組み合わせだし、ヘーゼルナッツとレモンもこってりさっぱりの組み合わせとしてポピュラーだし、もちろんチョコとレモンも最高ですよね。
それぞれのパーツの濃度が絶妙。チョコはほどよく重く、ヘーゼルナッツはやや強め、レモンはしっかりとした酸味と皮の風味。このバランスすごいですねー。
あまりにもバランスがいいので、すっと何気なしに食べられる。そのさりげなさがかっこいいです!
底のフィヤンティーヌのザクザクと、ヘーゼルナッツの実のカリカリがいい感じ。
焼き系も柑橘ですよー!
ネットでは「タルト不知火」とされていて、店頭では「タルトアグリューム」となってたタルト。
この焦げ色よ!
この焼き加減を見ただけで、勝利を確信しますよね。
もちろん、食べてみてもしっかりと火が入りつつもジューシーに焼き上げた不知火の美味しさ、そして濃厚なクレームダマンド、タルト生地の焼きの強さ、最高か・・
とまあ、今回はフレジエもありつつ、柑橘まつりでしたねー。
他にも、柑橘のショートケーキアントルメ、柑橘のケーク長いの、などなどもありました。
柑橘のショートは、カットがあれば買いたかったけど・・
ジューシーな最高級柑橘を楽しみたければ、ぜひマパテにおいでませ!