みなさん、体調を崩されたりしてませんか?
このところ、めっちゃ寒かったり、その翌日は暖かかったり、
ほんと体調管理が難しい・・
自分は、寒さが体調に直結してて、その体調が精神状態に直結するので、
毎日たいへんですよ。
精神のアップダウンがはげしくて、もうもう・・という感じ。
そんな毎日ですが、今日は特別に楽しみな日でした。
というのも・・
はなしは、今年のお正月にさかのぼります。
お正月に自分パクタージュに行ってケーキを買ったのですが、
大晦日に遅くまで騒いでたせいもあり、到着時刻がちょっと遅くて、
素晴らしいバガテルを買いそびれたんですね。
あちゃー・・・と悔しかったのですが、
悔しいついでに、久保シェフに、今度フレジエのアントルメ、作っていただけませんか?とお願いして。
うーーーーん・・と悩まれていたのですが、ありがたいことに特別に受けていただくことになり。
次回のいちごが届いたら、作ります、ということで。
パクタージュさんのいちごは、農家から届く特別な女峰。
女峰、昔は市場に出回ってたのですが、今はとちおとめやあまおうが全盛で、女峰はあんまり出なくなったのですよね。作る農家も減ってきていて。
でも、生で食べるのではなく、ケーキにしたり、コンフィチュール作ったり、ジェラートにしたりするのは、女峰が至上!と自分は思っていて。その話をしたら久保シェフと意気投合したり。
いわば、りんごが紅玉ならいちごは女峰。
酸味がやや強く、味が濃いので、甘さを足すと、抜群に美味しいんですよね。
なので、パクタージュさんは女峰にこだわっている、とのことで。
そんな女峰なのですが、時期が遅くなるにつれて若干品質が変わってくるらしく。具体的には粒が大きくなってくるらしい。甘さも若干強くなるらしい。
なので、徐々にバガテルやフレジエ向きからタルトフレーズ向きに変わってくるらしいのですね。
そういうこともあり、次に入荷するいちごがフレジエお願いするラストチャンス、受けてくださって本当にありがたかったです。
それからワクワクしながら待ってたのですが、ついに!次の女峰到着した、との連絡があり。
打ち合わせて、じゃあ9日にフレジエ取りに行きます。ということにして。
そして今日。
もう楽しみで楽しみで、わくわくわくわくわくでした。
今日もけっこう寒いですが快晴!
意気揚々とパクタージュに来ました!
最初に、できあがったフレジエを見せていただいたのですが、もう、我が目を疑うような素晴らしさで。なんじゃこれ!という。
発注しておいてなんですが、すごいもの受け取っちゃったなーという感想。
パクタージュの店内は、バレンタイン仕様。
チョコレートがいっぱい、チョコのケーキも色々。
あと、話題になってたガレット・てしまもバラ売り、缶入り両方あったので、バラを購入。
帰りの小田急では、早く食べたい食べたい!電車遅い!っとイライラしてました。いらいらわくわく。
家に着いて、手を洗って、いよいよ、パクタージュのスペッシャルオーダーフレジエアントルメ、開けます!
オープン!
じゃん!
おはーーーー!!!
すごいでしょすごいでしょ!
もうこれ見た瞬間大興奮で。
上から見ると
美しすぎる・・まさに芸術品。
いちごのアップも。
これ、切るのためらわれますが、切りました!
ざっくりと大きく切りましたよー!
さて!食べます!
・・・。
おはーーーーーーーーーー!!!
美味しい!
てか、すごく好き!これ!
まず、どこから説明すればいいか・・
いちご!女峰!めっちゃ美味しい!
味が濃くて、酸味もしっかりで、甘酸っぱくて、香りもすごく良くて、最高です。
そして、ムースリーヌ!
もう、バターーーー!という感じ。
バターの含有量がすごい。めっちゃ固い。
口溶けのよいバタークリーム、それにカスタードのバニラの香り。
キルシュが軽く効いてるかな。そんなにお酒お酒はしてないです。風味づけ程度。
そして、したたりおちるいちごのコンフィチュール。
薄めのアーモンド生地。
これは至福です・・・
そして、すっごくお腹にたまる。
基本フレジエは飲み物なので、プチガトーだと一瞬、アントルメでもするりと食べられるのが普通なのですが、さすがパクタージュ、濃厚なバタークリームと、ごろごろいちごの重みで、食べごたえが普通じゃない。ずっしりくる。
フレジエにおけるムースリーヌの加減は本当にお店によってそれぞれで、これまで食べた中でいちばん固かったのがアコテパティスリーの限定フレジエ。逆にいちばんやわらかいのはやっぱりリョーコかなー?ほんと、ほぼバターじゃん!から、ほぼカスタードクリームじゃん!まで、それぞれバラバラ。
お店それぞれの自慢のムースリーヌ、どれも美味しいと思うけど、自分はどっちかというとバター含有量多めの、固練りのが好きなのです。
そういう意味でも、アコテ以上に固いパクタージュのムースリーヌ、もう理想ですね。
この固さだからこそ女峰が生きる、というか。
めっちゃボリューミーですが、満足度も満点。
そんなスペッシャルなフレジエでした。
パクタージュでは、他にもいくつか買いましたよ。
ケークショコラアグリューム。
やや小さめだけど、美味しそう。
断面はこんな。
濃厚なチョコのケークに、柑橘のピールの風味がさわやかで、重いけど飽きずに食べられる。でもこれは一気に食べるより少しずつ食べるのがいいかもね。
そして、気になってたガレット・てしま。
切ってみました。
これ、すっっごく美味しいのな!びっくり。
こだわりの塩が、塩のうまみ、もちろん塩っぱくて、でもほんのり甘くて、
ざっくざくの生地とともに、甘塩っぱい美味しさが、あとを引くあとを引く。
いくらでも食べられるやつ。
これは10枚あったら10枚食べてしまいそう。
コーヒーと合わせてもいいし、お酒と合わせてもいいかも。
チョコも買ってみましたよ。
甘夏ショコラ。
じっくりコンフィにした甘夏のピールは、甘さと風味と、軽い苦味。そこまで強くはない。
チョコは、パリンと軽く薄く、ホロ苦で甘夏ピールと合っている。
美味しいです。これも手がとまらないやつ。
・・・とまあ、1ヶ月半の時間をおいて、ようやく出会えたパクタージュのフレジエ、最高の中でも最高でした。大興奮。
ちなみにお値段は・・詳しくは書きませんが、だいたい輸入ブランドのタブレットチョコ2枚分ぐらいです。そう考えると、そこまで高くないでしょ?
でもま、これで今年のフレジエはだいぶ満足しました。
とりあえず、しばらくは水だけ飲んで暮らします。うそ。それは無理だけど、倹約しないと・・・