3月に入ってから、暖かい日が続いてますね。
これはもう春到来!?
と期待してしまいますが、まだ早いかなー?
4月になるまで、もう少し寒い日もあると思いますが、
着実に春は近づいているということで、
早く春になれ!桜咲け!
そして自分は、「いちご欲」がかつてないほど高まっていて。
近所のスーパーで毎日のようにパックいちご買って食べまくってますよ。
でも、いちご食べつつ思うのは、
パティスリーのフレジェ1切れ、使われているいちごの数は2粒、多くて3粒程度。
その値段でパックいちごなら10粒以上食べられる。
単純にいちごの数だけで言えば、そりゃいちごそのまま食べたほうが安い。
でも、違うんですよねー。
スーパーのいちご1パック食べても2パック食べても、
パティスリーの美味しいフレジェのいちごを食べた時の満足に及ばない。
一流のパティシエは、フルーツをそのまま食べる以上の美味しさに作り変えることが出来る。
ミラクルですよ。
そんなもんで、いちごをたくさん食べつつ、心は「フレジェ食べたい!」となっていて。
そんなフレジェ欲でパンパンになっていた時に、ツイッターでパクタージュさんがフレジェ今年もはじめました!とのこと。
そりゃあもう行くでしょう。買うでしょう。食べるでしょう。
勢い余って、昨日電話でアントルメのお取り置きをお願いしてしまい。
明けて今日、意気揚々とパクタージュやってきました。
パクタージュでは、お取り置きしていただいたフレジェのアントルメ、そしてタルト、パンなどを購入。
4月下旬の気候の中、ほかほかと家に帰ってきました。
こちらがパクタージュのフレジェのアントルメです!
目がハートです!
これ、どっからどう食べてもいいんですよね!?
わー嬉しい・・
まずは少し小さめにカット。
食べてみましたが・・
美味しいのは間違いないと思ってましたが、やはり美味しい!
ムースリーヌが、かなり固めで、バター感、バニラ感のある、最高のやつ。
甘さもしっかり。
それに対していちごは、しっかり酸味の乗った、味の濃いもの。それがたんまりと。
やっぱりフレジェは甘くて固いムースリーヌに甘酸っぱいいちごの組み合わせが自分的には最強ですね。
もういくらでも食べられる。
だし、食べても食べてもまだ食べられるという幸せ。
最後は上にいっぱいいちごが載る形で。
いやー、やっぱり、美味しいフレジェはいちごパックをいくつ食べても得られないいちご欲を満たしてくれる。
美味しかった・・
しばし陶然の後、タルトも食べます。
まずはタルト金柑アラメゾン。
小ぶりのタルトですが、金柑がちょっと焦げているあたり、そそりますねー。
食べてみましたが、美味しいですー!
強めの焼きが金柑の皮の苦味にちょっとした焦げをプラスして、甘いダマンドが金柑のキュンとした酸味を引き立てて、金柑って美味しい柑橘だよなーというのを認識させてくれる。
これ前に書いたか覚えてないのですが、自分、昔は金柑を苦手としていて、それは理由としてははっきりしていて、おせち料理に入ってた「金柑の袋煮」!あれが子供の時にすっごくマズイ!というトラウマがあって。だってあれ、甘すぎるし苦すぎるし、風邪薬シロップの味がするー!きらいー!という体験から金柑を苦手としてたのですが、ケーキ食べ歩きをするようになってから、どこかのお店の金柑のケーキ食べてみたら、品の良い苦味と柑橘の酸味が心地よく、あれ?金柑、美味しい?と、蒙を啓かれた、それ以来金柑大好きになったのです。ようやく。
子供の頃にこんな美味しい金柑タルト食べていれば、長年金柑嫌いにならずにすんだのに・・
そして、タルト柚子も。
これ、見かけ柚子のタルトには見えないですよね。
切ってみました。
これ、焼きっぱなしフルーツタルトにしては珍しく、グラスアローを塗ってあったりラズベリーのジャムを塗ってあったり、手間がかかってる。
果たして柚子は・・?と訝しみながら食べてみたのですが、
これは!柚子だ!
サクサクと軽いタルト生地の中に、鮮烈な柚子の香りが閉じ込められていて。
柚子、香りもかなり強いし、酸味もかなり強い。
ラズベリーの酸味も加わって、タルトなんだけど酸味が尖ってる。
これはあれですね、よくある和素材として柚子を使ってみましたー的な使い方ではなく、柚子も柑橘類だよね!果汁は酸っぱいよね!という使い方。
すごく美味しいし、強い意思が感じられるタルトでした。
パン類はこの3点をお買上げ。
ミルクティーを淹れて夜ご飯に食べました。
まずはフィグノワ。
断面。
断面の通りいちじくがいっぱい。くるみもいっぱい。
やっぱりパンの生地がすごく美味しいなー。
むちっとしていて、弾力がすごくて、よく焼けのちょっと焦げた香りの良さがあって。
パクタージュのパンはほんと最高ですよ。
そして、ミルティーユ。
断面。
こちらは、大量のブルーベリーを練り込んだパン。
相変わらずパン生地は美味しいんだけど、ブルーベリーがいっぱいなので、食感はやや柔らかめ、しっとりしている。
ブルーベリーはジューシーで、フルーツタルト的な要素もあるパンですねー。
あと、よく味わってみると、かすかにスパイシーな香りが・・これは・・生姜?気のせいかなー?
最後、エピナというパン。
断面。
これは初めてかな?「ちぢみほうれん草」を練り込んだというパン。
黄色い部分はチーズかな?
こちらのパンは引きはそこまで強くないんだけど、むにむにとしていて、食べる快感がある。官能的。
ほうれん草もパンに合っていて、具材はそれほど多くないんだけど、惣菜パンに引けを取らない満足がある。
ということで、今回はパクタージュのフレジェを中心にフルーツをたっぷりいただきました。
やっぱり一流パティスリーのフルーツ入りケーキやパンは、フルーツの美味しさをより引き出す手腕に長けている、というのを再認識。
でも、まだいちご欲は治まってませんよ!
次はどこのいちごを食べようかなー・・・?