今回はケーキじゃなくてアートのお話。
こっちのブログではあんまり書いていませんが、ツイッターの方ではいくつか書いていますが、
今年に入ってから、自宅の改造計画を積極的に行っています。
うち、もう住みはじめて10年近くになるんだけど、インテリアに手を入れたいなーと思いつつ、時間ばかりが経過してしまって。
ほら、よくあると思うのですが、引っ越しするときって、いらないものいっぱい捨てるけど、完全に断捨離しきれずに、とりあえず取っとく?みたいなものがけっこうあって、それが新居に置く場所ないんだけど、とりあえずここに置いとく?みたいに暫定的に置いておいて、行き場所がないもんだからそのまま・・というものがあちこちに居座ってて。
そうした、場所をとってた、いらないものを思い切っていっぱい捨てました。
それとともに、引っ越す前から使ってて、とりあえず使えるからそのまま使ってるんだけど、買い替えたいなー・・と以前から思ってたアイテムもいっぱい買い替えました。
まだまだ着地点は見えてないのですが、徐々に作業中です。
それで、うちのインテリアは、部屋ごとにイメージが決まってて、例えば寝室はフランスの子供部屋風、ダイニングキッチンは北欧のカフェ風、そしてパソコン部屋はミッドセンチュリー~70年代までのアメリカンスタイル、というか、よく下北沢なんかにあったレトロモダンなおもちゃやインテリアを売ってる店の中・・をイメージしていて。
PC部屋は自分の生活のメインの場所なのですが、多少ごちゃごちゃさせたいなーという感じだったのです。
で、パソコンデスクの背中に置いてある、アップライトのピアノの上には食玩やカプセルトイなんかを並べているのですが、そこの壁に何か飾りたいなーと以前から思っていて。
ポップアートのリトグラフとか、ポスターとかも考えたのですが、ポスターはちょっと面白みに欠けるかなー・・うーん・・と、決定打がなくて思案中でずっと壁白いままだったのですが。
先日、こんな展覧会があるという情報を得て。
www.tokinowasuremono.com
ハ・ミョンウン(河明殷)さんという、韓国の女性アーティストなのですが、ウォーホルやリキテンシュタインなどのポップアートを平面から換骨奪胎して立体化させる作品を制作している、その個展を開くということで、初日に行ってきたのです。
この展覧会では、主に2種類の作品が展示されていて、
ひとつはリキテンシュタインの有名作品を半立体化した再構成作品。
もうひとつは、やはりリキテンシュタインの代表作「Brushstrokes」を再構成した作品。
www.tate.org.uk
自分最初は前者の、リキテンシュタインの作品を半立体化したコンパクトな作品をチェックしに行ったのですが、そちらよりも「Brushstrokes」のダイナミズムに惹かれ。
かなり悩んだのですが、中途半端なポスターやリトを飾るよりもずっとアグレッシブに部屋を彩ることができそうということで、1点作品を購入しました。
作品の代金は、そこまで高くはないのですが、自分貧乏なので分割払いにしてもらい、先日代金を払い終わったので、作品を届けてもらうことに。
無事作品届いたので、さっそくピアノの上の壁にかけてみました。
友人の助けも借りて、なんとか設置完了。
自分が購入したのはこんな作品です。
「Brushstrokes」を薄い板に再現して、それを色違いで何枚も重ねた作品。
ダイナミックだし、ちょっと可愛いし、きれいだし、すごくいい、と思うのです。
こちらが作品をかけた空間。
壁の右側は、もう一個なんか作品飾りたいなーと思ってスペースあけてあります。
ピアノの上は、セレッティのチェス型の大型キャンドルやルームフレグランス、食玩などが飾られています。
その中でも、一番右の食玩はアート関連のもので、昔々発売された村上隆の食玩とか、あと、これは最近購入したもの。
これ、奥のバルーンドッグ、一見ジェフ・クーンズのマルチプル?と思いきや、実は楽天で普通に売ってるフィギュア。
手前のは、「ネオ民藝」というカプセルトイで、アイテムの一部を現代美術二等兵さんが手がけているので、コレもある意味マルチプル?と思って揃えました。
ハ・ミョンウンさん、初日にギャラリーでお会いして色々お話させていただいたのですが、子供の頃からプラモとか作るのがすごく好きで、そこからアートを学ぶ道に進んだのですが、アート作品は立体以外は四角四面に収まっているのが面白くないので、自分なりに立体化してみたいと思って作品を制作しているとのこと。
古い革袋に新しい酒を盛る、じゃないですが、てらいのない古典の再構成、自分はすごく好きだなーと思うし、これまで自分写真作品はいくつか購入したことあるのですが、立体のオリジナルアートは初めての購入だったので、ちょっと度胸いりましたが、買えてよかったと思っています。