あけまして、おめでとうございます!!
去年の自分は本出したり台湾行ったりいろんなことがありました。
そして、本の時もそうですし、台湾旅行もそうですが、こちらのブログにコメントをくださる方々の
あたたかいアドバイスに、とても勉強させていただきましたし、元気づけられもしました。
ありがとうございました!
今年もマイペースでブログを更新していきたいと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。
さて、年があけたことですし、まずは「おせちはなくともケーキはね!」
ということで、
年明け最初のケーキはどこにしようかなー
やっぱりあそこかなー・・
と、やってきました。
聖蹟桜ヶ丘です。
謎のオブジェが迎えてくれます。
向かった先は「ル・ププラン」。
ル・ププラン、それほど広くない店内、たくさんのお客でごったがえしていました。
ケーキが飛ぶように売れていきます。
中でも、「あけましておめでとう」のプレートのついたホールケーキが次々と売れる。
最近は、お正月をケーキでお祝いするうちが増えたのかな?
すごくいいですね、それ!
そして、お正月気分はプチガトーにもあって、いくつかのケーキは、上に可愛いピックが刺さってる。
うーん、お正月だー。
そして、ガレット・デ・ロワも売ってました。
ル・ププランの「ガレット・デ・ロア」は、プレーンとりんごの二種類。大きさも二種類。計四種類。
その中で、りんごの小を購入。
さて、聖蹟桜ヶ丘駅から急行に乗って1駅、当然来るでしょう高幡不動。
高幡不動、午前中だからまだ混雑のピークではないみたいだけど、やっぱりすごい人。
そんな中、向かった先はいつものフジウ。
フジウのショーケースを見ると、今年はクリスマスケーキのカット売りはなかった模様。
でも、そのかわりにガレット・デ・ロワがまだ残っていて。
それも含めて、食べたことのないケーキを中心にいくつか購入。
帰ってきました。
家に帰って、まずはガレット・デ・ロワの揃い踏みを。
こちらが箱ですね。
左がル・ププラン、右がフジウ。
箱から出してみますねー。
お!模様がちょっと違う。
ガレット・デ・ロワの模様は、基本的に数種類しかなくて、その中からル・ププランはシンプルなスタイル、フジウは複雑なスタイルをチョイスしたようです。
・・と、一通り見比べたところで、ケーキを食べていきますよー。
新春一発目のケーキは、ル・ププランの「いちごのタルト」だ!
うーん、新春!
切ってみました。
こちらのタルトは、いちごは確か紅ほっぺだったと思う。ジューシーで味が濃いです。幸せ。
でも、単にいちごを載せただけじゃないですよ?タルト台はわずかに緑がかった、ピスタチオ入り?のクレームダマンドにさっくりとした生地、そして、上にいちごとラズベリーのジャムをひと塗り。
さらにナッツのカリカリもあって、かなり手のこんだものになっている。
クリームも2種類使ってるし。
これはすごいですねー。シンプルないちごタルトなんだけど、いちごの美味しさを引き出すためにあれこれ手を尽くしている。
だから、いちごをそのまま食べる以上に、美味しさが膨らむんですね。素晴らしいです。
次に、クルールドールを。
なんか富士山のピックが刺さってて、正月気分ですが。
こちらのケーキは、パイの上にバターでソテーしたりんごがいっぱい載っていて、さらにカスタードと生クリーム。
これがもう、めっちゃ美味しい!
主役のりんごが、じっくりと火を入れることで生まれるキャラメルの風味と凝縮されたりんごの甘さが、とろける美味しさなのです。
タルトタタンとはちょっと違って、どちらかというと干しりんごに近い。味がギュッと詰まってる。
甘くて美味しい。
そして、そのりんごを受け止めるパイが、はらはらさくさくで、わずかに塩気があって、これがまた美味しい。
タルトタタンとも、アップルパイとも違う、よく焼けりんご好きにはたまらない美味しさのケーキです。
そして、サントノーレも買ってみました。
おー、正統派の見かけですね。
断面。
このサントノーレは、プチシューに飴がパリッとかかった、オーソドックスなスタイル。
でも、見ての通り、ここでもクリームが多彩に使い分けられている。
生クリームと、ディプロマットとキャラメルクリーム。
とても手が込んでます。
さらにここでも飴がけのアーモンドが散らしてあるので、カリカリ感がアップ。
甘さもしっかりあるのですが、甘さ控えめの生クリームのボリュームが多いので、サントノーレの基本は守りつつも口当たりは非常に軽やかです。
最後に、「冬のショコラ」を。
こちらのケーキは、チョコという素材を様々に調理して、美味しさを引き出しているケーキですね。
チョコの甘さだったり苦さだったり、カカオの香りやミルクチョコのマイルドな風味だったり。
チョコの多様な表情を楽しめます。
何層にもなっていて、これもすごく手がかかってる。
そこに、アプリコットのジュレと、くるみ、アーモンドが的確にアクセントとしての役割を果たしていて、
味にさらなる広がりが感じられる。
いやー、すごいですねー。
ということで、ル・ププランの新春ケーキ、
やっぱり素晴らしかったです!
どのケーキも、小難しいことはまったくなくて、素直に美味しさを楽しめるのですが、その一見シンプルに見えるケーキに、実はとても手間暇がかかってる。構成が工夫されている。
それをさりげなく行っているのがニクいですね!
次に、フジウのケーキいきます。
まずは、レザンヴェールから。
このケーキは、ラムレーズン+コーヒー+バニラという組み合わせ。
この組み合わせ、意外と少ないかもしれませんねー。
でも、味の組み合わせとしてはごく真っ当な、順当な組み合わせ。
コーヒーの苦味とラム酒の渋み、甘い香り、そこからバニラの香りにつないでいて、
とても大人っぽい、いぶし銀の美味しさ。
ある意味、ラム酒+カルーアのカクテルを想起させますね。
見かけ以上にしっかりとした味の、アダルトな美味しさです。
そして、アルカザールです。
これは、アーモンド生地の間にパイナップルが入った、いわばフジウ風パイナップルケーキ。
これが、パイナップル餡が、かなりパイナップル感の強いもので、甘さも強め。
アーモンド生地もさっくりとした味の濃いものなので、本当に南国風の、パイナップルケーキ的な味わい。
先日パイナップルケーキを食べまくったこともあり、やっぱりフジウのパイナップルケーキはめちゃくちゃ美味しい!ということがわかりますね。
そしてそして、ちょっと大きなケーキ、「マルキ」です。
これ、ちょっとなんだかわからないですよね。
切ってみます。
おー、なんか層になってる。
このケーキは、チョコがけの中はチョコとヘーゼルナッツのスポンジ、そしてあんずのジャムという構成なのだそう。
食べてみると、チョコがザリザリしてないザッハトルテ、というような印象。
チョコスポンジとあんずジャムがオーストリア風な美味しさです。
でも、ザッハトルテほど甘さ強くない。
チョコスポンジは、甘さはそこまでないんだけど、ヘーゼルナッツのせいかな?しっとりとしていて、旨味が強い。
だから、甘さ控えめでも、満足度が高いんですよね。
これは、チョコ系で重いんだけど、ついつい食べ過ぎるタイプのケーキですね。
・・と、フジウのケーキはここまで。
ここからは、ガレット・デ・ロワの食べ比べですよー。
まずはル・ププランのガレット・デ・ロア(りんご)小サイズ。
焼き色よし!
切ってみます。
このガレット・デ・ロワは、生地はきっちり火が入った、さくさくで美味しいパイ生地ですが、中は煮りんごと、軽くコンポートしたフレッシュな角切りりんごがたっぷり入ってる。
これが、かなり酸味があって、ガレット・デ・ロワ=重い、というイメージを覆すものになってる。
むしろ、クルールドール以上にこちらのほうがアップルパイっぽい。
そして、フジウのガレット・デ・ロワはこちら。
こちらのガレット・デ・ロワは、ちょっと背が高いですよね。
切ってみます。
こちらのガレット・デ・ロワは、もう教科書通りの正統派ガレット・デ・ロワ。
パイもさっくさくだし、中のフランジパーヌはぽってりとしていて、アーモンドの香りが芳醇で、非の打ち所のない美味しさ。
でもまあ、個人的には、ガレット・デ・ロワ、好きなんですけど、お正月に何台も買って食べ比べ・・というほど情熱があるわけではなく。というか、プレーンなガレット・デ・ロワは、年に1~2台でじゅうぶんかな、という。
なので、最近の変わり種ガレット・デ・ロワは、自分みたいな飽きっぽい人には嬉しいですね。
今年はエーグルドゥースではいちじくのガレット・デ・ロワが出てるという情報。密かに狙ってます。
あと、フェーブについては、ル・ププランはパイの中、フジウは別添えで自分で選ぶことが出来ました。
ル・ププランのフェーブはまだ出てきてないので、出たら追記するかもです。