今年の梅雨はカラ梅雨ですなー
今日もいい天気!水不足は心配だけど・・・
なもんで、夏本番を前にして既に猛暑の今日ですが、めげずにケーキ屋さん行ってきました。
今回は、京浜東北線遠征しますよー!
京浜東北線、川口から先、浦和周辺はパティスリーのメッカ。
どの駅にも1軒、名店がある感じで。
でも全部のお店は回れないので、毎回悩むんですよねー。
今回も、カフェ・スイーツの影響でロタンティックに行くことは決めてたのですが、もう1軒どうしようかと。
アカシエもアングランパも捨てがたいけど、今回はポルトボヌールに行こう!
そんなわけで、まずは南浦和ロタンティック。
お店、すっごく分かりにくい場所にあって、かなり迷いましたが、Siriのナビでなんとか到着。
店内、とても明るくて清潔なイメージ。
でも、さすがオーボン系というだけあって、焼き菓子なんかがかなり充実していました。
生ケーキも魅力的なものがズラッと並んでいたのでかなり悩みましたが、今回はカフェ・スイーツに掲載されていた新作を中心にセレクト。
合計5個購入しました。
南浦和から今度は北浦和へ移動。
ポルトボヌールへ。
ポルトボヌールは、道自体はわかりやすいんだけど、商店街のかなり外れの方にあるので、本当にこのまま歩いて行って大丈夫なの?とちょっと不安になる距離。
まあ2度めだからそのあたりはわかってたので大丈夫でしたが。
ポルトボヌールの店内、いろいろと夏仕様。
ヴェリーヌが置いてあったり、ケーキも夏らしいケーキが並んでいたり。
そして、夏らしさといえば、スムージーを販売していました。
味は何種類かあって選べるのですが、自分はラフランスミラベルのスムージーを発注。
猛暑の帰り道、ズビズビ飲みながら戻ってきました。
買ってきたケーキは1時間以上冷蔵庫で冷やしてから、ケーキタイムです!
まずはポルトボヌールのケーキから。
可愛らしいケーキ、ル・カシスです。
このケーキ、名前の通りカシスの果実味がギュッと凝縮された甘酸っぱさに、チョコムースがよくマッチしている。上のマスカルポーネのクリームの優しい甘さもグッド。全体に爽やかなんだけど、チョコの使い方とか、さっぱりだけじゃない、ケーキとしての食べごたえも十分に考えられたケーキになっています。
次に、アマレナピスターシュ。
これは自分の大好きなチェリーとピスタチオの組み合わせですが・・
これがすごく美味しいのです!自分好みということを勘案しても素晴らしく美味しい!
ピスタチオは豆っぽさは少ないもののクリーミーでコクがある。そんなピスタチオに、たっぷりの甘いチェリーはややスパイスも感じつつ、下の生地がしっとりした層とさっくり固めの層の2層に重なっていて、この食感がケーキとしての奥行きを作り上げている。これも軽いだけじゃない、丁寧に作ってあるケーキとしての完成度の高さを感じさせます。
これも夏らしいケーキ、シブストピニャコラーダ。
表面のキャラメリゼをパリンと割って半分にしてみます。
これも美味しいなー!!すごく美味しい。
もちろんキャラメリゼしたシブーストクリームは大好きなので最高なのですが、カリッとしたキャラメリゼにふわふわ甘いシブーストクリーム、中にはソテーされて甘みを増したパイナップルと、南国的な甘さが大爆発。そして、忘れていけないのは、このパイナップルの入った器としてのタルト。これがバターリッチでとても美味しいのです。単なる器じゃなくて、味をぐっと引き締めている。これもケーキとしての完成度高しですなー。
少し重めのケーキも。タルトキャラメルサレです。
断面。
これは、キャラメルのほろ苦さが主役のタルト。塩キャラメルなんだけど、塩気はそれほどどぎつくはなく、キャラメルのコクをプラスする方向に若干感じさせるバランス。これも下のタルトが美味しいね。単調になりがちなキャラメルの味を様々なパーツで感じさせるので、飽きずに食べられるのがすごくいい。これにナッツとか入ってたら完璧だったんじゃないか?
ポルトボヌールの最後はヴェリーヌです。ライチパンプルムース。
清涼感あふれる外見です!
スプーンですくってみます・・・
このヴェリーヌは、グレープフルーツの果肉とジュレで鮮烈な酸味がほとばしり、その下はややまったりとした柔らかい酸味のライチのムース、そして最下部には再び強烈なパッションのソース。
強弱のコントラストが楽しい、さっぱりだけじゃないヴェリーヌでした。
ポルトボヌールのケーキ、どれも美味しかった!
夏らしいさっぱりとしたケーキであっても、「なんとなくさっぱりしてたけど印象に残らないよねー」みたいなところがなく、どれもしっかり「ケーキとしての完成度」が高い、「芯のある」美味しさになっていたのがさすがでした。
しばらく休憩の後、今度はロタンティックのケーキです!
まずは、カフェ・スイーツに掲載されていたシトロンノワゼットから。
シトロンノワゼットといえば、先日ルラシオンで全く同じ名前のケーキを食べました。
レモン+ヘーゼルナッツ、流行なの?
そのロタンティックのシトロンノワゼットですが・・・
これは酸味が強い!かなりレモンの主張が強いです!
ヘーゼルナッツは、レモンの風味の下支えの印象。
レモンの酸味だけだと強すぎるので、それをマイルドにさせている役割ですね。
ルラシオンのシトロンノワゼットがレモン:ヘーゼルナッツ=1:1だとすると、ロタンティックのシトロンノワゼットはレモン:ヘーゼルナッツ=2:1とか、そんな感じ。
これはこれで美味しい。面白いなー。
次に、ミルフィーユを。
このミルフィーユはオーボンを思い起こさせるフォルムですねー。
パイの焼きは見かけどおりかなり深くて、焦げ臭さを感じさせる。
クリームについては、若干軽めかな?中にラズベリーがかなりたっぷり入ってるので、そのせいもあって軽やかな味わい。個人的にはもうちょっと重くてもいいかも?という気もするけど、でも美味しいミルフィーユです。
そして、フォルムに惚れたモンテリマール。
断面。
このケーキは、名前から予想できるように、はちみつの甘さ、カリカリとしたナッツのキャラメリゼ、それにラズベリーのジュレの甘酸っぱさ。全体としては甘さが強めなんだけど、ラズベリーのさわやかさもあり、ベタッとした甘さにはなっていない。幸せを感じる甘さですなー。美味しい。
これもカフェ・スイーツで見て食べたかったタルトアブリコを。
断面。ちょっときたないけど。
このあんずのタルトは、かなりこだわって作ってるのが食べても分かる。
スペキュロス風味のスパイシーなタルト生地に、ピスタチオのフランジパーヌ、それがかなり重さを与えている。それに上に載ったピスタチオのクリームも、やはり重さを加えていますよね。アプリコットは半生でやわらかくて酸味も少なめなんだけど、この重さがあるので、バランスが取れてる。なんというか、あんずの美味しさを引き立てる渋い名脇役が勢揃い、といったような味の構成になっています。
最後に、サバランロランジュを。
スプーンですくって食べます・・・
このサバランは、中に大きめのオレンジ果肉が入っているので、そのさっぱりとした味に騙されると、中のリキュールのアルコールがガツンと来る、という、あまく危険な香り。すごく美味しいです。
サバランの生地は目が粗めで、海綿のようにシロップをしっかり吸うタイプ。食感はややザラッとした舌触りですが、生地が崩れてないので美味しく食べられる。
こちらのロタンティックも、夏らしいさわやかケーキでも、そこにオーボンヴュータンの血、というか、そんな濃さを感じさせるケーキが多かったですね。丁寧な仕事が光りました。
今回は京浜東北線の南浦和・北浦和に行ってみましたが、次回は、浦和・さいたま新都心かなー?どうしようかなー?悩むところです。