今朝起きたらプリンスの訃報が。
なんだよー、早過ぎるよ。
最近も新譜出したばっかりじゃん。
これからまた面白いことやってくれると思って期待してたのに。
ほんともう、がっかりだよ。
こんな時はやけ酒ならぬやけケーキだね。
プリンスの魂に捧げるケーキ、買いに行きましょう。
ということでやって来たのは銀座。
ひとつには、今銀座三越の催事にルラシオンが来て限定ケーキ売ってるということでそちらを。
そして、東急プラザ銀座でレザネフォールのケーキを。
東急プラザ銀座の4Fにはレザネフォールとエスキスがケーキを売ってるんだけど、
正直かなり厳しいように見受けられる。
なんかさー、多分ね、このフロア構成考えた人って、コンサルかなんかで、
「衣食住をトータルに展開することで働く女性のライフスタイルのアッサンブラージュエフェクトをコンシュームする」云々、適当なコンセプトでひねり出したようにしか見えないんだよね。
単なるお飾りとしてのケーキ屋。
ケーキを一生懸命作ってる人へのリスペクトが感じられない。
うーむ。
でも、お店出した以上は応援したいよね。ということで買ってきました。
それでは、紅茶を淹れて、プリンスの傑作音楽を聴きながらケーキ食べるとします。
まずはルラシオンのケーキから。
フレジエ。
春らしくていいですな。
このフレジエは、ムースリーヌの部分は若干甘さ控えめ。
その分、スポンジにうったシロップと、上のナパージュの甘さでバランスを取ってる。
これはこれで美味しい。
けど、スポンジがシロップかなり吸ってるので、あと背がけっこう高いので、フォークで切るとボロボロっと崩れてしまう。
その点だけちょっと。
でも美味しいフレジエでした。
次に、今回の催事限定のケーキ、「ミルフイユKONATSU」を。
これ、横倒しのパイ生地の間に生クリームと小夏のジュレが挟んである。
豪快にバラバラっと焼かれたパイ生地は香ばしくて美味しい。
けど、ちょっと湿気を吸ってサクサク感が減退しているのはもったいなかった。
中のクリームはかなり軽めで、小夏の甘酸っぱさもあってさわやか。
ただ、ミルフィーユの場合、パイがしっかり焼かれている場合はクリームも濃厚なほうが合うと思う。
ちょっと一体感に欠けたかなー
フォンテーヌ。
緑色がキレイです!
断面。
このケーキは見ての通りピスタチオとラズベリーの王道の組み合わせ。
でも、下にピスタチオ他様々なナッツが入っていて、それがピスタチオの豆っぽさを補強しているんですね。
なので、ピスタチオの香ばしさが際立つ。
それに対してラズベリーの酸味はちょうどいいバランス。
丁寧に作られた、美味しいピスターシュフランボワーズだと思います。
ルラシオンのケーキ、最後はマルガッシュ。
このケーキは、これも見ての通りのチョコレートケーキ。
このチョコケーキは、チョコの香りがとてもいいですね。食感はブラウニーのもっそりした部分とガナッシュのねっとりした部分のコントラストが面白いです。中に入ったくるみもいいアクセントになってる。
ルラシオンのケーキは、どちらかというとシュアなバッティングの印象がありますね。
斬新さはそれほどなくても、丁寧に作られた、安心して食べられるケーキ。
美味しかったです。
しばし休憩して、またプリンスの音楽をかけて、今度はレザネフォールのケーキを。
まずは一番負担が少なそうだったヴェリーヌを。
ショコラブランオランジュです。
スプーンですくって食べてみます・・・
これは!かなり美味しいヴェリーヌなんじゃないか?
中に入ったオレンジのフレッシュさと、ピールの苦さ。それにホワイトチョコムースのまったり感。
そして、一番下にはチョコスポンジまで入ってるのです。
さらにマンゴーパッションのトロピカルな味まであって。
さわやかなヴェリーヌですが、かなり手の込んだ、でも統一感のとれた美味しさ。
素晴らしいですなー。
次に、レザネフォールを代表するモンブランを。
これはレザネフォールが出来て最初に訪れた時に食べました。
断面。
やっぱりこのモンブランは独特ですなー。
メレンゲはトップにちょこんと飾り、下の台はクレームダマンド入りのタルト。
そこに濃厚なマロンクリームが加わり、相当にお腹にたまるどっしりとしたモンブランになってる。
うむ、美味しいぞ。
ロールケーキも売ってました。ルーローフリュイルージュです。
このケーキは、スポンジがしっとりしっかりの生地。そこにあっさり目の生クリームと、ベリー類の甘酸っぱさがよく合う!それぞれのパーツを堪能するシンプルな、美味しいトライフルロールとも言えるケーキになっています。
最後、ルージュを。
これは王道のショコラフランボワーズですね。
基本はガトーショコラなんだけど、間にショコラフランボワーズのクリームが挟まれていたり、下がクランチチョコになっていたり、工夫がされている。
オーソドックスなケーキと思いきや手がちゃんと入ってるのが分かる。
これも美味しいケーキでした。
レザネフォール銀座店は、ショーケースも小さいし、売ってるケーキの種類も少なめ。
これではレザネフォールの本当の魅力は伝わりにくいんじゃないかなー。
いっぱい売れて欲しいけど・・・
そして、今、この記事を書いているお供にもプリンスの音楽かけてます。
やっぱりプリンスの音楽は偉大だわ。