自分の記憶が確かならば、メゾン・ド・プティ・フールはかつて京王百貨店の地下に出店していたはず。
何度かタルト食べたことがある、と思うんだけど、だいぶ前のことだからなー。
その後ずっとご無沙汰してたんだけど、今回マパテに来るということで、久々再会してみようかと。
マパテの店内、生菓子、焼き菓子、ケークなどなど。
タルトはなかったなー。タルト買いたかったんだけど。
その代わり、ガトーバスクがあった。
実は2014年7月のマパテ、出店する4店すべてにガトーバスクを作るように発注しているらしい。
なおかつ、おそらく「独自性のある、個性的なガトーバスクを作って下さい」と指示している模様。
そのため、アカシエでは真四角のガトーバスクが出ていたし、メゾン・ド・プティ・フールは「ガトーバスク・フレ」=生ガトーバスクなるものが出ていました。
うーん、普通のガトーバスクがいいのになーとちょっと思ったけど、いちおう買いました。
その他、ケーキ4つ、合計5個購入。
今日は曇り空でまだそんなに暑くないので助かりました。持って帰ってきました。
最初に、「ショーモンテ」というケーキ。
これ、焼きメレンゲでバタークリームを挟んだケーキ。
断面。
これは古典菓子らしいのですが、ムラングシャンティのクリームをバタクリにしたようなものですね。
ムラングシャンティ好きなんだけど、バタクリならもっと美味しいに違いない!と思って期待して食べてみましたが、やっぱり美味しい!
焼きメレンゲはホロッとした軽さ。バタークリームはそれほど重くはないけど、しっかり甘い。
ただ、これ、側面にもバタクリが塗られているので、食べるのは結構たいへん。まぶされているクラムもポロポロ落ちてくるし。
でも、そんなのをものともしない、素晴らしく美味しいケーキでした!
ルーション。あんずのケーキ。
これ、断面図撮るために切ってみたら・・・
中から半割のあんずがゴロンと。すごい。
これだけ大きなあんずが入っていて、杏のムースも甘酸っぱくて、
あんず大好きな人にはたまらない、あんずづくしの美味しいケーキ。
表面のココナッツもあんずと合いますねー。
サントノーレ。
断面。
これ、クリームが灰褐色なんだけど、色が変わるほどバニラが入ってるってこと?すごいなあ。
中のシューにはカスタードクリームで、表面は飴がけ。
飴がちょっとにちゃっとしてて、歯にくっつくのがちょっと怖かった。
また歯の詰め物とれたら困るし。
でも、そんな心配をよそに、たっぷりのバニラ生クリームとさっくりシュー&パイ生地が調和してて美味しいです。
アルルキン。例によって例のごとくチェリーのケーキは買うさ。
断面。
このケーキはいいですね!なにがいいって、ピスタチオがとっても豆感があって、少しのえぐみもあって、とても濃厚なんだけど、それを酸っぱいチェリーのジュレが見事に帳消しにしてくれている。
グリオットピスターシュの理想的な関係性。
美味しい!
最後に、バスク・フレ/オルディネール。
半生ガトーバスク。
結論から言うと、美味しいことは美味しいけど、自分はよく焼けが好き。
生地はすごく好みなのです。バニラとラム酒がキリッと効いていて。アカシエのガトーバスクよりもだんぜんこっちを選ぶ。
けど、なーんかなー。半生。半生もいいけど、うーむ・・・
だったら、よく焼けのガトーバスクにサバイヨンソースをかけるとかしたほうがより美味しくなるんじゃないのかなー。よくわかんないけど。なんか、うーむ・・・
・・・と、こちらも生煮え返事になってしまいました。
ということで、メゾン・ド・プティ・フールのケーキ、美味しくいただきました。
西馬込は遠いので、また来てくださいね。待ってます!
来週はシュクレリーナード。シュクレリーナードのガトーバスクは、かなり期待大ですよ。これぞガトーバスクの真髄!というのを見せてもらいたい。