もちろん、ただ紅茶を買いに行っただけでは済みませんよ。
当然ケーキ買うでしょう。
ということで、まず最初に降り立ったのは荻窪駅。
目的地はそう、パティスリーヴォワザン。
ヴォワザンのケーキ買うのは4回目。お店に行くのは3回目。
pt.1 pt.2 pt.3
でも、ヴォワザンちょっと遠いんですよね。荻窪駅から環八に向かってテクテク。環八をさらに南にテクテク。
そこから1本道を入るのですが、いつもどこで曲がるのかわからなくて迷う。
角から「寶来家」という和菓子屋さんが見える道を曲がればいいのです。自分用メモ。
ヴォワザン、お店の見かけはちょっと地味。以前はフランス国旗を掲げてたのですが、今日はなかった。やめたのかな?
お店に貼り紙がしてあって、当分の間はオープン11時だそうです。
今日は3月3日。ひな祭り。
それから、先日テレビで「アイアンシェフ」という番組を観たのですが、そこでいちごスイーツ対決をしていたこともあって、今日は春らしいいちごのケーキを買おうかな?と思っていました。
そうしたら、そんな気分にぴったりの、いちごづくしのケーキがあったので、それをまずチョイス。
その他合計4個選んで購入。
荻窪から今度は高円寺に。高円寺ではまず先述のGclefでランカクラシックを購入、それからあづま通りを北進。ラブリコチエヘ。
ラブリコチエ、ケーキ買うのは実に5回目。お店を訪ねるのは3回目。
pt.1 pt.2 pt.3 pt.4
ラブリコチエへ行ったら買おうと思ってのは、「アマイタマシイ」。
「アマイタマシイ」、期間限定メニューだったはずなのですが、大好評につき3月ぐらいまでは土日限定で販売することになっていて。
こればっかりははずせないな、と思って。
お店に着いたのは12時半ぐらい。店内はたくさんのお客さんでごったがえし。
そして、いくつかのケーキが品切れになっておる!
お目当ての「アマイタマシイ」もない!
というか、「アマイタマシイ」、お取り置きだけで完売らしい・・・
どんだけ人気なんだよ!びっくり。
読みが甘かった・・・
気を取り直して、ショーケースに並んでる中からまだ食べたことのないケーキを中心に4つセレクト。
スタンプカードも押してもらいましたよ。
そして、ヴォワザンのケーキ箱とラブリコチエのケーキ箱を2段重ねにして持って帰ってきました。
家に帰ってきて、一息いれてから、ランカクラシックを淹れてケーキタイム!
まず最初にラブリコチエのケーキから。
さつまいものシブスト。
あんまり春らしくはないけど、ちょっと面白そうだったから。
見かけはシンプルです。
表面は薄くキャラメリゼしてある。
切ってみました。
なんと、シブーストクリームの下に黄金色のさつまいもがゴロンと!
ほくほくで美味しい!
ふんわりクリームとの食感の対比も面白いですし。
ベーシックなケーキでもぬかりありません。
ビシュロン。伝統菓子ですね。
チョコのコポーがこれでもか!と載っかっていて、食べるのがちょっと大変。
シンプルなチョコケーキなのですが、見てわかる通り、チョコスポンジとチョコクリームが何層にも重なってる。
この手間暇のおかげで、濃厚だけどしつこくない、パクパクと美味しく食べられるチョコケーキになっています。
カシュカシュ。これは春っぽい。
これも一見シンプルなチーズムースのケーキに見えるけど・・・
中にはベリーのソースとブラックベリーが入ってました!
カシュカシュって、たしか隠れんぼという意味だったと思う。
サプライズのあるケーキですね。
ルリジューズ・ショコラ。ラブリコチエ名物ルリジューズ、今日はチョコレート味。
中にはもちろんたっぷりのチョコクリームが。
改めてルリジューズ、シュー皮がかなりしっかりしてる。そして味も少し塩っぱくて、しっかりした味。チョコクリームはやや軽めだけど、シュー皮のおかげで全体的には濃い目の、重厚感のある一品になってる。
ルリジューズ、今度また別の味の時に訪れたいな。
ラブリコチエのケーキ4つ食べた時点でポットに淹れたランカクラシックを飲みきったので、小休止後今度はダージリン・セカンドフラッシュを淹れて、ヴォワザンのケーキの番。
タルト・オ・ショコラ・カプチーノ。
最近コーヒーのケーキ食べる機会がなぜか多い。
断面図。
ほんのりチョコ?のほとんど甘みのない生クリームと、下に敷かれた濃厚なコーヒーガナッシュ。そしてガリッというぐらい固く焼かれたタルト台。
たしかにカプチーノだ。これ。エスプレッソとミルクフォームを再現している。
美味しい。特に香ばしく焼かれたタルト台がすごく美味しいの。
うーん、素晴らしい。
デリスフランボワーズ。
チョコとラズベリーとピスタチオのケーキ。
出た!ヴォワザンのピスタチオ。
以前の記事にも書いたけど、広瀬シェフは本当にピスタチオ大好きなんですね。すきあらばピスタチオ使ってくる。そしてそれが美味しい。
このケーキも、なめらかなチョコムース、ラズベリー、ピスタチオ、最高のバランス。
マロンフィグカシス。
マロンにカシスを合わせるのを初めてやったのは誰なんだろう?自分はラ・レーヌのモンブランで初めて体験して、その時はびっくりしたのですが、今や当たり前になってきましたよね。
でも、さらにいちじくを重ねるとは。
トップにもマロングラッセが載っていて、見かけ以上に栗です。栗だけど舌触りはとてもなめらか。それにカシスの酸味とフィグの粒粒が加わって、重層的な美味しさに。
そして、最後に、いちごですよ。いちご。
苺のパリパリタルト。
このダイアリーの過去記事をめくっていただければわかるかもしれませんが、自分、あんまりいちごのケーキって買わないんです。ショートケーキもしかり。
なぜかというと、いちご大好きなんです。いちごって、それ自体美味しいじゃないですか。練乳をかけたいちごは神の食べ物だと思う。
それだけに、いちごって禁断の果実というか、反則というか、どうやったって美味しくなるのが当たり前。ショートケーキだって、誰が作っても美味しくなる。
それだけに、ケーキとしての個性を出すのがとても難しい食材だと思うのです。
だから、いちごのケーキを見ると、どうしても「ああ、いちごに逃げたのね・・」と思ってしまう。
簡単だけど難しい。
でも、ヴォワザンでこれだけいちごたっぷりのケーキが並んでいるというのは、絶対何かある!あるはず!
そういう期待と不安の半々な気持ちで購入しました。
上の2粒のいちごをまず食べて、ナイフで切ってみます。
さて・・・・・。
出た!ピスタチオのクリーム!
そしていちごのコンフィチュール!
パートフィロに包まれた中にはクレームダマンドが!
うわー、やっぱり・・・!
そうだよね、広瀬シェフが、単にタルト台の上にいちご載っけただけのケーキを並べるはずがない。
期待通り、いや期待以上のケーキ。
ちょっと感動しました。
味は、もちろんすっごく美味しい。
甘酸っぱい生のいちごに、最高の相性のピスタチオクリーム、そしてパリパリのパートフィロ、濃厚なクレームダマンド。
春が来た!という鮮烈な印象を残す。
買ってよかった。
・・・ということで、今回は高円寺の名店ラブリコチエと荻窪の名店ヴォワザンのケーキをたっぷり堪能しました。
どちらも駅からはちょっと歩くのですが、その大変さは必ず報われる。
これからも5回目、6回目と訪れると思います。
特にラブリコチエはスタンプカードいっぱいにしないと!
有効期限2年で、あと4回ぐらい行けば満点になる計算。