快挙!生涯一度の「宮廷料理人」試験に合格
東京出身の29歳・神田さん
【ウィーン16日共同】日本の若者が700年以上の歴史を誇るハプスブルク宮廷料理のマイスター(名人)に−。オーストリア西部チロル州で今月10−15日に行われた国家検定料理マイスター試験に東京都八王子市出身の神田真吾さん(29)がトップの成績で合格、日本人として初めてマイスターの称号を得た。
オーストリア料理はハプスブルク王朝以来の伝統と高い格式で知られる。マイスターの資格を持つと、欧州では一流のコックと認められ、5つ星のホテルやレストランのシェフなど高い地位が保障される。
関連:
治が続く間に急速に質が低下した。どのレストランも外国人客向けに、パイナップルをステーキの上に乗せた「ハワイ・ステーキ」を品書きの中心に据え、料理人が心を込めて作ったオーストリア料理を出さなくなってしまったからだ。
元来、オーストリアは、首都ウィーンにおいてはトンカツの元祖である仔牛カツレツ「ヴィーナー・シュニッツェル」、牛肉の八幡巻きの元祖である「リンズロラーデ」、ハンバーグの元祖である「ファシルテスライプヒェン」、ハンガリー風「グラーシュ・スープ」など旧ハプスブルク帝国領各地の名物料理、地方では肉、野菜、パスタやチーズなどを巧みに使った郷土料理を食することができる美食国家だった。
日本でオーストリア料理を食べさせる店って、ほとんど聞かないですね〜。
ウイーンには何日か行った事があるのですが、たしかに「名物料理」とか
食べた記憶が無いですね。おしなべて料理は美味しかったけど印象は薄い。
自分自身まだ今ほど食事に対する関心が薄かったというのもありますが。
そのかわり鮮烈に覚えているのがホテルの朝食で、食パン、菓子パン、
シリアル、ケーキ(!)、卵料理、肉料理、ドリンクと、どのホテルでも
かなり豪華でしかも美味しかった。
今から考えると、たしかにポテンシャルは高かったんですね。
今回の受賞を機に、日本でも美味しいオーストリア料理を食べられる
店が出てくるとうれしいです。