いつから公開されていたのか知らなかったのですが、
写真家の蜷川実花の初監督作品「Cheap Trip」が
"mod's hair"のサイト内で公開されています。
http://www.mods-style.com/event/webshortfilm_cheaptrip/
流行の、リュックベッソンが車のショートフィルムを撮ったり、
岩井俊二がキットカットのショートフィルムを撮ったり、の
パターンではあるけれど、ちょっと興味を惹かれたので
25分間、じっくり拝見させていただきました。
・・・・すごい。
蜷川実花の写真の特質は、一瞬見ただけで彼女の作品と分かる
独特な色彩感覚にあると思うのですが、
この「Cheap Trip」という作品、彼女の持つ天才的な色彩以外
全 く 見 る と こ ろ が な い 、
というすごい作品でした。
とりあえず、蜷川さんに言いたいのは、
映画はもう止めておきましょう。
あと、今回初めてストリーミングのWEB映画なるものを見たのですが、
128k、500k、1Mの3つのモードが選べるようになっている中で
1Mの、つまり最高画質モードで見たのですが、
画質・音質ともに、非常に劣悪なのですね。
特に今回の作品みたいに、絵の綺麗さが全て、の作品の場合、
画像情報の欠落によるモザイクやぶれなどは致命的な欠陥になっていました。
思うに、現時点ではWEB映画は、まだ「映画」の真似事でしかない、と。
強く認識させられましたね。