Nyao's Funtime!!

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ラブリコチエさん、頑張れーです!

こんにちは!
なんかこう、せっかく春の陽気になっているのに、世の中的にはちょっと暗い感じですねー。
みんなピリピリしている。まあわかりますが。
でも、こんな時こそ前を向いて楽しみたいですね!
世間が不安になっているから、楽しい気分になっちゃダメ、なんてことはないですからね!
じゅうぶん注意した上で、できる範囲で楽しみましょう。

今回の件もそうですが、なにかあると、日本はもうダメだーー!!という人、います。
でも、日本もダメな部分もあるし、いい部分だっていっぱいある。
自分的には、美味しいケーキを作るステキなお店いっぱいあるし、面白いアニメや漫画、個性的な現代アート、などなど・・文化の面では充実していると思うのです。
ただ・・・・そうした文化の充実も、立っている基盤はとても脆弱なのが気になります。
どこも人不足、低賃金長時間労働によって支えられているのが現状で。
アニメ業界のひどさは以前から言われているし、若手のアーティストはなかなか食べていけない。漫画も、出版不況なのでなかなか思うように作品が作れず、自由を求めて同人誌へ・・という人が少なくない。
そして、ケーキ!世界でも有数のパティスリー王国日本ですが、人手不足が深刻なんですよねー。
この問題はなかなか根深く・・
インスタで海外のパティスリーの画像とか見ると、スタッフ勢揃いの写真とか、この規模の店でこんなにスタッフいるの!?と驚愕することも多いです。小さな店でも10人近く製造・販売スタッフがいたりする。
それに対して、日本では、大きい有名パティスリーは多くのスタッフ抱えてますが、それより小さいお店だと、ひどい時にはワンオペじゃないけど、製造はシェフひとり、販売は奥様ひとり、なんてことも。
フラウラさんやリストワールヤマモトさんのように、自分の作りたいケーキを自分のスタイルで作る、ということであればそれでもいいかもしれませんが、作りたいケーキはいっぱいあるのに、人員が足りずに作れない・・というのはツラいことですよね。

自分の大好きなパティスリーでは、パクタージュさんは、思い切って平日は生ケーキなし、金土日だけ販売、という割り切ったスタイルですし、週休2日、3日、中には週末だけ営業のお店もある。
そうして、なんとか自分の作りたいケーキのクオリティを落とさずにやっている、という状況があります。
高円寺にあるステキなパティスリー、ラブリコチエも、やはり人手不足に悩んでいるみたいで、平日はほとんどケーキが並ばない日もあるようですし、名物のモンブランも、週末の提供になっているもよう。
杉本亜未先生がすごく心配されていて、自分も心配になったので、あと今シーズンのモンブランも食べてないので、行ってみることにしました。
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お店に着いたのは今日(日曜)の12時すぎだったのですが、ものすごい人!店内ごった返しています。
とぐろを巻いているお客さんの半分以上はイートイン希望、モンブラン食べたい様子。
ウェイティングがすごいことに。
そのたくさんのお客を、青年のスタッフさんと奥様が対応していましたが、ぜんぜんさばききれず・・
佐藤シェフは厨房でずっとモンブランの製造にかかりっきり。
なので、行列はさらに長くなり・・ついには店外にまであふれだしてしまいました。
うわー・・・大変だこれは。
ほんと、あと1人スタッフさんがいれば、だいぶ違ってくるんだろうと思うのですが、奥様ほんとお気の毒なぐらい大変そうで。
で、待ちながらショーケースを見てたのですが、ケーキの値段、安すぎない?
このクオリティで400円台中心とか、どうかしてる。
あの名物モンブランも500円台ですからね。あれで。いや、800円ぐらいとってもいいでしょうよあれなら。
自分、無駄に高いケーキは好きじゃないのですが、ここまで安い必要はない、と思いますよ?これだけ人気だし、物価も高騰しているし。去年多少値上げしたらしいですが、それでもまだ安い。

ということで、イートインはあきらめ、ケーキテイクアウトしてきました。

こちらが、今年のラブリコチエのモンブラン、テイクアウトバージョンです!
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そりゃ、イートインの時の富士山のようなモンブランにはかないませんが、それでもテイクアウトケーキとしては十分大きい。
断面はこんな。
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急いで帰ってきたので、焼きメレンゲはサクサク。生クリームは無糖でとろっとしていて、なにより和栗のクリームが、相変わらず最高に美味しいですね!ほくほくで、甘さ控えめで、風味絶佳。
まさに王道のモンブラン。800円とれ。

他にもケーキ、いろいろ買いました。
まずは、モンテリマール。
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モンテリマール、定番のケーキですね。はちみつとドライフルーツ、ナッツなどで作ったヌガーのムースのケーキ、というのが基本スタイル。
でも、ラブリコチエのモンテリマールは・・
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色々工夫がしてある!
食べてみると、ヌガーのムースはさっぱりとして優しい甘さ、だけどタルトの中のヘーゼルナッツとあんずのジュレと果肉。これがすごく個性的で!
ヘーゼルナッツがすごく強いです。香ばしさもあるし、味が濃い。
あんずは酸味がしっかり。
ヌガーの部分が軽めなので、よりヘーゼルナッツが立つ感じ。
このことによって、どちらかというと軽めの印象が強いモンテリマールが、がっしりとした味わいになってるんですね。
これは独創的だ・・美味しいです。

次に、ポンムキャラメル。
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こちらは、青りんごのムースとキャラメルのムースを重ねたケーキ。
りんごとキャラメルは合いますからねー。
でも、ここで青りんごをチョイスした、そして、青りんごの青くささを残したムースの作り。
それに対して、キャラメルもややほろ苦さを感じさせる。
チョコも少しビターな風味を。
なので、ほっこりする優しい味わい、というより、やや鋭角的な、尖った部分を感じさせる味の作りになってます。
アップルパイ的な甘さを想像するとちょっと違うかも。見かけよりもかなりクリエイティブな味わいのケーキです。

そして、オリエンタル。
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こちらは、和栗とみかんを合わせたケーキ、とのこと。
それは珍しい組み合わせだ・・正直ちょっと大丈夫か?とも思いましたが・・
食べてみると、違和感ない!美味しい!
やっぱり和素材の組み合わせだからかな?和栗のほっくりした甘さと、みかんの強すぎない柑橘の風味が、オリエンタル、というより、ジャポネ、な感じの美味しさに。
チョコのスポンジも、そんなに強くは主張してないので、バランスもいい感じです。すごく美味しい。抹茶でない和風のケーキ、でもちゃんとフランス菓子になってる、そんな美味しさです。

最後はアラビカ。
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アラビカ、以前食べたことあるのですが、今日説明文読んだら、オレンジを効かせてますとあって、あれ?以前のはそうだっけ?と思い買ってみました。
食べてみると、かなりオレンジしっかり効いてますね。前回はほとんど感じなかったので、やっぱり少し配合変えたのかな?前の時に気づかなかっただけかな?
ともかく、オレンジの風味、チョコとコーヒーの風味、よく合ってます。
コーヒーの酸味に、オレンジの酸味が加わることで、味に深みが出てるんですね。
チョコとオレンジは間違いのない組み合わせですし。
以前食べたときよりも印象が強く残りました。


・・・ということで、ラブリコチエのケーキ、どれもやっぱり美味しいです。
見ての通り、仕事も丁寧。個性的な工夫も随所に見られ・・モンブランだけの店ではない、というのは明らか。
お店の立地として、高円寺から徒歩10分近く、ということで、ケーキの価格設定も抑えているのかもしれませんが、これだけの人気店なら、もう少し値上げしても・・ドリンクで儲けるとか。
あと、やっぱりモンブランの季節が終わったあとの問題もあるかもしれませんね。
応援するためにも、自分、できるだけ夏とかにも行くようにします。
頑張れー!