前の記事にも書いたように、今週はデパ地下催事が大変なことに。
全部回れるかどうかはわからないけど、とりあえず一つ目、銀座三越で今日からスタートのユウササゲへ。
10時半に催事のショーケースに行ったら、捧シェフみずから接客していて。
レジもご自分で打っていました。
自分の対応も捧シェフにしてもらって感激。
ちょっとだけお話させていただきました。嬉しかった。
今回は高知県の小夏を使ったケーキがいちばんの売り。
さらに越後姫といういちごを使ったケーキも3種類ほど並んでいました。
その代わり、パルファンやコンパレゾンといったスペシャリテは並んでいなくて、ショコラキュイのシリーズも日替わりで1種類づつ並ぶのだそう。
そういう意味では、ユウササゲ初めて食べる人以上に、何度も通っている人に嬉しい品揃えでしたね。
ユウササゲのケーキ、まずは「モンテリマール小夏」から。
今回は高知の小夏を使ったケーキはこのモンテリマール、ヴェリーヌ仕立て、そしてエクレアの3種類があったのですが、今回はモンテリマールを。
捧シェフ、モンテリマールに柑橘類を加えたケーキ、得意としていますよね。
今回もそのバリエーション。小夏、美味しいです。ほろ苦くて甘酸っぱいフルーツの弾けるみずみずしさ、それにヌガーの甘みが寄り添っていて、とてもフレッシュ。春から一気に初夏に向かったかのように思える、気分爽快!なケーキです。
シブーストカシス清見。
カシスに清見オレンジを合わせたケーキ。カシスオレンジはお酒の定番になているように、合わないわけがない。このシブーストも当然のごとく美味しい。ちょっとカシスの酸味が前に出すぎかなー。カシスの量をもう少し減らしてオレンジの酸味と拮抗する感じだといかったかも、と思いました。でも、カシスとオレンジのパキッとした酸味、好きです。これも初夏っぽい。
ムラングシャンティカフェモカ。
断面。
これ、焼きメレンゲが驚くほど軽い。淡雪のようにすうっと溶ける。この口どけの良さは、どうやってるんだろう。びっくりしますよ。
中のコーヒーとキャラメルは、しっかり苦さは感じるけど、こちらも口どけ軽やか。後味すっきり。重厚な、ゴリッとしたムラングシャンティも好きだけど、こうした軽いムラングシャンティも美味しいですねー。
焼き菓子も買いました。ピティビエ。
きれい・・・切ってみました。
パイ生地はほんのり塩味で、これもはらりと繊細な生地。その中に甘さ控えめのクレームダマンドがたっぷり。
軽めながらバランスが凄く良くて、これは古典的なフランス菓子に捧シェフならではの感性をプラスしたピティビエになっている。ムラングシャンティもそうだけど、ずっしり重いケーキももちろん大好きだけど、こうした日本人的な感性を感じさせるケーキも、好きですよ。
最後に、サヴァランを。「サヴァラン越後姫」。
スプーンですくいます・・・
新潟県三条市の日本酒、五十嵐川を使ったというシロップは、量は少な目だけど甘さはかなり強め。それにたっぷりのいちご、バニラのカスタード、生クリームが合わさって、甘々のいちごミルク的な美味しさが。
日本酒、合いますねー。美味しいです。
ということで、今回のユウササゲ、フルーティーなケーキをたっぷり堪能しました。
今日は晴れて気温も上がり、一気に春から初夏を感じさせる日になっています。
そんな日にぴったりのケーキ、とても美味しかったです。