Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

拙著「ケーキツアー入門」好評発売中!

ケーキツアー入門: おいしいケーキ食べ歩きのススメ

新品価格
¥1,728から
(2017/6/21 00:00時点)

Amazonで購入するとちょっとだけポイントつくみたい。いつまでかは不明。
あと、当分電子書籍化はないと思う。


アマイタマシイ1巻 アマイタマシイ2巻 アマイタマシイ3巻 アマイタマシイ4巻 アマイタマシイRising
甘魂者の聖典!「アマイタマシイ」Kindle版好評発売中!!
紙媒体でも復刊ドットコムから発売決定!
→復刊ドットコムのページ

Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
長見良の魔法世界を応援します!

長見良の魔法世界


カルヴァ大船(CALVA)@新宿伊勢丹マ・パティスリー

このダイアリーを長く読んでくださっている方はご存知かもしれませんが、自分は2009年の1月に現住所に引っ越すまでは、子供の頃からずっと神奈川の大船に住んでいました。
大船って、かつては松竹撮影所があったりして映画ファンにはお馴染みかもしれませんが、自分にとってはずっと住んでいたにも関わらず、最後まで好きになれない街だった。
大船仲通り商店街は鮮魚や野菜・果物が安くて、活気があって「鎌倉のアメ横」なんて言われてますが、たしかに安いんだけど品質がちょっと・・・残念な感じで。
生活環境は「ルミネウィング大船」が出来て少し改善したのですが、それでもやっぱり都内にはかなわない。なので片道890円かけて新宿や渋谷までえっちらおっちら出かけてたわけです。


自分が大好きなケーキ事情についても、「エミール洋菓子店」という店があったのですが、まあ地元密着の古い洋菓子店でしたよ。「かまくらポテト」というさつま芋のケーキが名物で、それはまあ確かに悪くはないんだけど、素朴な味。さんざん食べたのでもういいかな、という感じでした。


その「エミール洋菓子店」が、父から息子に代替わりするために閉店・建て替えを行うことになったのです。
閉店セールでは全商品半額だったので、夢だったショートケーキホール一気食いをしました。
それが2008年1月のこと。
ダイアリーにも書きました。


そしてエミールは閉店・・・建物も壊されて更地になりました。
でも、新しい店はなかなかできず。
そして自分は前述のとおり2009年に引っ越して大船を離れました。
そうしたら、引っ越してしばらくして新店がオープンしたとの情報を入手。
それが「カルヴァ(CALVA)」という名前の店でした。
http://www.calva.jp/
なんでも、息子さんは2人いらっしゃって、一人がパティスリー、一人がブーランジェリーを担当される分業制をとっているとか。
ふーん・・・面白いねえ。
・・とかなんとか思ってたら、このカルヴァ、なんか思いの外評判が高い。
かなりの名店になっているらしい。
「え〜・・・エミール洋菓子店だったくせに・・・」
と、ちょっと半信半疑でした。
だからといって確認するために往復2000円かけて大船に舞い戻るのはちょっと・・・
などと歯がゆく思っていたら、とうとう新宿伊勢丹のマ・パティスリーに登場ですよ。
マ・パティスリーに選ばれるというのは、本当に一流の店の証。
これは絶対行ってみないと。
というわけで、今日伊勢丹に出かけて来ました。


伊勢丹に着いたのはいつものように10時10分前。
そうしたら、拡声器を持った係員さんが。
「伊勢丹新宿店、4月1日からオープンが10時30分になります〜」
!!
知らなかった・・・
伊勢丹のWebサイトとか見てたのに気がつかなかった。
しかたないので、30分ほど新宿を徘徊して、10時半に入店。
マ・パティスリーのショーケースは2つつながっているのですが、
1つはケーキ、1つはパンがずらりと並んでいました。
さすが、カルヴァのコンセプトをよく分かっていらっしゃる。
ショーケースをじっと見てみると、ケーキ、見るからにめちゃめちゃクオリティ高い!
うわー・・・評判は本当だったんだ・・・
苦労しながら4つチョイス。
そして、パンのショーケースも見ましたが、こちらもすごく美味しそう。
焼き色が濃くて、しっかり焼きこまれている印象。
クロワッサンもクイニーアマンも魅力的だったけど、ダークチェリーのデニッシュがあったのでそれを購入。
「かまくらポテト」も売ってましたが、それはスルー。もう食べ飽きてるので。
その他に、これも評判のドーナッツなども買いました。


家に帰って、ランカクラシックを淹れて、ケーキタイムです。
まず最初に手をつけたのが、今回のマ・パティスリー限定の新作「フレーズマスカルポーネ」。

これ、すごく手が込んでいて、イチゴとマスカルポーネをクレープで包んで、それをエクレアのシュー生地でサンドしてあるという。
切ってみました。

中には大きくカットしたイチゴが。

食べてみましたが、これ、すごくいい!!
マスカルポーネって、生クリーム以上にミルキーな味わいがあるので、イチゴと一緒になると、完全にいちごミルク味。完璧。
でも、このケーキのすごいのは食感。マスカルポーネの「とろっ」、クレープの「もちっ」、シュー生地の「さくっ」と、異なる食感のアンサンブル。
なんというか、食べてると「春が来た!」という、ほんわかした気持ちになります。
これは絶対伊勢丹行って食べて欲しい。1日限定50個だそうなのですが。


次はモンブラン。

カルヴァのモンブランは、和栗と洋栗を合わせたケーキだとのこと。
断面図。

生クリームたっぷり。生クリームと焼きメレンゲの間にもマロンペーストが挟んである。
食べてみると、確かに和栗のほくほく感と、洋栗のまったり感がいい具合に混ざってる。
台の焼きメレンゲがしっかり焼いてあって香ばしい。
エミールのモンブランは美味しくなかったんだけどな〜・・・隔世の感。


オランジュリー。

これ、伊勢丹のショーケース見た瞬間に「美味しそう!」と惚れました。
このシズル感は相当ですよ。
名前の通りオレンジを中心にして、チョコ、ラズベリーを合わせたケーキ。
中にもオレンジの果肉とラズベリーが。

これもやっぱり美味しい!見かけの期待に応えてくれた。
チョコレートの美しいグラサージュですが、そんなにチョコは濃厚すぎず。ほんのりビターでオレンジの酸味とよく合っている。
そして、オレンジとラズベリーがまた合うんですね。オレンジとカシスというのはあるけど、ラズベリーも合う。
底に敷いたフィヤンティーヌがいいアクセント。
全体的に「ジューシー」。あたたかい季節に合ったチョコケーキだと思う。


ケーキの最後は、いちばん濃厚そうだったマダガスカル。

これもフォルムが美しいですね。
ミルクチョコムース、チョコガナッシュ、チョコスポンジ、そして底にはパリパリチョコ。チョコまみれの手の込んだケーキ。
でも、見かけほどには濃厚ではない。手は込んでるけど、とても食べやすい。
チョコフリークには物足りないかもしれないけど、とてもバランスの良いチョコケーキだと思います。


ということで、まずはケーキ4つ。
共通しているのは、食感のメリハリに心を配っているな、という印象。
だから食べていて驚きがあるし、楽しい。
真骨頂が限定のフレーズマスカルポーネ。
これは本当に食べて欲しい。



ケーキはお昼ごはん、そして、パンとドーナッツは夜ごはん。
でも、待ちきれなくて、少し早いですが、パンとドーナッツも食べることにしました。
まずはパン。「ダークチェリー」です。

チェリー好きとしては避けては通れないこの見た目。
切ってみました。

カスタードとかは入ってないですが、ジュレがちょっと入ってた。
食べてみました。
買ってから時間が経ってるのでさすがにサクサクとはいきませんでしたが、バターの香りがただよって美味しい。
見かけどおり、やはりしっかり焼かれている。
うん、これなら有名ブーランジェリーにも引けをとらない。
素晴らしい出来栄えのパンでした。


そして、ドーナッツ。名前は「ロンロン(ROND ROND)」。

これもカルヴァでは人気らしいです。
袋から出してみました。

分厚い!
黄色い!
美味しそう!
・・・これ、揚げてないですね。
ドーナッツだけどドーナッツとは言えないかも。
切ってみました。

キメの細かい生地がみっしりと。
食べてみました。
うん、これ、ドーナッツじゃない。
半生菓子です。これ。
そして、とにかく卵感がすごすぎる!
色黄色いし、卵黄たっぷり使ってる。
そして生地の食感はしっとりふんわり。
雰囲気が似てるのが、烏骨鶏カステラ。
あの濃厚さが想起されます。
いやー美味しいわ。


以上で今回購入したカルヴァのスイーツ全部食べ終わりました。
これだけレベルの高いパティスリー/ブーランジェリーがあるなんて、大船の人は幸せだ。
まあ自分は大船を離れたことを後悔はしてないですけど。こうして新宿にピュッと出かけてケーキ買って来られるし。
マ・パティスリー再登場早くも希望です。