先日、表参道にスペインのショコラトリー&パティスリー、「ブボバルセロナ」がオープンしました。
ブボバルセロナ、去年新宿伊勢丹に先行出店したときは、テレビで報道されたということで、ものすごい行列になっていました。
その時にもチラッと見たのですが、あんまり美味しそうに見えなかったのと、ケーキが2~3種類しかなかったのと、そんな感じだったので、行列してまで買う必要はないかな―と思っていました。
青山にお店出来るというのは、その頃からアナウンスされていたし、それからでいっかなーと。
それで、ようやくお店出来ました。となれば、行ってみるでしょう。
行ってきました。
でも、まだオープン直後だし、バレンタインも近いし、混んでる可能性は高いかな―と思って、早めに行きました。
着いたのは10じ半。
そしたら・・・
誰もいねーじゃん!
その後少し行列は出来たのですが、自分が予想していたよりはずっと少ない人。
あれれれ?と思っているうちに、開店。
ケーキのショーケースを見ると、ケーキの種類は6種類。
ほぼ全部チョコケーキです。
ちなみに、入り口で配っていたケーキの一覧表はこちら。
これを見ると、今回お店に出てなかったケーキがずいぶんあるみたい。
これは日によって違うのか、時間によって変わるのか、そのあたりは不明。
とりあえず、自分は6種類のケーキのうち5個を購入。
会計を済ませて、お店を出て、流れるようにそこから数歩先にあるドミニクアンセルベーカリーへ。
実はブボバルセロナとドミニクアンセルベーカリー、超近いの。
こんな感じ。
これはもう、戦争ですね。喧嘩うってるとしか思えない。
米西戦争。どっちが勝つのやら。
ドミニクアンセルベーカリー、以前クロナッツは買ったことあるのですが、ケーキは初めて。
ショーケースのケーキは、どれもピンクに色づいていて、バレンタイン仕様。
可愛いです。
ケーキも一通り買って、あと、事前に入手していた情報から、特製チョコレートも購入。
北風が冷たい中、帰ってきました。
表参道米西戦争、まずはブボバルセロナのケーキから。
ブボマルフィというケーキ。
断面。
このケーキは、レモンのクリームとホワイトチョコのムース。
レモンはキュンと酸っぱくて、ホワイトチョコとマッチ。ホワイトチョコも美味しいです。そんなに押しは強くない。なので、レモンの酸味が生きる展開。中にはレモンピールと、レモンのゼリー?くにゅっとしたアクセントが。
なんだ、美味しいじゃん。
悪くないです。美味しいです。
次に、サハラというケーキを。
断面。
このケーキは、キャラメルバナナに柚子という、大胆な設計のケーキ。
食べてみると、まず最初に柚子の強い香りと、強烈な酸味が!
これかなりのインパクトありますよ!
最初に柚子が来て、次に、下に敷かれたナッツとライスパフの香ばしさが。
それから最後にバナナの甘さがくる。
ほう。これもなかなか。
かなり独創的なケーキだけど、ちゃんと美味しいです。
これは強い印象に残るケーキですねー。
そして、伊勢丹の催事にもあったケーキ「ナメラカ」。
切ってみました。
このケーキは、下のパウンドのようなみっしりした生地にトンカ豆がふんだんに使われていて、独特の香気を放っています。
そして、両サイドのミルクチョコのプレートが、かなり美味しい。このあたりはショコラトリーらしい、うまいチョコ使いですね。
上に載ったラズベリーの酸味もあるので、構成としてはシンプルなんだけど、飽きずに食べられる。
サシャラズベリー。
このケーキは、チョコとラズベリーの王道ケーキ。
でも、わりと良く出来てると思いますよ?
チョコはそれほど重くなくて、主張は強くないんだけど、軽すぎるということもなく、ラズベリーは果実味がしっかりと感じられるので、チョコと合わさった時にバランスの良い味わいになっています。
美味しく食べやすいショコラフランボワーズのケーキです。
最後に、スペシャリテ、「世界一のチョコケーキ」と評判のシャビーナを。
断面。
このケーキは、複雑な味だな―
チョコ自体がかなりフルーティーでスパイシー。
そこに、生地にもスパイスを使っているので、かなり複雑玄妙な味わいになってる。
エスニック的と言ってもいいかも。
これは、世界一というか、人を選ぶケーキだな―
美味しいとは思うけど、自分はもうちょっとシンプルな方が好み。
決してまずくはないです。
・・というとで、ブボバルセロナのケーキ、食べてみました。
正直、事前の予想よりはだいぶ美味しかった!
さすがルレ・デセールのマークを箱に印刷しているだけのことはある。
手放しで褒めるというほどの絶品とは思わなかったし、世界一というのはどうなんだろ、と思うけど、高いレベルのクオリティがあることは認める。
今回ショーケースになかったケーキ、また買ってみたい。
2階のカフェも利用してみたいですね。
しばし休憩の後、今度は表参道の先輩格、ドミニクアンセルベーカリーのケーキを。
まずは、モンブランから。
モンブラン、ほんのり色づいてピンク色。バレンタイン仕様です。
断面。
このモンブランは、下のタルトがカリッとしていて美味しい。
メレンゲを別添えにしてあるのも賢いと思う。
マロンクリームは若干弱めかな―。
カシスを入れてあるのは、今は普通になってきたけど、アクセントとして有効ですよね。
もうちょっと栗を感じたい!というのはあるけど・・・というモンブランでした。
次に、スペシャリテのひとつ、ジンジャーブレッドパインコーンを。
これもバレンタイン仕様。
断面。
これは・・・確かにジンジャーブレッドの味だ。
でも、それ以上のものがない。みたい。
このチョコがぶっ刺さったフォルムは最高にクールなんだけど、味は単調すぎ。
うーむ、これはちょっと値段不相応かなー
そして、これも可愛いピスタチオラズベリーマーブルを。
まんまるです!
断面。
これはまあまあ。
ピスタチオはそれほど香りは強くないけど、適度な濃さ。
そこに甘酸っぱいラズベリーと、表面はヨーグルト?これも酸味を感じる。
全体はさっぱりしつつもピスタチオでコクも感じさせる、美味しいケーキです。
最後に、アップルタルトタタンを。
これもバレンタイン仕様ですね。
このタルトタタン、りんごを薄くミルフィーユ状にして焼いてあるのですが、火入れもちゃんとしているし、りんごが大量なので、満足度は高いです。
汁気はほどんどないので、下のサブレもさっくり感を失っていないし。
これはすごく美味しいタルトタタンですね―
そしてそして、ドミニクアンセルベーカリーで絶対買いたかったチョコがこれ。
チェスの盤と駒のチョコ!
かーわいいのー!!
自分、チェスの駒がすごく好きで、だって可愛いじゃないですか。
そんな自分にとってはこれ、ステキすぎる!
ずっと飾っておきたいぐらい。
しばらくはテーブルの上に置いておこうっと。