「彼こそアフリカのJBだ!」というキャッチフレーズで紹介される'60〜'70アフロ・ファンクの偉人はけっこうたくさんいるみたいで、いちいち相手にしてられないというかフェラ・クティは別にしてもあとはManu DibangoとかHugh Masekelaとか、何人のスーパースター以外は敢然とスルーするようにしてきたのですが、その
フェラがまだハイライフ・ジャズのスタイルでバンドをやっていた66年にいきなりジェイムブ・ブラウンの音楽をラゴスに運んでフェラを仰天させた
というふれこみなのが、このジェラルド・ピーノ。きっとアフロ・ファンク・マニアには有名な存在なのでしょう。
- アーティスト: Geraldo Pino
- 出版社/メーカー: Retroafric
- 発売日: 2005/10/25
- メディア: CD
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とりあえず試聴してみたのですが、これまで「エチオピアのJB」や「南アのJB」はスルーできた自分も、これはついに捕まってしまった・・。
曲の試聴はこちらからできます。
(↑落ちてるときがあるみたいです。一部の曲はこちらでもできます)
白眉は11曲目、深すぎるリズムで確実にトランス状態に持っていかれる曲"Black Woman Experience"なのですが、試聴の音声ファイルでは曲紹介のせりふが長すぎて最初の10秒ぐらいしか聴けない・・・。他には7曲目"Born To Be Free"もグルーヴがすごい。1・2曲目もごっさファンキー。
声だけで比べればJBよりはだいぶ線が細いのですが、ゴリゴリのリズムと、なによりこのオルガンの音が!これは反則だよな〜〜・・。