Nyao's Funtime!!

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


暑いのでかき氷、暑くてもルラシオン

まだ梅雨が開けてないのに、もう真夏のような陽気ですね。
夏は、正直ケーキにとってはあまり良くない季節。
特にムース系のケーキは、あっという間にだれたり溶けたり。
そして濃厚なケーキは、ちょっとねーみたいなことにも。

でも、そんな中でも伊勢丹マ・パティスリーは元気です。
7月も名店の大攻勢。
こりゃもう、行くしかないでしょう。

そして、伊勢丹、今週のフードコレクションは「ストリートフード」がテーマだそうで。
屋台で食べられるような、ややジャンクな食べ物が集結している。
その中には、青山の大行列かき氷店「アイスモンスター」も出店とのこと。
アイスモンスター、以前青山で食べたことあるけど、なかなか美味しかった。
独特のふわふわ食感が癖になるよねー。
ということで、今回はミルクティーかき氷900円を。
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大きなカップに山盛り。
あったかいタピオカは別添で。
かき氷を食べた後は、いよいよマパテへ。
ルラシオンのケーキ、買いますよー。
ルラシオンも先日のカフェ・スイーツで新作が登場していた。
その新作ケーキも、今回の催事にほとんどが来ていて、その中から2点を購入。
その他、今回の催事限定ケーキなど合計6点お買い上げ。
気温35度の中、ひいふう言いながら帰ってきました。


ルラシオンのケーキ、まずは新作のアシデュレから。
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このケーキは、パッションフルーツ、ラズベリー、ココナッツのダクワーズという構成。
パッションフルーツはしっかりと酸っぱく、ラズベリーの酸味もじゅうぶんに感じられる。
けど、印象としてはかなり重めに重心が取られているな、と。
ムースやクリームに比べて生地の分量が多いのと、上のホワイトチョコのクリームがまろやかでコクがあるので、それでかなり重心が重めになってる。
この味のバランスの取り方は面白いですね。

次に、フランボワジエ。
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定番のラズベリーケーキですが、これもやや重いですね。
ラズベリーの酸味はやや控えめで、その分バタークリームの濃厚さや、チョコガナッシュの重さ、生地のしっかりした味わいが合わさって、全体としてかなり重め。
ルラシオンのケーキ、何度か食べてるけど、こんなに重めの味だったかなー?
すごく美味しいのですが、夏っぽくはないかもなーという美味しさ。


次に、限定のケーキ、アナナスを。
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断面。
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これは、フレッシュのパイナップルの強烈な酸味に、ライムのこれまた強い酸味、そしてダメ押しの生姜の辛い香りが。
かなりアタックの強い味のケーキになっています。
もちろんさわやかさもじゅうぶん感じられるんだけど、それ以上にインパクトの強さがある。
下のダクワーズのサクサクした食感が面白いですね。
強度のあるケーキだなー。

そして、これもカフェ・スイーツに載っていたタルトシトロンノワゼット。
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ステキな形!
断面。
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これは、これは強烈にレモンだ!酸っぱい!
そして、そこにこってりとしたプラリネクリーム、カリカリのヘーゼルナッツ、ザクザクのタルト生地。レモン対ヘーゼルナッツが強対強の対決になってる。
その、ゴジラとガメラが闘いながら次第に融和していく様が、とても面白いですね。
これも強いケーキだ。

そして、ソティエ。
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これは、口に入れるとコーヒーのかぐわしい香りがブワッと広がる。その後に、甘じょっぱい蜂蜜とチョコのガナッシュが感じられ、最後にブラウニーのふっかりした食感が来る。
ここでわかったのですが、ルラシオンのケーキ、以前にもまして「コーヒーとのマリアージュ」を意識しているのかも。
これまでルラシオンのケーキ、何度か食べた印象だと、確かにコーヒーと合うけど、でも紅茶でもいいんじゃない?というイメージだったのですが、今回の強い主張をしてくるケーキたちには、紅茶ではちょっと弱い。コーヒーの強さがちょうど合っているように感じられるのです。
このソティエなんか、まさにそう。このコーヒーとチョコレートの濃い組み合わせは、コーヒーこそ似合う味の設計になっている。
なるほどねー。よくわかりました。


そんなわけで、最後にマリリンを。
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断面。
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このケーキは、シンプルなチョコレートとバニラブリュレの組み合わせ。
ごくシンプルで、奇をてらったところはないです。
味わいもストレート。
そして、これもコーヒーがよく合いそう。


ルラシオンのケーキ、すごく美味しかったです。
でも、これまで自分がルラシオンに持っていたイメージとはだいぶ違った。
ルラシオンの正式名称、「Relation entre les gâteaux et le café」の意味がよくわかったよ。
今回は紅茶と合わせて食べたけど、次はコーヒーを用意していただこうと思う。
そうすることで、更に美味しく感じられるのではないか?と思いました。