なんかもう夏!ですね!
例年だとこの時期はまだ梅雨なんですけどねー・・・
この時期の甘いものとなると、かき氷!パフェ!アイス!
ここ数年で、そうした冷たいデザートを提供するパティスリー、めっちゃ増えましたよね。
そして、この時期の甘いものとなると、やっぱり桃!
桃、少し前からガツガツと食べ始めてますよ。
桃の傾向としては、最近、どこもかしこも「桃まるごと一個のケーキ」を作っていて。
これ、最初に始めたのはどこなんだろ?
ポルトボヌールさんのももたろうはかなり早かった気がするけど・・
今や当たり前以上の流行になってますよね。
こうなると、勝負は「桃以外の部分をどう作るか」と、「ぶっちゃけ桃が美味しいかどうか」にかかってくるような。
やっぱりケーキとして売っているなら、桃そのまま食べるよりも美味しくなければ、意味はないですよね。
このあたり、パティスリーの腕の見せ所では。単に流行に乗っただけではダメですよ!
そんなわけで、今日は京王線に乗って、桃のケーキツアーです!
というのも、ツイッターやインスタで、ルラシオンがマンゴーのパフェと気まぐれの桃ケーキを作ってるらしい、というのと、ユウササゲでペッシュメルバを作っているらしいという情報を得て、ならば一気に行ってみようかと。
ユウササゲ、催事では今年も何度かお世話になってますが、本店に行くのは超久しぶり。
楽しみですー。
新宿から京王線各停に乗って、まずは芦花公園に。
徒歩数分でたどりつきましたルラシオン。
ルラシオン、ケーキのショーケース見ると、桃のショートケーキもありましたし、なんとここでもまるごと桃のケーキが。
じゃあ、ここではマンゴーと桃を堪能しましょうかね。
ということで、パフェとケーキをイートインで。
まず先に、パフェがやってきました。クープマング、コーヒー付きです。
パフェのアップ。
ルラシオンのパフェは、ほんと豪華なんですよね。
そして手間がめちゃめちゃかかってる。
このマンゴーのパフェも、めっちゃ大きくカットされた、ねっとりと甘く香りが素晴らしいマンゴーがザクザクと刺さっていて。
それだけじゃなくて、マンゴーのソルベ、ジュレ、そして画像の反対側にはバニラアイス。さらにトップには焼きメレンゲ、生クリーム。中にはほんのりパッションのソースも。
豪華極まりない。
これ、ほんと原価割れなんじゃ?と心配になるほど。
夢のように素晴らしく美味しいパフェです。うっとり。
そして、パフェを食べ終わってから、ケーキも食べました。
まずはラ・ペッシュ。
出ました!丸ごと桃!
箱から出してみます・・・
なんかもう、すごいぞ?
ナイフで切ってみました。
まあ、見ての通り、ほぼ桃です。
桃、すごくみずみずしくて美味しい。
あとは、特に言うことはないんだけど、中のカスタードはしっかりした味があって、かろうじてケーキと言えるかな?という。
次に、エクアトゥールというケーキを。
真っ白ですね。ハート型。
切ってみました。
このケーキは、解説によるとドゥルセとバナナのケーキとのこと。
ドゥルセにしては、全体に色が白いですが・・
でも、確かに食べてみるとキャラメルっぽい味はあるので、ドゥルセなんだろうね。
それに対して、バナナが香りも甘さもすごく良くて、でも、比較的あっさりめの、フレッシュでフルーティーな味わい。キャラメルとバナナはもちろん相性は最高ですからね。間違いないです。
バナナのフレッシュさがあるので、そこまで重くないです。夏向き。
最後に、ココアナナスを。
断面。
これ、断面図ではあんまり写ってないけど、パイナップルのムースの中に、たっぷりの刻んだパイナップルの果肉が入ってます。
トップはココナッツのマカロン。
パイナップル+ココナッツは、夏の王道スタイル。だけど、パイナップルの果肉のジューシーな美味しさに、ややこってりとしたパイナップルのムース、そしてマカロンの甘さもあるので、さわやかさプラスしっかりとした甘さもあって、すごく美味しいケーキです。
ルラシオンのパフェとケーキはここまで。
次は千歳烏山に行きますよー。
実際芦花公園→千歳烏山は、歩いても行かれる距離だし、実際に行ったこともあるのですが、今日はさすがにちょっと熱中症で死ぬ?と思い、電車で。
まずはラヴィエイユフランスを目指します。
千歳烏山、降りるのは久しぶりだし、ラヴィエイユフランスも長いこと訪れてなかったので、道迷うかな?と思ったのですが、地図など一切見ずに、全く迷うことなくたどり着きました。
とりあえずまだ記憶力は大丈夫みたい。
看板に今のオススメが。
店内のショーケース見ると、やっぱり基本はタルト。よく焼けタルトがずらっと並んでます。
でも、そんな中に桃のケーキが2種類。
ひとつは桃のショートケーキ。もう一つは桃のヴェリーヌ。
ラヴィエイユフランスでも桃のショートケーキなんて軟弱なケーキ作るんだー!と、ちょっとびっくり。
これはレアなのかも!
と思い、買うことに。
あとは、ヴェリーヌも悩んだんだけど、看板にも書かれていたタルト類を中心に購入。
そこから駅の方に戻ります。
千歳烏山、ラヴィエイユフランスは南口。そして北口といえば・・
ユウササゲ、こちらも本店は超久しぶり。
こちらも全く迷わずに行かれました。
なんか、足が覚えているというか。
ユウササゲのショーケースを見ると、残念、ペッシュメルバは売り切れの模様。
でも、ここでも桃のショートケーキを発見。
あと桃のタルトも。
あとは、ほとんどが先日の新宿高島屋パティシェリアに催事出店してた時のケーキとダブっていたので、エクレアだけ買って帰ってきました。
家に帰ってきたら、もう16時過ぎ!
冷蔵庫で1時間ほどケーキ箱を冷やして、まずはユウササゲのケーキから。
最初に、白桃のショートケーキから。
これは、桃の果肉だけでなく、ジュレも入ってるのかな?
食べてみましたが、桃は確かに美味しいのですが、ちょっと量的に物足りない?
というのも、生クリームが、けっこう乳脂肪分多めで、こってりしていて、そのためもあって、桃がやや存在感が薄いかな、という。
桃の香りはすごく良かったです。
そして、タルトペッシュ。
こちらは桃山盛りです!
断面。
こっちは、すごく美味しい!
桃もたっぷり、甘くて香りもよくて美味しいし、サクサク感が残ってるタルト生地、クレームダマンドと、下にひと塗りしてあるラズベリーかな?のジャムの甘酸っぱさが加わって、正統派ながら手のかかった、クオリティの高い桃タルトになってる。
そして、最後にエクレールキャラメルサレを。
これは先日の催事には来てなかったんじゃなかったかな?
切ってみました。
このエクレア、フォンダンの部分が塩キャラメルが濃い!
もたっと甘くてしょっぱいです。
それに対して、シューの中のクリームは、キャラメルクリームとカスタードの二層?意外とあっさりしていて、コントラストが取れてる。
シンプルだけど美味しい!
さて、ユウササゲで桃を食べて、ラヴィエイユフランスでも桃食べますよ!
まずは、ラヴィエイユフランスの「桃のショートケーキ」!
こうして比べてみると、同じ千歳烏山でも、違いがはっきり出ていて面白いですね。
ラヴィエイユフランスの桃のショートケーキは、桃がかなり大きく切られていて、たっぷり挟まっている。
そして、スポンジがかなり厚めですよね。
これが、食べてみると、桃の繊細な甘さを、スポンジが優しくくるんでいる、そんな味わいなのです。
スポンジの甘さも、クリームの濃度も、そこまで重くないので、桃の美味しさが素直に生きている。
桃のショートケーキ勝負、自分はラヴィエイユフランスのほうがより好ましく思いました。
そして、ここからはラヴィエイユフランスらしいケーキが続きますよ!
まずは、タルトタタン・オ・バナンヌ!
見事に茶色い!
断面。
このバナナのタルトタタン、まあ、すごくて、タルト生地はパリッパリ、バナナはコッテコテ。
確かにこの濃さはタルトタタン的。
バナナは徹底的な火入れによって甘さが凝縮されて、苦味もあって美味。なんだけど、酸味もあって、この酸味は多分バナナではなくて別の果物由来?この酸味で、濃厚ながらも重くなりすぎずに美味しく食べられる。
でもまあ、男前なタルトですよ。
そして、タルト・ア・ラ・リュバーブ。
これはだいぶ前に食べた気がするけど、買ってみました。
なんといっても、これ、リュバーブの強烈な酸味、そしてそれをやわらげる大量のメレンゲ!という剛対剛の組み合わせ。
ある意味レモンよりも酸っぱいんじゃ?というリュバーブ、それに対して山盛りのふんわりメレンゲが、甘い!酸っぱい!甘い!酸っぱい!の無限ループに。
豪快です!
そして、最後はタルトオザブリコ。
この焦げ目!素晴らしいですよねー!
これについては、明日の朝ごはんにしようと思います。
楽しみだー!
・・・ということで、今日は、桃いくつ分食べたんだろうという。桃いっぱい食べて幸せでした。
やっぱり催事もいいけど、本店のショーケースを見るのは、代えがたい楽しみですね!
夏限定の冷たいスイーツもまだまだ楽しみたいし、桃のケーキも食べたいし。
正直暑くて外出たくないよーと思ってしまいがちですが、気合い入れて美味しいものを探求していきたいと思います!