パリケーキツアー、5日目です。
ひょえー、もう5日目、折り返し地点ですよ!
今回は悔いの残らないようにたっぷり日程とったつもりだったのに、もうそんなですか・・・
日時の過ぎるのはあっという間です。
今日は朝起きて、まず昨日食べそびれたアンジェリーナのケーキを食べます。
最初に、フレジエを。
アンジェリーナ、フレジエ売ってたんですよ。
パリのアンジェリーナのフレジエ、どんなのかなーと思って食べたのですが・・
ムースリーヌはねとーっとしていて、粘度の高いカスタード風味多めの味付け。
いちごは甘酸っぱいのがゴロゴロ入ってました。
正統派のフレジエ、優等生的なフレジエという印象ですね。
美味しいです。びっくりする要素は少ないですが、よく出来てる。
次に、ドゥーセアブリコミエルを。
これは、あんずとはちみつのケーキ。
上のはちみつのムース、下のあんずのジュレ、両方ともしっかりはちみつだし、あんずだし、味の個性が出ている。
そして、この組み合わせ、かなり美味しいです。いい感じ。
食感的にははちみつのムースがかなり柔らかめでふわふわ、それに対して一番下がアーモンドかな?ザクザク生地で、対比が楽しい。かなり美味しいです。
次に、ルイーズというケーキ。
優美なフォルムですよね。
断面はこちら。
こちらのケーキは、マカロンでラズベリーを挟んだケーキ。
マカロンがやや湿気ってしまったのは昨日食べなかった自分のせい。アンジェリーナは悪くない。
中のクリームがちょっとオリエンタルな風味で、ライチ?かと思ったら、調べたところ緑茶を使っているとか。
ラズベリーと緑茶、かなり面白い組み合わせですね。美味しいです。
最後に、ど定番のモンブランを。
パリのアンジェリーナのモンブランは、カップ入りでした。日本のスタイルとはだいぶ違う。
断面はこちら。
何度も食べてる日本のモンブランと比べてどうかなー?と思ったのですが、
結論から言うと、マロンクリームは一緒。同じ。
中の生クリームは、チーズ感がかなり強いです。日本のは、最近少し味が変わってチーズ感が減ったので、パリのほうがより濃厚に感じます。
メレンゲのサクッとしたのは、日本もほぼ一緒。
ということで、生クリーム以外は日本とあんまり変わらない、というのが結論ですね。
さてさて、アンジェリーナのケーキ食べて、さすがに塩っぱい物が食べたくなってきた。
一応レストラン情報も集めたんだけど、一人だとちょっと気後れするのと、今日も雨が降ってるのと、今日は土曜日でジレ・ジョーヌがちょっと怖い・・ということで、マレ地区をうろうろすることに。
目的地はこちら。
マレ地区にはプランタンもラファイエットもないけど、BHVがある!ということらしく。
入ってみました。
店内、ファッションもあるんだけど、館内のほとんどは、東急ハンズかロフトかという、雑貨・インテリア・工具、DIYなどのアイテムが充実している。
ちょっと面白いですね。
そんな中、自分が向かったのは5階、ビッグ・フェルナンドという、ハンバーガー屋さんです。
このお店、チェーン系のハンバーガー屋さんなのですが、マクドナルドなんかとは違って、かなり美味しいとのこと。
じゃあ、ハンバーガー好きの自分としては食べてみるかーという。
こちらが、ハンバーガー+ポテト+ドリンクのセットになります!
ハンバーガーの中身はこんな感じ。
うーん、普通。
まあ、チェーン店なら、こんなもんなのかねー?
ちなみにこれで15ユーロ。日本では高い!となるけど、こっちでは普通の値段です。
食べ終わって、館内うろうろ。
友人へのお土産なんかを買って外に出たら、大粒の雨!
そんな中向かったのが、マレ地区にあるこのお店。
ユヌ・グラス・ア・パリです。
こちらのお店は、MOFグラシエの人が作るアントルメグラッセが人気、とのこと。
店内入ってショーケース見たら、たしかにすごい!
すごく美しい!
許可もらってショーケース撮影させてもらいました。
この中から、美味しそうなアントルメグラッセをいくつか購入。
そして、次に向かったのがこちら。
はい、ヤン・クヴルーですね。
ここは来ようかどうか悩んでたのですが、せっかく近くまで来たので、だったら・・と思い。
ヤン・クヴルー、イートインもあって、先日伊勢丹フランス展で出してたミルフィーユも食べられるのですが、今回はテイクアウトで。
アパルトマンに帰ってきました。
戻ってきて、まずはアイスから。
ユヌ・グラス・ア・パリの芸術的なアントルメグラッセ、まずはフレジエ・グラスからです。
見ての通り、フレジエのアントルメグラッセ版。
断面はこちら。
こちらのアントルメグラッセ、確かにアイスなんだけど、パーツとして生クリームやスポンジ、コンフィチュールなどを使っているので、限りなくケーキに近い。中央部はいちごのアイスでさっぱりしているんだけど、全体にはかなりケーキを食べたときの食べごたえがあります。すごく美味しい。
次に、ヴァシュラン・フリュイルージュを。
すごいですよねこれ!ヴァシュランですよ!
断面はこちら。
こちらのヴァシュランは、アントルメグラッセの王道のヴァシュランを、ベリー系のアイスでさっぱりと仕上げた、新解釈のヴァシュラン。表面のメレンゲはあまーくて、サクサク。それに対して中のアイスは、ベリー系のアイスを3種類組み合わせて、しっかり酸っぱくて爽快感あるんだけど、味わいが違うアイスが組み合わさることで味に奥行きが出ている。この組み合わせの妙!おかげで、比較的大きくてメレンゲが甘いヴァシュランだけど、美味しく食べることができる。
アントルメグラッセはもう1品、美しさに完全にやられたジョゼフィーヌを。
もう、ひたすら美しい・・これ食べていいんですか?という。
断面はこちら。
こちらのアントルメグラッセ、白い部分は、花に包まれたローズの香りのミルクアイス。
その上はいちごとハイビスカスのアイスに、中央にピスタチオのアイスも。
見かけも味わいも、優雅、優美、すごく幸せな気持ちになる。
こりゃすごいわ!
そんなわけでユヌ・グラス・ア・パリのアントルメグラッセ、どれも素晴らしかったです。
日本は夏が暑い国なので、アントルメグラッセももっと流行してもいいと思うのですが、日本はなぜかパフェとかき氷が超進化してるのにアントルメグラッセはそんなに作らないですよね。
まあ、作るの大変だなーというのは今回食べていて思いましたが。
そういう意味でも、オーボンヴュータンは偉大だなーと思うのと、やっぱりパリ1のアントルメグラッセはクオリティすごすぎるな・・さすがMOF!と思いましたね。
さて、アイスは実質0キロカロリーなのでギルトフリーなのですが(嘘)、ちょっと甘かったのでしばらく休憩、夜になってから、ヤン・クヴルーのケーキ、行きます!
最初は、ヴァニーユ・エキゾティックから。
可愛いですよね!
断面はこちら。
こちらのケーキは、バニラのムースに、中にはマンゴーの果実とパッションのソース。
マンゴー甘い!パッションはそんなに酸っぱくなくて、バニラとの馴染みがいい感じ。
すごく美味しいです。とても美味しいし、わかりやすいし、親しみやすい。
あっと驚く斬新さ、とかではないけど、全体のバランスもいいし、クオリティ高し。
次に、ババオロムを。
見かけは正統派のババなのですが・・
切ってみると・・
なんと!このババ、上半分は正統派のババなのですが、下半分はリオレなのですね!
これはちょっとびっくり。
ババの部分は、シロップ甘め、ラムは少なめでかなり甘い。
リオレも、ミルキーでかつすごく甘い。
なので、全体に甘い甘い。
お酒も少なめなので、子供向けと言ってもいいかも。
すごく美味しいけど、自分はババはもうちょっとお酒ガツンが好きです。大人なので。
そして、次に、タルトピスターシュディランです。
これ、箱から出した瞬間からピスタチオのいい香りがふわーっと。
断面はこちら。
このピスタチオタルト、とにかく中も外もピスタチオピスタチオピスタチオ!
圧倒的です。
でも、不思議なことに、嫌なエグ味がほとんどないんですよ。
ひたすらピスタチオの香ばしさと旨味だけがある。
これ、名前からするとイラン産のピスタチオなんだろうけど、
イラン産のピスタチオってクオリティ高いの?
すごく美味しいんですけど。
そして、これは日本でもフランス展で提供していましたね、メルヴェイユです。
断面はこちら。
自分、フランス展では食べなかったのですが、どうですか?同じっぽいですか?
そんなわけで自分的には初めて食べるメルヴェイユですが、
美味しいですね!
チョコレートのビターなムースに、ナッツ感たっぷりのプラリネ、そしてサクッとしたメレンゲが上下に。
かなり甘くて味濃いですが、こってりしていてすごくいい。
気に入りました。
ちなみに、このメルヴェイユ、1個6.5ユーロ。
たしか伊勢丹では935円でしたっけ?
この値段の違いをどう取るかは人それぞれ。
ヤン・クヴルー、最後はフランです。フラン・ヴァニーユ・ブルー。
このフランは、箱詰めでなく紙に包まれていたので、潰れてしまいましたが・・
というのもこのフラン、カスタード部分が超柔らかいの!
ふるっふる。
甘さはそこそこ。バニラ感はたっぷり。
固めのプリンとニアイコールなほどの柔らかさと風味。
自分の求めるフランとはちょっと違いますが、すごく美味しいのは間違いない。
ということでヤン・クヴルーさんのケーキ、食べてみましたが、美味しかったです。
さすが人気シェフ。
正直行く前はどうかなー?と思ってたのですが、行ってよかった。
・・ということで、今は夜中の3時。
なんとか記事書き上げました。
ちょっと胃に疲れが溜まってる感じですねー。
明日は・・というか今日ですが、ちょっと胃を休めてあげる感じになるかもです。
後半戦もまだありますし。
それでは、また明日!