拙著「ケーキツアー入門」、発売から約1週間。
多くの方にご購入いただき、本当に感謝感謝です。
特に、フリーペーパーへの反響がかなり大きかったみたいで、これは自分のブログやツイッターをチェックしている人しか知らない情報のはずなので、ここのブログの読者の方がいっぱいフリーペーパーと書籍をゲットしていただいたということ。このブログを読んでいただいているだけでも有り難いのに、本当になんとお礼を申し上げればいいか・・・
一方で、まだ自分のブログをほとんど読んでいない方や、たまたま検索でこのブログに来たけど、どんなことが書いてあるのかイマイチよくわからない、という人に向けて、いつものケーキを食べた感想ではない、「ケーキツアー入門:販促号外」としての記事を書いてみたいと思います。
題して「あなたの株がちょっと上がる、パティスリーの極上手土産ガイド」!
多くの人にとってケーキ屋さんというのは、自分用のケーキを買う、ということもあるでしょうが、おみやげとしての需要が多いのではないかと思います。
特に、これから夏休みに向けて、帰省する方が、手土産としてスイーツを購入する機会が多いかと思います。
そういう時に、駅で適当におみやげを買うのもいいですが、一流パティスリーの絶品スイーツを手土産にして持っていくと、もしかしたら、あなたの株があがるかも!?
ということで、自分なりに、おすすめのパティスリーの手土産を選んでみました。
参考になるかわかりませんが、よければ読んでみてください!
パティスリーの極上手土産ガイド
パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウのソーシソン・オ・パン・ヴリュ

自分がどこかに手土産を持っていく必要があり、できれば一流パティスリーのものを…と思った場合、まず最初に候補に上がるのがフジウのソーシソン。
古典的で地味だけど美味しいスイーツを作るフジウですが、このソーシソンも見かけはちょっと地味。
ですが、小口に切って一口食べると、生地の美味しさに、あんずジャムの甘酸っぱさ、そして表面のグラニュー糖の甘さが、どんな人に対しても幸せな気持ちを運んできてくれます。
食べる人の好みを選ばない点も、手土産には最適ではないかと思っています。
フジウ、本店は高幡不動、支店も立川、とちょっと遠いのですが、なんと、楽天にお店出してます。
www.rakuten.co.jp
送料はかかりますが、楽天のポイントを使ったり貯めたりできるのは嬉しいかもですね!
もちろんソーシソンも売っています。
アルカションのカヌレ

一時期カヌレがちょっとしたブームになったこともあり、今では多くのパティスリーがカヌレを焼いています。
そして、普通の人でも、カヌレに対する認知度はかなり高くなっているように思います。
ですが、本当に美味しいカヌレを食べたことがある人は、意外に少ないかも…。
でも、アルカションのカヌレは、本場フランス・ボルドー地方のカヌレそのままの美味しさ。本物のカヌレはこんななんだよ!というと、話も弾むのでは。カッコイイ包装も魅力。
ブロンディールのピチビエグラッセ

ブロンディールは手土産に最適なスイーツがいっぱいあるのですが、コンフィズリーについては本書で書いたので、ここではピチビエグラッセを。まず見かけが可愛い!これは手土産に大事なポイント。
そして、シンプルだけどすごく美味しい!
アーモンドの香ばしい生地に、オレンジフラワーウォーターのほのかな柑橘の香りがあって、かなり甘いけど食べやすい。
切り分けて大勢で食べれば、きっとみんな満足してくれると思いますよ!
アヴランシュ・ゲネーのギモーヴ
ギモーヴも一時期流行して、でも「ギモーヴ?単なるマシュマロでしょ?」という認識の人が多いように思われます。でも、上霜シェフのギモーヴは一味も二味も違うんだなー。まず、真四角でラズベリーを散らしたりカラフルな、独特の超可愛いフォルム!この見かけだけでも上がりますよね!
そして、食べてみると、口の中でしゅわっと溶ける。おそらく通常のマシュマロよりもゼラチンの量が少なく、メレンゲの量が多目なのではと推察しますが、とにかく驚きの口どけ。そしてフレイバーのさわやかな香りだけが残る。
丁寧に作られたギモーヴは市販のマシュマロとは全く違うんだ!という驚きがあります。「マシュマロぉ?」という固定概念を持った人にこそ食べさせたい!
オーボンヴュータンのウィークエンド
オーボンヴュータンでいちばん手土産に向いているのはドゥミセックの詰め合わせだろうとは思うのですが、個人的にはウィークエンド!自分のオーボンのウィークエンドへの思い入れは本書のあとがきにも書きましたが、本当にケーキに対する概念がひっくり返るほどの美味。後に雑誌でこのウィークエンドのレシピを入手したのですが、決め手はヘーゼルナッツ色になるまで火を入れた焦がしバターを大量に配合することなんですね。
この焦がしバターたっぷりの特濃生地に、酸味の強いレモンが加わることで、とてつもなく深みのある味わいに。日持ちするので薄く切って食べるのがおすすめです。
ユウササゲのケークパルファン
手土産に最適なパウンドケーキ「ケーク」を販売しているパティスリーはかなり多く、特にエーグルドゥースのケークは有名ですが、ここではユウササゲのケークを。捧シェフの名刺代わりとも言える名作ケーキ「パルファン」の要素をパウンドケーキに落とし込んだこのケークは、パウンドにありがちなもっさりした単調な味ではなく、薔薇・紅茶の高貴な香りと、ラズベリーの甘酸っぱさが突出した個性を感じさせます。
これは紅茶と一緒にいただくのがおすすめ。真っ赤な形状も華やかで手土産向き。
エチエンヌのアニマルチョコレート
エチエンヌといえば、藤本夫妻の美的センスがいかんなく発揮されたケーキの数々が魅力ですが、本店のショーケースの端に、美弥シェフの作るチョコレート細工の動物が販売されています。正直、値段はかなり高い!なので、自分は申し訳ないのですが買ったことがない。ないけど、いつもすごく素敵だなーと思って羨望の眼差しで見ています。
これは、とても大事な人に対しての手土産だったら、もう間違いなく喜ばれると思います。特に、美的センスを大事にしている人に贈りたいですね。
「しょせん単なるチョコレートじゃん!」という人は無視!
ラブリコチエのクレオル他焼菓子詰め合わせ

ラブリコチエはケーキも間違いないのですが、焼き菓子が特に充実して美味しい!どちらかというと、ガチガチに焼き込んだ香ばしさというよりは、サクサクホロホロとやさしい食感のものが多いように思います。
おすすめはエンガディナーも美味しいのですが、やっぱりクレオル!
薄いサブレでアーモンドと栗のクリームを挟み込んだ焼き菓子。これすごく美味しい!
その他のサブレやクッキー類もどれも美味しいので、詰め合わせて手土産ギフトにすれば絶対喜ばれます!
やきがしやシュシュクルのくるくる他クッキー詰め合わせ
こちらのクッキーは、以前大切な方から贈りものでいただいたのですが、パッケージがかわいい!クッキー自体も可愛い!そして美味しい!と、深く感激したのです。こちらのギフトは、山脇百合子さんのイラストつきのボックスに詰めてくれます。山脇百合子といってもお分かりにならない方でも「ぐりとぐら」はご存知だと思います!あの可愛くて食べ物が美味しそうなイラストがちょこんと描かれている。これだけでももうギフトとして最高ですよね。
中に入っているクッキー類も、丸かったり、四角かったり、筒型だったり、フルーツを模したものだったり、ハリネズミの形だったり…と、乙女心がキュンキュンするものばかり!
味の方も、無添加の厳選素材を丁寧に焼いた、気持ちがほっとする味です。
これは一人で食べてもいいですが、大切なお友達と一緒にお茶をしながらちびちび食べるのがいいのではないかと!
シュシュクル、場所は三軒茶屋からかなり歩くので、ちょっと大変なのですが、
通販も行っています。
やきがしや SUSUCRE シュシュクル
ドゥブルベボレロのアイアシェッケ

最後にご紹介するのは、首都圏ではなく関西のパティスリーです。
ドゥブルベボレロ、自分関西ケーキツアーの際、大阪のほうのお店にお伺いしましたよ。すっごくステキなパティスリー!ケーキもどれも最高に美味しかった。
また、何度か伊勢丹の催事にも来てくれていて、自分はその時にアイアシェッケ食べました。超美味しいの!チーズが濃厚で…でも、東京にいると買えないよねーと思っていたら、アイアシェッケ、通販で買えるのです!これは朗報!
ドゥブルベ・ボレロ オンラインショップ
自分も今度通販利用してアイアシェッケ買ってみたいと思います。
・・・ということで、手土産に最適な、パティスリーの極上スイーツをご紹介しました。
今回の記事は、一部「ケーキツアー入門」の内容とかぶる部分もありますが、基本はオリジナル。
でも、語り口や紹介する店舗は、ケーキツアー入門を意識したものになっています。
もし、この記事をご覧になって、自分のブログや「ケーキツアー入門」に興味を持っていただければ、とても嬉しいです。
書店配布のリーフレットは、残り数がかなり少なくなっていると聞きます。
できれば早めにゲットを!