やばい。
やばい。やばいです。
恋をしてしまった、かも。
想い相手は、フジノという女の子。
緑のルーペ先生の「ブラパ(The Black Parade)」(原作協力:フジワラキリヲ)の登場人物です。
緑のルーペ先生とは最初成年コミックで出会ったのですが、
風変わりで魅力的な女の子と、心にグサグサ突き刺さるストーリーで、完全に痛打されました。
いまでもこんな凄い才能が現れるからやっぱり成年コミックって素晴らしい。
そんな緑のルーペ先生が成年コミックの連載と並行して一般向けとして描いていたのが「ブラパ(The Black Parade)」。
つい先日、完結巻2巻が発売されたので、1・2巻合わせて購入しました。
そして、フジノと出会ったのです。
フジノは強くて、賢くて、想像力豊かで、勇気のある女の子。
1巻の表紙。
ブラパ THE BLACK PARADE(1) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 緑のルーペ,フジワラキリヲ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/04/25
- メディア: コミック
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最高にカッコいいフジノはこんな感じ。
目に星だよ!?
そして、なにこの長いアホ毛!?
カッコいい。カッコよすぎる。
でも、この目に星も、アホ毛も、たんなる萌え意匠ではなくて、フジノの重要なアイデンティティ。それは読み進めると判明します。
The Black Paradeのストーリーは、主人公の男の子河野留美が打ち棄てられた廃工場でフジノと出会い、そこから始まる大冒険を描いています。
フジノにかかれば、単なる懐中電灯もこのように。
中二病全開。というよりも、21世紀に降り立った赤毛のアン。
彼女の堂々っぷりのために、どんな痛々しいセリフもカッコよく聞こえる。
そう、彼女は無敵なんです。常に先頭に立ってワクワクする冒険の世界に留美を導いてあげる。
ファンタジー世界の主人公のように。
この段階で、もうフジノの魅力に恋してしまいました。
この世界が、冒険が、ずっと続けばいいのに。
正直ちょっとそう思いました。
でも、このThe Black Parade、2巻で完結してます。
そして、1巻のラストで、リアル世界に戻るフジノがほのめかされている。
フジノの本名、関口藤乃という名前も出てくる。
フジノはリアル世界とどう対峙するのか、そして冒険はどうなるのか?
それが描かれているであろう2巻を読むのが少し怖くて、数日間、1巻をずっと再読してました。
そして、覚悟を決めて読み始めた2巻。
ブラパ THE BLACK PARADE(2)(完) (ヤングガンガンコミックス)
- 作者: 緑のルーペ,フジワラキリヲ
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: コミック
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グサグサ突き刺さります。
緑のルーペ先生の作品だけに、容赦ありません。
でも、留美が頑張ってくれた。
フジノが留美を変えたように、最後は留美がフジノを変える。
そしてラスト、2人がリアルとどう向き合うのか?
メッセージ、確かに受け取りました。
2巻でフジノは魅力のない女の子になってしまうんじゃないかというのは杞憂でした。
フジノはやっぱりカッコいい。そして留美もカッコいい。
The Black Parade全2巻、フジノへの恋慕の感情がおさまるまで、何度も読み返してしまいそうです。
それにしても、女の子から
なんて言われたら、男の子はなんでもできるよね。言われたことないけど。