id:ulalakaさんの某所日記より。
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/848210.html
まあ自分の首を絞めてるわけですが。
こんな報道をみたら、下手に演奏すると逮捕?と思われるわけで、純粋に音楽が好きな人から音楽を奪っていることに他ならないわけでしょう?
もちろん、音楽を演奏する側だけでなく、聴く側からも当然搾り取る。
だって洋楽は最新アルバムだって1,500円前後、旧盤なら1,200円とかになってるのに、J−Popはいまだに3,000円近く。
ほかに娯楽がない時代ならともかく、音楽以外の選択肢がこれだけあるのに、CD1枚でDVDが2枚買える状況って、そりゃCD買いませんよ普通。
著作権に関しては、だけどジャスラックだけでなくレコード会社も同罪だと思いますよ。
リスクを恐れて無難な音楽しか作らせない→大味で退屈な音楽が発売される→売れない→更にリスク回避する→・・・
というスパイラルを繰り返しているうちに、「こんな退屈だったら『音楽』というジャンル自体不要じゃね?」と、そこまでの状況になってるような気がしますよ今は。
そして、よい音楽を作りたい人はインディー・アンダーグラウンドに潜るしかなくなってる。
ジャスラックも音楽会社も、育てることよりも刈り取ることばかりに執心のご様子。
これまで何度も繰り返されてきたこと。
産業化した音楽へのアンチテーゼとして新しい音楽ジャンルが生み出される→人々の心を捉えてブレイクする→ムーブメントになって業界の表舞台に登場→エピゴーネン・二番煎じが増える→産業化と地下潜伏に二極分化→良質な作品は表舞台から消え、マニア向けの音楽へ
ジャズも、ロックも、パンクも、ヒップホップも、みんな同じ道をたどってきたのに、まだ気づかない。
それと問題なのは、ヒップホップ以降30年経つのに、新しい大きなジャンルが発生してこないということ。
同じジャンル内での細分化されたカテゴリーのレベルでは新しい動きは常に出ているだろうけど、大きなうねりになってこない。
自分の認識では、テクノのドラムンベースは最後のムーブメントで、2Stepは不発、エレクトロクラッシュもなんかイマイチ、最近ではバイレファンキに期待してるけどまだブラジルから外に出てないかんじ。
ヒップホップだとG-Funkからネプ系を経て、今は「ハイフィー」が流行ってるというので(Dirk_Digglerさん経由で知りました)
http://d.hatena.ne.jp/Dirk_Diggler/20061011/p1
いくつか試聴してみて、確かに面白いけど、ヒプホプの枠組みを逸脱するほどのパワーかというと、そこまでは・・・な印象。
一方ドランベもGファンクもまだ死んでない・・けどこれ以上大きくなるかというと、疑問符がついてしまう。
完全な新ジャンルは、新しい音楽は、もう生まれないの?
実はもう存在していて、だけど自分が気づいてないだけ?
このまま「音楽」は衰退していって、能や浄瑠璃のように「保護しなければならない」文化になってしまうの?
それって、ワシントン条約で守られた絶滅危惧種みたいですね。