盲目の写真家、ユジェン・バフチャル*1。
その幽玄の世界を写した作品に魅せられて、なんとか作品集だけでも入手しようとしていたのですが、これまではことごとく失敗。ほとんど諦めかけていたのですが、最近になってAmazonでドイツ語版の"Am Ende des Lichts"が購入できることに気がつきました。
Am Ende des Lichts. Die Fotografie des blinden Evgen Bavcar
- 作者: Walter Aue
- 出版社/メーカー: Druckh. Galrev, Bln.
- 発売日: 2003/01/01
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
半信半疑・・・というより、ほとんど期待しないで購入してみたのですが、なんとあっさり今日到着。
内容的にはバフチャルの写真集というよりは作品論に近いもののようで、文章がほとんど、図版は少しです。
だけど表紙は蓄光塗料+エンボスによる蝶(じゃなくて蛾だねこりゃ)の絵、中は黒と銀の2色刷り、と非常に豪華で美しい本でした。それだけでも大満足。
↑はサグラダ・ファミリアを写したとても美しい小品。
彼の作品集で一番ほしいのは、草原を駆ける少女の写真が印象的な"Nostalgia della luce" (1995)で、これは未だに入手の糸口すらありませんが、こうなったら根性で入手してみせます!
2007/5/24追記:もしかしてこれか?
- 作者: Esther Woerdehoff
- 出版社/メーカー: Federico Motta Editore
- 発売日: 1996/06/29
- メディア: ハードカバー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る