今月号の月刊PLAYBOYで珍しく
「ソウルミュージック大全」特集が組まれていて、思わず手に取りました。
表紙はキーボードを前にした若かりしスティーヴィー・ワンダーと、彼を囲むスタッフたちの
すごくいい写真。
中身もけっこう力が入っていました。
一番ページを割いていたモータウンについては、
・スティーヴィー・ワンダーの神ががった4枚の傑作アルバム「Music of my mind」
「Talking book」 「Innervisions」 「Fufillingness' first finale」の製作過程を、
その革新的なサウンドを共に作り上げたシンセサイザー・プログラムチームへの
インタビューを元に検証
・「モータウンサウンド」の要、ファンクブラザーズについて
(彼らのドキュメンタリー映画が今夏公開予定)
・初期モータウン作品のほとんどを手がけたプロデューサーチーム、H=D=Hについて
・「トラブル・マン」ことマーヴィン・ゲイがモータウンを離れて「セクシャル・ヒーリング」を
発表するまでと、その後の悲劇について(彼のデスマスク写真は始めて見ました)
・・・・と、かなり読み応えのあるもので、噂には聞いていたものの、一般には「いい人」の
イメージのあるスティーヴィー・ワンダーの意外な一面や、逆に「女たらし」のイメージの強い
マーヴィン・ゲイの苦悩など、期待をはるかに上回る、充実したものでした。
あと、定番の企画として、ブラックミュージック好きの著名人にお気に入りのアルバムを
3枚挙げてもらうというのがあったのですが、
KONISHIKIさんが挙げていたのが
これとこれとこれで、
「ああ、この人は本当にブラックミュージック好きなんだなぁ」と改めて感心してしまいました。