Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

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長見良の魔法世界

Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
長見良の魔法世界を応援します!
「ファンタジウム・パーフェクトエディション」電子書籍で配信開始!

ファンタジウム(1)【Kindle版】

おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


ファンタジウム新章「メカニック」第2話!

週刊Dモーニングで先週から連載が再開されたファンタジウム、「読者が選ぶ今号期待度No.3」だそうです!

ちなみに1位がGIANT KILLING、2位がグラゼニ。そして3位がファンタジウム。
モーニングの看板漫画にピッタリ肉薄したこの結果、やっぱりファンタジウムの再開を待ってた人がこれだけいて、アンケ良かったということですよね。すんごく嬉しい。
そして、杉本先生のツイートで

ということで、3号連続掲載の後も続くことが確定。
ホッとしました。一安心。いや安心できない!アンケ書かないとね。


ファンタジウムは今回もセンターカラー。
すごく可愛いんだよ!

ストーリー上何度も出てくるバイスクルのトランプ柄をバックに、フェルトみたいなテクスチャの良くんとソシオ。
Web連載のいいところは、いくらでもカラーにできるところ。作者の先生は大変だと思いますが・・・
昔の漫画誌は4色カラーは巻頭の1作品だけで、あとは2色カラーというのがあったんですよ。最近の人は知らないかもね2色カラー。


それで、ファンタジウムの今週のストーリーは、良くんが通おうとしている高校へ行っての面談の話。
そこでは様々な障害を持つ高校生が、そうした障害に負けることなく、才能を開花させていることが紹介されます。パラリンピックで優勝したり、コンテストで優秀な成績をおさめたり。
良くんももちろん大歓迎ですよ!と先生は言います。
普通だったら渡りに船。願ったり叶ったりの素晴らしい話。
だけど、良くんはじっと考えてしまうのです。
良くんは自分のこれまでの体験から培ってきた「直感」と対話します。
そうすると、直感はこう言うのです。

マジシャンは、人をだます存在。
それだけに、人間がどれほど簡単にだまされるのかも痛いほど知っている。
マジシャン・長見良は「疑いようのない善意」の背後にひそむものを、見抜いてしまうんですね。
決定的なのが、先生のこの言葉。

この先生の放った何気ない言葉、これまでファンタジウムを読んできた人なら、良くんが「・・・なるほど」という言葉にこめた気持ちがわかると思います。


今のこの「良かれと思って」いる善意の大人たちに囲まれて、本質を見抜いてしまった良くんはどんな答えを出すのでしょうか。
うー!気になりまくり。
中学の時には渡辺くんという友だちがいたけれど、この高校に入るということになれば、北條さんとも離れ離れで完全に孤立無援になる良くん。まあ彼はそのほうが気楽でいいやと思うかもしれませんが・・・うーでも心配だよ。

おかえり良くん!おかえり北條さん!

本日3月6日配信開始された「週刊Dモーニング」で、ついに「ファンタジウム」の新章「メカニック」が掲載されました!
もうもう、言葉に出来ないほどのうれしさです!
わー!パチパチパチ!
本当に、この日が来るのを何年も待っていました。
絶対この日が来ると信じてました。
そう思っている人、いっぱいいると思います。


「ファンタジウム」新章「メカニック」、最初のカラーページはこちらでも見ることができます。
http://morning.moae.jp/news/959

良くん!いきなりイケメン青年になってる!寝癖ヘアーじゃなくなってる!
それにロンドンとか!
うわーお!!
杉本先生のツイッターで、成長した良くんが登場することは知ってたとはいえ、やっぱりビックリしちゃいます。
で、書かれているように、話はここから戻って、連載中断時点から少しだけ時間が経った地点から物語が始まります。

紳士淑女の皆さん キタ!!!
ん?・・・だけど、ちょっと表情が冴えないようにも感じられる。
テレビの収録でスマホを使った最新のマジックなどを披露した良くんなのですが、

やっぱり、不満があるようです。
まあ、そうでしょう。良くんは、もう世界の広い舞台の存在を知ってしまっていますから。


そして、もう一つ、良くんの表情が冴えないのは、高校進学が控えているということもあるようです。
良くんが進学しようとしている、難読症にも対応した高校は、山梨にあって全寮制。
北條さんとの共同生活も終止符がうたれることに。
北條さんも気持ちは複雑だと思うのですが、良くんのことを思って、良かれと思ってお膳立てをしてくれたわけです。
でも、良くんは、こう思ってしまうのですね。

どうして大人はいつも 人と同じことをするのが正しいと思うんだろう


少子高齢化社会になった日本。にもかかわらず、学歴至上主義がなかなか無くならないですよねー。
とりあえず大学ぐらいは出ておかないと、とか、最低限高校は卒業しないと、とか。
でも、有名大学を卒業→一流企業に就職、という流れは、ほぼ崩壊しているんですけどね。その残滓にしがみついているのが現状。むしろ一匹狼で起業でもしたほうが世界が開けているかもしれない。
でも大人はまだ認識が甘くて、「人並み」が最善策だと思っているんですよねー。
このあたりは難しい問題ですね。


さて、良くんは、北條さんがお膳立てしてくれた「人並み」のレールに乗っかっていくのか?それとも別の道を探しだすのか?
次週の展開が楽しみです!


それともうひとつ、お気づきの方いらっしゃるかと思いますが、
掲載された「ファンタジウム」のアオリに「完結編」の文字が消えました!
これは、自分の他にも多くの人が抗議したからだと思っています。
Dモーニングの編集の人は、かなり話が通じるように感じました。
この調子で盛り上げていって、レギュラー連載になるように応援していきたいです!

少年が起こす小さな奇跡を描いた漫画「ファンタジウム」が起こした2つ目のキセキ


正直に告白すると、こう見えて、毎日を生きるのが、とてもとてもつらいのです。
ケーキばっか優雅に食ってて何がつらいって?と思われるかもしれませんが、
ケーキ食べ終わって残った紅茶でたくさんのお薬を飲んでたりします。
通院代、薬代は本当に家計を圧迫していて、その金額は確定申告で医療費控除が申告できるぐらい、といえばある程度想像がつくかと。


一応そこそこの大学出て、いっぱしのサラリーマンやってたのですが、ある日ドロップアウト。
あ〜れ〜と真っ逆さまですよ。
そこからは、自分の無能さ、無力さ、弱さ、醜さに毎日のように直面していて、ブラック企業でもまだ「誰かの役に立てて、その上お給料がもらえる」というのがどれほど有難いことなのかを思い知らされました。
でも、これもよくある話。
住む家がない人だってたくさんいる。自分よりももっと重度の鬱で苦しんでる人だってたくさんいる。
それはわかってる。けど。


日本では毎年数万人の人が自ら命を絶っています。死因の第3位でしたっけ?
自分もその中の一員になろうと思ったこと、何度もあります。
だって本当に毎朝つらかったから。
苦しみは簡単に相対化できるものではない。
自分のこと助けてくれた人もいっぱいいて、すごく感謝してるけど、それでももうダメだと思ったことも、何度もあって。
気がつけばそんな毎日がもう10年近く続いてます。
そうした苦しみの中、偶然出会ったのが「ファンタジウム」という漫画作品。
2008年4月のことでした。


漫画「ファンタジウム」の内容を一言で表すならば「少年が起こす小さな奇跡を描いた漫画」・・・とでも言いましょうか。ちょっと言葉足らずかな。
じゃあ二言で表すならば。「マジックに自分の全てを賭けた天才少年と、その才能に自分の人生を賭けたサラリーマンが互いに支えあって成長していく物語」・・・でどうでしょうか。


ファンタジウムの主人公、長見良。中学生。まだあどけない少年です。
一般社会を生きる人間としては無能で無力だった少年は、たった一つだけ、天才的な才能をっていました。
それが「マジック=手品」のスキルでした。
だけど、マジックの才能があったところで、日常生活に役に立つわけではない。
とても繊細な心を持った少年は、自分が直面する厳しい現実に打ちひしがれて、社会から落伍する寸前でした。
その崖っぷちで出会ったのが平凡なサラリーマン、北條。
北條は長見良のマジックの才能に惚れ込み、マジックを通じて良くんを陽の当たる場所へ連れて行こうとするのです。


長見良の最初のステージは、場末のキャバレーの舞台でした。
彼はそこで、マジックという、ほんの小さな「奇跡」を起こしてみせます。
その小さな「奇跡」は次のステージへと彼らをいざない、そこで良くんは最初よりももう少し大きな「奇跡」を起こしてみせます。するとその「奇跡」はまた次のステージへと通じていて・・・
それは、小さな水滴の1滴1滴がやがて水の流れを生み、その水の流れが次第に大きなうねりになっていくように、長見良という小さなマジシャンは奇跡を起こし続けるうちに、いつしかショービジネスの世界に足を踏み入れることになります。


だけど、良くんの繊細な心は、華やかなショービジネスとはなかなか相容れることが出来ない。
何度も傷つきながら、でも自分の存在意義であるマジックを全力で演じていきます。
そうしているうちに、ついには夢に見た世界の舞台が視野に入ってきました・・・


・・・というところで連載は中断。
長い沈黙期に入ってしまいます。


こうしてあらすじだけ読むと、トントン拍子のサクセスストーリーに思われるかもしれません。
確かにそうした面もあります。そういう読み方もできるでしょう。
だけど、その部分だけでは、この作品がこんなにも心を鷲掴みすることはない。


この作品「ファンタジウム」の主人公、長見良少年は、読み書きの能力に障害を持っていて(ディスクレシア)、日常生活においても学校生活においても、普通の中学生として生きることができないのです。
そして、人一倍繊細な心を持っているがために、自分の無力さにボロボロに傷ついていました。
それが、北條氏と二人三脚で歩いていくうちに、次第に自分のことを肯定的に捉えることができるようになっていきます。自分は自分のままで、生きていていいんだ、と。
そして、長い時間をかけて、良くんはこうつぶやきます。
「俺、生まれてきてよかった」と。


ファンタジウムという作品は、最初に書いたように、少年が起こすマジックという小さな奇跡、それが次第に大きな奇跡を生み出していく、というストーリーです。そして、この作品そのものがひとつの奇跡なのだと思います。
少なくとも自分にとってはそうでした。


正直な話、自分がこの作品を読んだ瞬間に鬱が完治してバリバリ働けるようになった・・・というような話にはなりません。
でも、優れた絵画や、優れた音楽や、優れた映画が、それ自体ひとつの奇跡と思えるほどに美しくあるのと同じぐらい、ファンタジウムという作品は、巨大ではないけれど奇跡のように美しい作品である。と断言することはできます。
その奇跡のような美しさ、長見良の瞳に宿る強い意志と息を呑むマジックのシーン*1に自分は心奪われたし、良くんの生き方から大きな影響を受けたのは事実です。



どんなに自分が無力に思えて、闇が深く感じられても、自分が大切に思っているものに対して誠実であれば、そこに光さす世界が待っている(かもしれない)という。
これが、ファンタジウムの1つ目のキセキ。


・・・そして、ファンタジウムは、あらすじの最後にも書いたように、良くんが世界に羽ばたくその瞬間から、時間が止まってしまっていました。
それでも自分は信じていました。この小休止は、必ず終わる時が来ると。
そのため、このダイアリーのトップにあるバナーもずっと掲載し続けました。
また、休載の間、有志の人たちでツイッター座談会が行われたり、ネット上で宣伝をしたり、様々な努力が行われていました。
そうした努力は、一見無益に思えるかもしれませんが、長見良が起こし続けたマジックという小さな奇跡と同じように、ファンの地道な活動という小さな奇跡が徐々に広がっていって、ついには講談社に「ファンタジウム連載再開」という、重い扉を開けさせたのです。
これが、ファンタジウムの2つ目のキセキ。


ただ、このファンタジウム連載再開については、決して楽観視できないようです。
連載再開の舞台「週刊Dモーニング」では「ファンタジウム・完結編」という紹介のされ方をしていて、編集側は短期決着を望んでいるように見えるし。
だけど、ここまできて、不本意な終わり方は絶対にさせてはいけない。
ふたたび翼を広げた長見良の羽ばたきを止めさせてはいけない。
作者の杉本亜未先生は、人気が出れば続きが描ける!とツイートしていますし。
漫画「ファンタジウム」がもたらす最後のキセキは、これから生まれることになります。
そして、この最後のキセキは、自分たち読者の協力が不可欠です。
どうか、この奇跡の物語「ファンタジウム」が最高の結末を迎えることができるよう、協力して欲しいのです。
自分はできる限りのことはしますが、自分の力だけではどうにもなりません。


まだこの作品に触れたことがなく、この駄文を読んで少しでも「ファンタジウム」という作品に興味をもった方、
1話がネット上に無料で公開されています。

まずはこの1話だけでも読んでみてください。
そしてこの話の続きを読んでみたいと思われましたら、ぜひ単行本を手にとってみてください。現在発売中の7巻までと、近日発売の8巻を。
この作品が、闇を照らす小さな光になってくれる、「ファンタジウム」はそういう力を持った漫画ですから。


それから、スマホかタブレットを持っている方は、連載再開の舞台となる「週刊Dモーニング」に加入していただければありがたいです。Dモーニング、月500円で毎週モーニングの連載作品のほとんどとオリジナルの作品が読むことが出来ます。
週刊Dモーニングはスマホ・タブレットのアプリとして配信されています。
iPhone、iPadはこちら。

Google Playストアはこちら。

良くんの新しい活躍を、3番目のキセキを一緒に見届けてくれる人が1人でも増えたら、自分はとても嬉しいのです。

ファンタジウム新章「メカニック」掲載は、3月6日の週刊Dモーニングから3号連続でスタートします。

*1:ファンタジウムにおけるマジックのシーンは、手品の手順を追っていくというよりもマジックのもたらす興奮や感動のエッセンスを抽出した描写になっていて、コマのひとつひとつが煌めくような美しさなのです

杉本亜未先生の新作「闇の瞬き」とファンタジウムのこれから

今日発売の講談社「モーニング」に杉本亜未先生の新作が掲載されています。
これは、「REGALO」という、著名作家さんが短編を次々と発表していく企画の一環。
杉本先生は樋口一葉を題材にした短編を描く・・・というのは、去年の段階で発表されていました。
はたしてどんな作品になっているのか・・・それにしても1月末遠いなーーー
とか思ってたら、その日は着実にやって来ましたね。月日ってホント恐ろしい。


モーニング、メジャー雑誌なのでコンビニなんかでも売ってますが、先日GJPのアンケート出して当選した図書カード使おうと思って、本屋さんへGO。
四谷で本屋さんといえば駅近くの「あおい書店」。
だったのですが・・・・
なんと!1月28日で閉店だって!!
うっそーーーー!!
店頭の張り紙には、四谷三丁目のお店はやってるから頑張って歩いてそっちで買ってね的なことが。
しかたないのでそうしましたよ。
しっかしまー、出版不況って、本当なんだよねー。痛感します。でもこれで徒歩10分圏内には本屋さんなくなってしまった。すごく困るんだけどなー。
うーむ・・・


なんとかえっちらおっちら四谷三丁目まで行って買ってきましたモーニング。


「闇の瞬き」は、巻中カラーで、いいポジション。
カラー扉絵の裏はカラーで「ファンタジウム再開のお知らせ」と「アマイタマシイもよろしく」のカットが。
うーむ感慨深い。
けど、それはひとまずおいて、本編を読みます。


「闇の瞬き」は、樋口一葉の人生の最期の部分を、友人の視点から描いた作品。
樋口一葉が次々に名作を著して、文壇からの評価は絶賛なのにもかかわらず生活は苦しいという、つらい日々を描いています。
そうした「闇の中」に生きる日々、それはメロドラマティックに描くこともできるだろうし、逆にコメディとして描くこともできるだろうけれど、この作品は大仰なドラマ性を排して淡々と闇を描いているように思えます。
「泣きて後の冷笑」。これは斎藤緑雨が樋口一葉の作風を評した言葉で、この作品のキーワードでもありますが、この作品そのものをも表した言葉のように感じました。つらい状況を「つらいつらい」と書くのではなく、どこかニヒリスティックな部分があるような。
そりゃあ、文壇の寵児となっていてもお米が家にない現実を、闇を見れば、冷笑的にもなりますよね。だけど、それを読み取った人はそう多くない。樋口一葉の、樋口夏子の人生は、「闇へと突っ走る火の車」だったのですね。
そんな闇の中でも樋口一葉の人生は短いながらも輝いたし、その作品は今でも輝き続けている。
タイトルの「闇の瞬き」というのは、そうした樋口一葉の一瞬の輝きを表しているのでは・・と思いました。そして、この作品自体も。


だけど、杉本亜未先生は、闇の中からもっと光の射す方へ出てこられると思うのです。
「ファンタジウム」は瞬きなんてもんじゃない、ピッカピカに光ってますから!
そのファンタジウムが再開されるなんて、ちょっとまぶしすぎます!
ということで、ファンタジウムのこれからについて。


ファンタジウムは講談社がネット上で運営している雑誌「D-モーニング」での連載が決まりました。
2月中は総集編が掲載され、3月6日配信の号から再開スタートだそうです。
D-モーニングの告知では「完結編!!」となっていますが、杉本先生のツイートでは、人気が出れば続くよ・・・ということらしいので、完結編という表現は「最終回まできっちり描くよ」という意味、と受け取っておきます。


D-モーニングはスマホ・タブレットのアプリとして配信されています。
iPhone、iPadはこちら。

Google Playはこちら。

・・・とご紹介しておいてなんなのですが、
自分、対応のスマホもタブレットも持ってない!
スマホ買うかなーと一瞬思ったのですが、どうも古い人間だけに漫画をスマホのサイズで読むのはちょっと・・・とも思って。
いちばんいいのは、KindleにD-モーニングのアプリが来れば万事解決なのですが、多分こなさそうなので、2台目のタブレット考えてます。

コミックEDENサイン会にかこつけて吉祥寺でやりたい放題

はい、今月2度目の吉祥寺ですよ。
前回、2日に行った時の記事がコチラ。

この記事にも書きましたが、吉祥寺PBCでコミックEDENの執筆作家、青木俊直先生とウラモトユウコ先生のサイン会があるとのことで、サイン欲しいなー★と思って、2日に整理券もらってきてたのでした。
そして今日がそのサイン会の日。


サイン会は2時からなんだけど、自分、朝の9時ちょっと過ぎに家出ました。
今日吉祥寺でやりたいこと、たくさんあるから、大忙しで。


吉祥寺に着いたのは、10時少し前。
まず最初に向かったのは、1300円美容室の「イッツ!」さん。
自分散髪する時にはここに来て切ってもらいます。
イッツ!さん、いわゆるシャンプーなしのカット専門店。価格は1300円。1000円のお店と比べるとちょっと高い。でも、その分ちょっと美容室っぽいというか、いい感じに散髪してくれるのですよ。
家の近所の美容室は高いお店ばっかりなので、電車賃かけてもここで切ってもらったほうが安くつく。
そうなんだけど、このイッツ!さん、愛好者も多いらしくて、土日はすごく混むのです。狙い目は朝一、オープンと同時。
そんなわけで、開店10時直前にお店にたどり着いたわけです。
おかげで待ち時間なしで開店と同時に散髪してもらえた。


散髪を終えて、次にPBCへ。
コミックEDENを購入。
コミックEDEN、すんげー分厚いのでびっくり。
そこで、ウラモトユウコ先生が急病で欠席ということを知る。
そうなんだー。


コミックEDENを抱えて、向かった先はコメダ珈琲店。

人生初コメダですよ。行きたいとは前から思ってたのですが、なかなかタイミングが合わなくて。
2階にあがって店内入ると、数人のウェイティングが。
そして、店内見渡すと、じいさんばっか。
どうやらここは老人たちのオアシスになっている模様。
うー・・と思いながら待つこと10分程度、席が空いたので案内されました。
コメダ珈琲店、ロゴが可愛いですよね。
お水の入ったコップが可愛い!

スティックシュガーが可愛い!

いいわーいいわー。
メニューを見ると、「純栗ぃむ」なるモンブランがあるとのこと。

それもミリキ的だけど、やっぱり初コメダは初シロノワールでしょう。
ということで、シロノワール、大盛りコーヒーを発注。
シロノワール、楽しみ。
ジョナサンで、シロノワールもどき食べて、それはそれでそこそこ美味しかったんだけど、やっぱり本家のを食べておかないとね。
などと思っていると、やってきました。

シロノワール通常サイズ+コーヒー大盛り+無料のパンとゆで卵。
豪勢です!
シロノワール、通常サイズでか!

ソフトクリーム鬼盛りです。
付属のメープルシロップをかけていただきます。

シロノワール、デニッシュがふかふかで美味しいです。
この厚み。

デニッシュは熱々・・ではないけれど、あったかい。それに冷たいソフトクリームをつけて食べる。
うーむ、美味しい。
これは確かに名物になるよね。
とか思いながら一気食い。
あとは、コーヒー飲みながらコミックEDENを流し読み。
豪華執筆陣、みなさん女の子が可愛いですねー。
ゆるふわな青春ストーリーが多い印象。
その中で小路啓之先生のエキセントリックな作品が異質で素晴らしい。
宮内由香先生の作品はエロティックですなー。
EDEN、全体としてはすごく面白いし、いいんだけど、紙質がちょっとあんまし良くない気がする。
ページ数多いから薄手の紙なんだけど、ちょっと読みにくいぞー。
と率直な感想。中身は最高です。


ひと通り読み終えて、次に向かったのは公園口。
新しくできたドンキホーテをふらっと見て、12時ちょい過ぎにレピキュリアンへ。

レピキュリアン、ガレット・デ・ロワ巨大なのとか通常サイズとか売ってた。切り売りはなかったけど。
相変わらずどのケーキも美しいです。
その中から3つチョイス。
それを持って井の頭公園へ。
そう、公園のベンチでレピキュリアンのケーキを食べようという寸法なのです。
紙皿とフォークは常備してるしね。


レピキュリアンのケーキ、まずは古典菓子のポロネーズから。

いつもはケーキの写真撮るのは室内だけど、こういう冬の陽光の下で撮影するのも、またいいものです。
フォークでガジガジと切ります。

ちょっと見た目悪いけど・・・
ですが、このポロネーズ、激うま!
すんげー美味い!なんだこれ!
これはオーボン超えたかも。いや超えてる。
中に入ってるドライフルーツが、お酒たっぷり効いていて、とにかく美味い。
うわー。


ベネズエラ。

これは、チョコとピスタチオ、それにたくさんのチェリーが入ったケーキ。
フォレノワールに近い。
これも美味しいっすなー。
元々チェリーのケーキ好きなので、どストライクなのですが、チョコとピスタチオが素晴らしく濃厚なのを、チェリーと上にトッピングされたベリーがさわやかさをプラスして、より深い味わいに。
レピキュリアンのケーキはどれも小ぶりなのですが、この大きさで正解という食べごたえ十分なのがすごい。


エゴイスト。

これも独創的で美しいフォルムですよね。
ケーキの上に大胆に洋梨のコンポートが載っかってます。
フォークで切ってみました。

こちらもチョコが濃厚。だけど、ベネズエラのチョコと味がぜんぜん違う。
どこがどう違うのかは説明できないけど、別種の濃厚さなのです。
洋梨のコンポートも存在感ばつぐん。チョコとよく調和してる。
うーん、唸る。


やっぱりレピキュリアンのケーキは最高です。
アテスウェイもAKラボも好きですし吉祥寺にたくさん美味しいお店あるけど、いろいろなお店のケーキを食べていくごとに、レピキュリアンのすごさが浮かび上がってくる。


井の頭公園でケーキを堪能して、PBCにバッカゲン。
ちょっと早めに着いたので、店内で雑誌とか本とか立ち読みしながらサイン会の開始時間を待ちました。


そして、青木俊直先生のサイン会。
青木俊直先生、オレンジのざっくりタートルセーター着てました。
自分がサインもらう番になった時、いつものように挙動不審になりながら、先生への愛情を吐露しましたよ。昔からファンでした!とかかんとか。
でも、青木先生もおっさんからの愛を告白されても嬉しくないですよねー。
いいんです。
先生からもらったイラストつきサイン、ツイッターの方には上げましたが、こっちでは秘密。
コミックEDENの新連載作品の主人公の女の子の絵ですよー。


まあ、そんなわけで、サイン会にかこつけて朝から吉祥寺でやりたい放題やってきました。
サインもらってからはそそくさと帰ってきましたが、激しく疲れました。
ちょっと予定詰め込みすぎましたかね。たはは。

神のみぞ知るセカイ Soul Memoriesに全財産吸われそうです

神のみがソシャゲになる!Kindle Fire HD持っててよかった!
・・・というのが今年の10月。


ソシャゲって、それまではmixiのサンシャイン牧場ぐらいしかやってなくて、
サンシャイン牧場すぐに飽きちゃったんですが、
やっぱり愛着のあるコミックのゲームだと、ハマり具合がぜんぜん違いますね。


当初は無課金で頑張っていたのですが、
たしかに無課金でもそこそこは遊べる。


ですが、やっぱりどうしても欲しいカードがあったりすると、
とたんに地獄と化す。


自分は小阪ちひろの花嫁姿がどうしてもどうしても見たくて。
お金つぎ込みましたよ。
その結果が、今の自分の布陣。

これ、分かる人が見たら、いくらお金使ってるんだか、だいたい分かるかと思います。
ちょっとした海外旅行ぐらいできるんじゃないかな。


まあ、アホです。
でも、ここまでハマるとは。


自分、ギャンブルとかすると熱くなるタイプなので、
できるだけそういうのとは距離置くようにしていたのですが、
まさかちひろの笑顔を手に入れるために熱くなるとは。


とりあえず、もうしばらくはおとなしくしてます。
でも、またちひろとかかのんちゃんとか、可愛いカードが出てきたら
我慢できるだろうか。


ソシャゲ、こわいです。こわいです。

【檄】ケーキを愛する人へ、今日はケーキ1個ぶん我慢して今月のグランドジャンププレミアムを買ってください!

まず最初に。
このダイアリーを読んでくださっているケーキ好きの方で、漫画「アマイタマシイ」を読んでいない人、もったいないです!ぜひ読んでみてください。

アマイタマシイ 1―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 1―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 2―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 2―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)


この「アマイタマシイ」という作品、名作「ファンタジウム」で有名な杉本亜未先生が描く、パティスリーを舞台にした人間ドラマです。


この作品、無類のスイーツ好きの杉本先生が描いているだけあって、出てくるケーキや焼き菓子がとにかく美味しそう!そしてリアリティがあるのです。
実際にパティスリーで売っていそうなデザインなのです。
そして、ケーキやケーキ屋さんの裏話も満載。ケーキ好きの心をしっかり捉えて離しません。


でも、この作品はそれだけではないのです。
杉本作品の真骨頂である、魅力的な登場人物によるドラマが、とても面白く、話に引き込まれるのです。
杉本作品では、どの登場人物も、キャラクターにしっかりと肉付けがされていて、薄っぺらい人が出てこない。
典型的な漫画にあるような、主人公は一点の曇もない善人で、ライバルは悪の権化・・ということは絶対になくて、主人公もライバルも、サブキャラも、みんなユーモアもあるし、同時に悲しみや苦しみも抱えている。
このアマイタマシイでは、メインとなるパティシエ、熊谷シェフがとにかくものすごい独特の・・・というか、変わった考えの持ち主で。
実際にいたらつきあうのは大変かも・・と思いつつも、そのケーキに対する真摯な姿勢には心打たれる。
そして、その熊谷シェフを支える2人の若者、賀句くんと羽衣ちゃんも、ちょっと変わった価値観の持ち主で、この3人が集まると、なんともおかしなドタバタ喜劇がはじまるのです。


そして、このアマイタマシイの大きなテーマは、「シャッター街の再生」という重い内容も含んでいます。
ロードサイドの大型店にお客を取られて寂れた地元商店街に、ひとつのパティスリーができることから次第に街が活気を取り戻すさまは、とても美しいし、いろいろ考えさせられます。


このように、ケーキを愛する人はとにかく必読、そうでない人も読んでケーキ好きになること請け合いの「アマイタマシイ」、3巻の刊行が告知され、Amazonにもラインナップされています。
[asin:4088795709:detail]
にも関わらず、その後まったく音沙汰なし。
ストーリの進み具合からいって、4巻まで出せるストックはあるはずなのです。
なのに。


今日発売の掲載誌グランドジャンププレミアムを見たら、

ふーざけんじゃねーぞー!!
作家さんに一生懸命描かせるだけ描かせて、単行本は出しません、連載はおしまいです、て、ひどすぎるだろうが。


このダイアリーを読んでくださる方、今回はお願いです、ケーキ1個ぶんのお金を、今月号のグランドジャンププレミアムに使って欲しいのです。

あ、ちなみに自分Amazonアソシエ切られてるので、ここから買った場合でも自分は1円も入りません。
なので、儲けが目的ではありません。
とにかく、アマイタマシイを愛する人はもちろん、読んでなかった人も、今月号のアマタマを読んで、編集部に抗議のアンケートを出して欲しいのです。
ちなみに、アンケはがきは切手貼る必要ないので、安心してください。


第1部最終回、ということは、まあ一般的には「建前」というやつですが、そこから復活した作品も、いくつもあります。
望みが絶たれたわけではない。


とにかく、望むのは、第2部のすみやかな再開、
そして、未刊行のままになっている3・4巻のすみやかな刊行。


自分ひとりがツイッターやブログで騒いでも、全く影響は与えられませんが、何十人もの人がアンケートはがき出せば、状況が変わる可能性はあります。
ぜひ、お力を貸してください。
お願いします!!!