まず最初に。
このダイアリーを読んでくださっているケーキ好きの方で、漫画「アマイタマシイ」を読んでいない人、もったいないです!ぜひ読んでみてください。
アマイタマシイ 1―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 杉本亜未
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: コミック
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アマイタマシイ 2―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)
- 作者: 杉本亜未
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/12/19
- メディア: コミック
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この「アマイタマシイ」という作品、名作「ファンタジウム」で有名な杉本亜未先生が描く、パティスリーを舞台にした人間ドラマです。
この作品、無類のスイーツ好きの杉本先生が描いているだけあって、出てくるケーキや焼き菓子がとにかく美味しそう!そしてリアリティがあるのです。
実際にパティスリーで売っていそうなデザインなのです。
そして、ケーキやケーキ屋さんの裏話も満載。ケーキ好きの心をしっかり捉えて離しません。
でも、この作品はそれだけではないのです。
杉本作品の真骨頂である、魅力的な登場人物によるドラマが、とても面白く、話に引き込まれるのです。
杉本作品では、どの登場人物も、キャラクターにしっかりと肉付けがされていて、薄っぺらい人が出てこない。
典型的な漫画にあるような、主人公は一点の曇もない善人で、ライバルは悪の権化・・ということは絶対になくて、主人公もライバルも、サブキャラも、みんなユーモアもあるし、同時に悲しみや苦しみも抱えている。
このアマイタマシイでは、メインとなるパティシエ、熊谷シェフがとにかくものすごい独特の・・・というか、変わった考えの持ち主で。
実際にいたらつきあうのは大変かも・・と思いつつも、そのケーキに対する真摯な姿勢には心打たれる。
そして、その熊谷シェフを支える2人の若者、賀句くんと羽衣ちゃんも、ちょっと変わった価値観の持ち主で、この3人が集まると、なんともおかしなドタバタ喜劇がはじまるのです。
そして、このアマイタマシイの大きなテーマは、「シャッター街の再生」という重い内容も含んでいます。
ロードサイドの大型店にお客を取られて寂れた地元商店街に、ひとつのパティスリーができることから次第に街が活気を取り戻すさまは、とても美しいし、いろいろ考えさせられます。
このように、ケーキを愛する人はとにかく必読、そうでない人も読んでケーキ好きになること請け合いの「アマイタマシイ」、3巻の刊行が告知され、Amazonにもラインナップされています。
[asin:4088795709:detail]
にも関わらず、その後まったく音沙汰なし。
ストーリの進み具合からいって、4巻まで出せるストックはあるはずなのです。
なのに。
今日発売の掲載誌グランドジャンププレミアムを見たら、
ふーざけんじゃねーぞー!!
作家さんに一生懸命描かせるだけ描かせて、単行本は出しません、連載はおしまいです、て、ひどすぎるだろうが。
このダイアリーを読んでくださる方、今回はお願いです、ケーキ1個ぶんのお金を、今月号のグランドジャンププレミアムに使って欲しいのです。
グランドジャンプPREMIUM (プレミアム) Vol.23 2013年 11/30号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/10/23
- メディア: 雑誌
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なので、儲けが目的ではありません。
とにかく、アマイタマシイを愛する人はもちろん、読んでなかった人も、今月号のアマタマを読んで、編集部に抗議のアンケートを出して欲しいのです。
ちなみに、アンケはがきは切手貼る必要ないので、安心してください。
第1部最終回、ということは、まあ一般的には「建前」というやつですが、そこから復活した作品も、いくつもあります。
望みが絶たれたわけではない。
とにかく、望むのは、第2部のすみやかな再開、
そして、未刊行のままになっている3・4巻のすみやかな刊行。
自分ひとりがツイッターやブログで騒いでも、全く影響は与えられませんが、何十人もの人がアンケートはがき出せば、状況が変わる可能性はあります。
ぜひ、お力を貸してください。
お願いします!!!