Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

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長見良の魔法世界

Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
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ファンタジウム(1)【Kindle版】

おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


杉本亜未先生の新作「闇の瞬き」とファンタジウムのこれから

今日発売の講談社「モーニング」に杉本亜未先生の新作が掲載されています。
これは、「REGALO」という、著名作家さんが短編を次々と発表していく企画の一環。
杉本先生は樋口一葉を題材にした短編を描く・・・というのは、去年の段階で発表されていました。
はたしてどんな作品になっているのか・・・それにしても1月末遠いなーーー
とか思ってたら、その日は着実にやって来ましたね。月日ってホント恐ろしい。


モーニング、メジャー雑誌なのでコンビニなんかでも売ってますが、先日GJPのアンケート出して当選した図書カード使おうと思って、本屋さんへGO。
四谷で本屋さんといえば駅近くの「あおい書店」。
だったのですが・・・・
なんと!1月28日で閉店だって!!
うっそーーーー!!
店頭の張り紙には、四谷三丁目のお店はやってるから頑張って歩いてそっちで買ってね的なことが。
しかたないのでそうしましたよ。
しっかしまー、出版不況って、本当なんだよねー。痛感します。でもこれで徒歩10分圏内には本屋さんなくなってしまった。すごく困るんだけどなー。
うーむ・・・


なんとかえっちらおっちら四谷三丁目まで行って買ってきましたモーニング。


「闇の瞬き」は、巻中カラーで、いいポジション。
カラー扉絵の裏はカラーで「ファンタジウム再開のお知らせ」と「アマイタマシイもよろしく」のカットが。
うーむ感慨深い。
けど、それはひとまずおいて、本編を読みます。


「闇の瞬き」は、樋口一葉の人生の最期の部分を、友人の視点から描いた作品。
樋口一葉が次々に名作を著して、文壇からの評価は絶賛なのにもかかわらず生活は苦しいという、つらい日々を描いています。
そうした「闇の中」に生きる日々、それはメロドラマティックに描くこともできるだろうし、逆にコメディとして描くこともできるだろうけれど、この作品は大仰なドラマ性を排して淡々と闇を描いているように思えます。
「泣きて後の冷笑」。これは斎藤緑雨が樋口一葉の作風を評した言葉で、この作品のキーワードでもありますが、この作品そのものをも表した言葉のように感じました。つらい状況を「つらいつらい」と書くのではなく、どこかニヒリスティックな部分があるような。
そりゃあ、文壇の寵児となっていてもお米が家にない現実を、闇を見れば、冷笑的にもなりますよね。だけど、それを読み取った人はそう多くない。樋口一葉の、樋口夏子の人生は、「闇へと突っ走る火の車」だったのですね。
そんな闇の中でも樋口一葉の人生は短いながらも輝いたし、その作品は今でも輝き続けている。
タイトルの「闇の瞬き」というのは、そうした樋口一葉の一瞬の輝きを表しているのでは・・と思いました。そして、この作品自体も。


だけど、杉本亜未先生は、闇の中からもっと光の射す方へ出てこられると思うのです。
「ファンタジウム」は瞬きなんてもんじゃない、ピッカピカに光ってますから!
そのファンタジウムが再開されるなんて、ちょっとまぶしすぎます!
ということで、ファンタジウムのこれからについて。


ファンタジウムは講談社がネット上で運営している雑誌「D-モーニング」での連載が決まりました。
2月中は総集編が掲載され、3月6日配信の号から再開スタートだそうです。
D-モーニングの告知では「完結編!!」となっていますが、杉本先生のツイートでは、人気が出れば続くよ・・・ということらしいので、完結編という表現は「最終回まできっちり描くよ」という意味、と受け取っておきます。


D-モーニングはスマホ・タブレットのアプリとして配信されています。
iPhone、iPadはこちら。

Google Playはこちら。

・・・とご紹介しておいてなんなのですが、
自分、対応のスマホもタブレットも持ってない!
スマホ買うかなーと一瞬思ったのですが、どうも古い人間だけに漫画をスマホのサイズで読むのはちょっと・・・とも思って。
いちばんいいのは、KindleにD-モーニングのアプリが来れば万事解決なのですが、多分こなさそうなので、2台目のタブレット考えてます。

コミックEDENサイン会にかこつけて吉祥寺でやりたい放題

はい、今月2度目の吉祥寺ですよ。
前回、2日に行った時の記事がコチラ。

この記事にも書きましたが、吉祥寺PBCでコミックEDENの執筆作家、青木俊直先生とウラモトユウコ先生のサイン会があるとのことで、サイン欲しいなー★と思って、2日に整理券もらってきてたのでした。
そして今日がそのサイン会の日。


サイン会は2時からなんだけど、自分、朝の9時ちょっと過ぎに家出ました。
今日吉祥寺でやりたいこと、たくさんあるから、大忙しで。


吉祥寺に着いたのは、10時少し前。
まず最初に向かったのは、1300円美容室の「イッツ!」さん。
自分散髪する時にはここに来て切ってもらいます。
イッツ!さん、いわゆるシャンプーなしのカット専門店。価格は1300円。1000円のお店と比べるとちょっと高い。でも、その分ちょっと美容室っぽいというか、いい感じに散髪してくれるのですよ。
家の近所の美容室は高いお店ばっかりなので、電車賃かけてもここで切ってもらったほうが安くつく。
そうなんだけど、このイッツ!さん、愛好者も多いらしくて、土日はすごく混むのです。狙い目は朝一、オープンと同時。
そんなわけで、開店10時直前にお店にたどり着いたわけです。
おかげで待ち時間なしで開店と同時に散髪してもらえた。


散髪を終えて、次にPBCへ。
コミックEDENを購入。
コミックEDEN、すんげー分厚いのでびっくり。
そこで、ウラモトユウコ先生が急病で欠席ということを知る。
そうなんだー。


コミックEDENを抱えて、向かった先はコメダ珈琲店。

人生初コメダですよ。行きたいとは前から思ってたのですが、なかなかタイミングが合わなくて。
2階にあがって店内入ると、数人のウェイティングが。
そして、店内見渡すと、じいさんばっか。
どうやらここは老人たちのオアシスになっている模様。
うー・・と思いながら待つこと10分程度、席が空いたので案内されました。
コメダ珈琲店、ロゴが可愛いですよね。
お水の入ったコップが可愛い!

スティックシュガーが可愛い!

いいわーいいわー。
メニューを見ると、「純栗ぃむ」なるモンブランがあるとのこと。

それもミリキ的だけど、やっぱり初コメダは初シロノワールでしょう。
ということで、シロノワール、大盛りコーヒーを発注。
シロノワール、楽しみ。
ジョナサンで、シロノワールもどき食べて、それはそれでそこそこ美味しかったんだけど、やっぱり本家のを食べておかないとね。
などと思っていると、やってきました。

シロノワール通常サイズ+コーヒー大盛り+無料のパンとゆで卵。
豪勢です!
シロノワール、通常サイズでか!

ソフトクリーム鬼盛りです。
付属のメープルシロップをかけていただきます。

シロノワール、デニッシュがふかふかで美味しいです。
この厚み。

デニッシュは熱々・・ではないけれど、あったかい。それに冷たいソフトクリームをつけて食べる。
うーむ、美味しい。
これは確かに名物になるよね。
とか思いながら一気食い。
あとは、コーヒー飲みながらコミックEDENを流し読み。
豪華執筆陣、みなさん女の子が可愛いですねー。
ゆるふわな青春ストーリーが多い印象。
その中で小路啓之先生のエキセントリックな作品が異質で素晴らしい。
宮内由香先生の作品はエロティックですなー。
EDEN、全体としてはすごく面白いし、いいんだけど、紙質がちょっとあんまし良くない気がする。
ページ数多いから薄手の紙なんだけど、ちょっと読みにくいぞー。
と率直な感想。中身は最高です。


ひと通り読み終えて、次に向かったのは公園口。
新しくできたドンキホーテをふらっと見て、12時ちょい過ぎにレピキュリアンへ。

レピキュリアン、ガレット・デ・ロワ巨大なのとか通常サイズとか売ってた。切り売りはなかったけど。
相変わらずどのケーキも美しいです。
その中から3つチョイス。
それを持って井の頭公園へ。
そう、公園のベンチでレピキュリアンのケーキを食べようという寸法なのです。
紙皿とフォークは常備してるしね。


レピキュリアンのケーキ、まずは古典菓子のポロネーズから。

いつもはケーキの写真撮るのは室内だけど、こういう冬の陽光の下で撮影するのも、またいいものです。
フォークでガジガジと切ります。

ちょっと見た目悪いけど・・・
ですが、このポロネーズ、激うま!
すんげー美味い!なんだこれ!
これはオーボン超えたかも。いや超えてる。
中に入ってるドライフルーツが、お酒たっぷり効いていて、とにかく美味い。
うわー。


ベネズエラ。

これは、チョコとピスタチオ、それにたくさんのチェリーが入ったケーキ。
フォレノワールに近い。
これも美味しいっすなー。
元々チェリーのケーキ好きなので、どストライクなのですが、チョコとピスタチオが素晴らしく濃厚なのを、チェリーと上にトッピングされたベリーがさわやかさをプラスして、より深い味わいに。
レピキュリアンのケーキはどれも小ぶりなのですが、この大きさで正解という食べごたえ十分なのがすごい。


エゴイスト。

これも独創的で美しいフォルムですよね。
ケーキの上に大胆に洋梨のコンポートが載っかってます。
フォークで切ってみました。

こちらもチョコが濃厚。だけど、ベネズエラのチョコと味がぜんぜん違う。
どこがどう違うのかは説明できないけど、別種の濃厚さなのです。
洋梨のコンポートも存在感ばつぐん。チョコとよく調和してる。
うーん、唸る。


やっぱりレピキュリアンのケーキは最高です。
アテスウェイもAKラボも好きですし吉祥寺にたくさん美味しいお店あるけど、いろいろなお店のケーキを食べていくごとに、レピキュリアンのすごさが浮かび上がってくる。


井の頭公園でケーキを堪能して、PBCにバッカゲン。
ちょっと早めに着いたので、店内で雑誌とか本とか立ち読みしながらサイン会の開始時間を待ちました。


そして、青木俊直先生のサイン会。
青木俊直先生、オレンジのざっくりタートルセーター着てました。
自分がサインもらう番になった時、いつものように挙動不審になりながら、先生への愛情を吐露しましたよ。昔からファンでした!とかかんとか。
でも、青木先生もおっさんからの愛を告白されても嬉しくないですよねー。
いいんです。
先生からもらったイラストつきサイン、ツイッターの方には上げましたが、こっちでは秘密。
コミックEDENの新連載作品の主人公の女の子の絵ですよー。


まあ、そんなわけで、サイン会にかこつけて朝から吉祥寺でやりたい放題やってきました。
サインもらってからはそそくさと帰ってきましたが、激しく疲れました。
ちょっと予定詰め込みすぎましたかね。たはは。

神のみぞ知るセカイ Soul Memoriesに全財産吸われそうです

神のみがソシャゲになる!Kindle Fire HD持っててよかった!
・・・というのが今年の10月。


ソシャゲって、それまではmixiのサンシャイン牧場ぐらいしかやってなくて、
サンシャイン牧場すぐに飽きちゃったんですが、
やっぱり愛着のあるコミックのゲームだと、ハマり具合がぜんぜん違いますね。


当初は無課金で頑張っていたのですが、
たしかに無課金でもそこそこは遊べる。


ですが、やっぱりどうしても欲しいカードがあったりすると、
とたんに地獄と化す。


自分は小阪ちひろの花嫁姿がどうしてもどうしても見たくて。
お金つぎ込みましたよ。
その結果が、今の自分の布陣。

これ、分かる人が見たら、いくらお金使ってるんだか、だいたい分かるかと思います。
ちょっとした海外旅行ぐらいできるんじゃないかな。


まあ、アホです。
でも、ここまでハマるとは。


自分、ギャンブルとかすると熱くなるタイプなので、
できるだけそういうのとは距離置くようにしていたのですが、
まさかちひろの笑顔を手に入れるために熱くなるとは。


とりあえず、もうしばらくはおとなしくしてます。
でも、またちひろとかかのんちゃんとか、可愛いカードが出てきたら
我慢できるだろうか。


ソシャゲ、こわいです。こわいです。

【檄】ケーキを愛する人へ、今日はケーキ1個ぶん我慢して今月のグランドジャンププレミアムを買ってください!

まず最初に。
このダイアリーを読んでくださっているケーキ好きの方で、漫画「アマイタマシイ」を読んでいない人、もったいないです!ぜひ読んでみてください。

アマイタマシイ 1―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 1―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 2―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)

アマイタマシイ 2―懐かし横丁洋菓子伝説 (ヤングジャンプコミックス)


この「アマイタマシイ」という作品、名作「ファンタジウム」で有名な杉本亜未先生が描く、パティスリーを舞台にした人間ドラマです。


この作品、無類のスイーツ好きの杉本先生が描いているだけあって、出てくるケーキや焼き菓子がとにかく美味しそう!そしてリアリティがあるのです。
実際にパティスリーで売っていそうなデザインなのです。
そして、ケーキやケーキ屋さんの裏話も満載。ケーキ好きの心をしっかり捉えて離しません。


でも、この作品はそれだけではないのです。
杉本作品の真骨頂である、魅力的な登場人物によるドラマが、とても面白く、話に引き込まれるのです。
杉本作品では、どの登場人物も、キャラクターにしっかりと肉付けがされていて、薄っぺらい人が出てこない。
典型的な漫画にあるような、主人公は一点の曇もない善人で、ライバルは悪の権化・・ということは絶対になくて、主人公もライバルも、サブキャラも、みんなユーモアもあるし、同時に悲しみや苦しみも抱えている。
このアマイタマシイでは、メインとなるパティシエ、熊谷シェフがとにかくものすごい独特の・・・というか、変わった考えの持ち主で。
実際にいたらつきあうのは大変かも・・と思いつつも、そのケーキに対する真摯な姿勢には心打たれる。
そして、その熊谷シェフを支える2人の若者、賀句くんと羽衣ちゃんも、ちょっと変わった価値観の持ち主で、この3人が集まると、なんともおかしなドタバタ喜劇がはじまるのです。


そして、このアマイタマシイの大きなテーマは、「シャッター街の再生」という重い内容も含んでいます。
ロードサイドの大型店にお客を取られて寂れた地元商店街に、ひとつのパティスリーができることから次第に街が活気を取り戻すさまは、とても美しいし、いろいろ考えさせられます。


このように、ケーキを愛する人はとにかく必読、そうでない人も読んでケーキ好きになること請け合いの「アマイタマシイ」、3巻の刊行が告知され、Amazonにもラインナップされています。
[asin:4088795709:detail]
にも関わらず、その後まったく音沙汰なし。
ストーリの進み具合からいって、4巻まで出せるストックはあるはずなのです。
なのに。


今日発売の掲載誌グランドジャンププレミアムを見たら、

ふーざけんじゃねーぞー!!
作家さんに一生懸命描かせるだけ描かせて、単行本は出しません、連載はおしまいです、て、ひどすぎるだろうが。


このダイアリーを読んでくださる方、今回はお願いです、ケーキ1個ぶんのお金を、今月号のグランドジャンププレミアムに使って欲しいのです。

あ、ちなみに自分Amazonアソシエ切られてるので、ここから買った場合でも自分は1円も入りません。
なので、儲けが目的ではありません。
とにかく、アマイタマシイを愛する人はもちろん、読んでなかった人も、今月号のアマタマを読んで、編集部に抗議のアンケートを出して欲しいのです。
ちなみに、アンケはがきは切手貼る必要ないので、安心してください。


第1部最終回、ということは、まあ一般的には「建前」というやつですが、そこから復活した作品も、いくつもあります。
望みが絶たれたわけではない。


とにかく、望むのは、第2部のすみやかな再開、
そして、未刊行のままになっている3・4巻のすみやかな刊行。


自分ひとりがツイッターやブログで騒いでも、全く影響は与えられませんが、何十人もの人がアンケートはがき出せば、状況が変わる可能性はあります。
ぜひ、お力を貸してください。
お願いします!!!

もうマイナースポーツ&マイナー文化系クラブもののワンパターンが耐えられない軽さ

というわけで、上に書いたように、伊勢丹の開店までの間Kindleで「ボールルームへようこそ」を読んでいたのですが、
まあ面白かったです1巻。
でも、なんかなあ。
この、マイナースポーツの黄金パターン、黄金だけに鉄板ではあるんだろうけど、もういい加減どうにかならないのか。
・主人公は特に取り柄のない一般人
で、
・ひょんなきっかけ(たいていは可愛い女の子に惹かれて)でマイナースポーツと出会う
で、
・実はその美少女はそのマイナースポーツに精通していて、
で、
・最初主人公は自分に才能ないし、周りはみんなすごいし、気後れしてやーめた!となる
けど、
・女の子が可愛いのでなんとなくずるずると巻き込まれ
で、
・実は主人公には隠れた才能が!
で、
・なに?俺って意外とやるじゃん?もしかして彼女ともいい雰囲気に?
となったところで
・ライバル登場!彼女とも因縁がありそうで
で、
・最初はあんなライバルに勝てっこないよー
だけど
・女の子取られるのは嫌!だから努力する!
となって
・さて試合当日・・・
こんなんばっか!
ボールルームへようこそも全くこのパターンだったし、最近読んだのではナナマルサンバツも放課後ウインド・オーケストラも、このパターンからビタイチ出てない。びっくりするほどテンプレ通り。


まあ、マイナースポーツにせよ、文化系にせよ、その競技を面白く見せることができれば、多少パターン臭が鼻についても、面白く読むことができるとは思います。自分「とめはねっ!」全巻購入しているし。紙の本で。
でもとめはねっ!は河合克敏先生のストーリーテリングの技術の上手さで面白く読めるけど、あんなに魅力的に描くのは至難の業。
なので、「ぼくらの17−ON!」という漫画が面白いと聞いても、嫌な予感しかしないのです。読んでないのでわかりませんが。
※追記:大事な作品忘れてた!とよ田みのる先生の「FLIP FLAP」!ストーリーはテンプレなんだけど、とても熱い名作です。でも、これらはほんと例外。


自分が好きなスポ根のパターンは、天才の少年が、その才能に押しつぶされそうになりながら、少しづつ本物の才能を開花させる・・・というパターン。
のだめとか、そうですよね。あと自分が1〜3巻までは神!と思っている「ブリザードアクセル」なんかもそう。あとは「少年ノート」は圧倒的に面白いし美しいし。


スポ根ものは少年誌・青年誌の王道中の王道で、山のように名作もあるけど、なんでマイナースポーツや文化系ものになるとワンパターンになるんだろ。
「誰もやってないマイナースポーツ」を掘り返すより、つかみの部分の見せ方をもうちょっと変えてほしいと思ったり・・・

渋谷で漫画→アイス→漫画→アイス→アイスと補充してきました

志村貴子先生の放浪息子、完結記念で原画展が渋谷のTSUTAYAで開催されているというのは知っていました。
行きたいなー、とはなんとなく思っていたのですが、いつ行くかは具体的に決めてなくて、そろそろ行こうかなーと思って、昨日の夜会期を調べてみたら、
明日(16日)までじゃん!!
しかも、明日、台風が上陸するって言ってるよ!!
うわー
・・・


でも、台風、午後には関東通過するみたいだし、原画展最終日見に行くか!
渋谷行ったら寄りたいところいくつかあるし。
ということで、急遽強行することに。


特に深く考えずにJRのホームに到着したら、中央線、動いてない!
風はあるけど雨はかなり小降りになってたから、通常運行だと思ってたら甘かった・・・
地下鉄にすべきだった・・・
でも、少し待っていたら電車来ました。各停は止まったまんまだったのですが、急行のほうが来たので、それに乗って新宿から山手線というルートで渋谷へ。


まずは駅すぐのTSUTAYAへ。7Fのコミックコーナー。
放浪息子原画展、全部で10枚ぐらい。
カラーが2点、白黒が数点。
やっぱり生原稿っていいです。
志村先生はまだ完全アナログ制作みたいで、墨ベタの跡も、スクリーントーンも、印刷ではわからない生々しさが伝わる。
今はみんな仕上げデジタルですからねー。この作者の息づかいが伝わるような生原稿はこれから無くなっていくんでしょうねー。


TSUTAYAから今度は宮下公園の方向へ。
向かった先はTomorrowland本店。
トゥモローランド、先日改装して、チョコレートショップ「マリベル」がインショップでオープンしたんですよね。
マリベル、1号店は京都にできて、関東の人たちは京都の人うらやましすぎ!と歯噛みしていたのですが、ようやく東京進出です。
でも、自分はチョコはあんまり買う気なし。
目的はジェラートですよジェラート。
ショコラティエの作るジェラートは美味しい場合が多いので、期待大です。
マリベルのジェラートやチョコレートドリンクなどは、店の入り口に販売コーナーができてました。

ここたしか映画館のチケット売り場だったはずでは・・・?
チケットどこで買うことになったんだろ?
まあとにかく、ジェラートですよ。
ジェラートの種類は6種類。
で、どういうシステムなのかな?と店員さんに聞いてみたら、
●Sサイズはジェラート1種類。価格は630円。
●Lサイズはジェラート2〜3種類。価格は945円。
どひーーーー
高い!なんだそりゃ!
・・まあでも、せっかく来たんだし、Lサイズたのみますよ。
フレイバーは、ミルクチョコレートとピスタチオで。
・・とオーダーすると、「ピスタチオは+50円ですが?」と。
どひーーーー
つい日和ってマンゴーに変更してしまいました。
そしたら、Lサイズのカップを出してきてアイスをよそいはじめたのですが、
Lサイズのカップが巨大!
その大きなカップにチョコを2スクープ、マンゴーを2スクープ。
たっぷりすぎるほどたっぷりと。
最後にビスコッティを添えて完成です。

上から見ると、マンゴーが2スクープ入ってるのが分かる。

これ、Lサイズ多いよ量!
自分はアイス好きだから問題なく食べるけど。
ということで食べてみました。
これがまた・・・すっげー美味しいの。
マンゴーのねっとりした甘味も美味しいし、ミルクチョコがまたとっても美味しい。チョコ感が半端ない。
ピエール・マルコリーニのアイスもすごい美味しいけど、それに近い印象。
これだけ美味しくて、これだけ大量に入ってれば1000円もまあ、コストパフォーマンスで考えれば悪くはないけど、でもジェラートに1000円というのは、やっぱりちょっと引いちゃうよなー。
量減らして2種類を1スクープづつ食べられる量には調整できなかったのか。
それだったらもっと自分も通うし、人気ももっと出ると思うんだけど。
あ、ちなみにマリベルのテイクアウトは、ジェラートの他にチョコレートドリンクやコーヒーなどもあります。
メニュー。



トゥモローランドから今度は駅の方へ移動。目的地は文教堂。
文教堂の2Fが先日改装してGEOとアニメガというお店に変わったのだそう。
2Fにあったカフェがなくなったのは残念だけど、コミックが強化されたのは要注目ですね。
そして、この渋谷のアニメガには、杉本亜未先生の「アマイタマシイ」色紙が飾られているらしいので、それも見に。
文教堂2Fのアニメガ、アニメ関連グッズも売っていたり、声優さんのCDも売っていたり、ちょっとアニメイトっぽいですね。
でも店内が迷路みたいになっていて、どこが何売り場なのか、ちょっと分かりにくい。
あと、サイン色紙や複製原画なども飾られているのですが、一ヶ所にまとめてはなくて、ところどころの角や柱周りなどにポツポツと展示してあるので、全体像をつかむのにちょっと時間かかった。
それで、アマタマ色紙は・・・と店内を何周かしたら、ありましたよ。
けっこういい場所。「おすすめコーナー」にありました。
羽衣ちゃんの可愛い絵柄でした。色紙の端っこに渋谷おすすめ甘いモノ店情報が書いてあって、思わずなごむ。
それで、この渋谷アニメガでは、「アマイタマシイ」を買うと店舗特典がついてくるのです。
店舗特典、なんと杉本先生の自腹で製作されたアイテム。欲しかったのです。
アマタマは1・2巻持ってますが、1巻をもう一度お買い上げ。
特典は付箋、クリアファイル、ペーパーの3点セット。
店員さんが特典の保管場所がわからなくてあたふたしてましたが、無事にゲット。


文教堂から歩いてすぐ、今度の目的地は渋谷ヒカリエ。
ヒカリエのB1にあるドライフルーツの店、存在は知ってましたが特に気にもかけていなかったのですが、ここで変わったフレイバーのジェラートが食べられると聞いて。
店の名前は「Far East Bazaar」。ちょっと変わったお店です。
で、店内に入ってみると、たしかにジェラートコーナーありました。
全然気付かなかった。
ジェラートは・・と見ると、確かに独特のフレイバーのものばかり。
その中から、自分は「デーツ」のフレイバーと「ゴルゴンゾーラ」のフレイバーのジェラートを。
そうしたら、店員さんが「ゴルゴンゾーラ、クセがありますけど大丈夫ですか?」と聞いてきて。
自分はくっさいチーズのケーキとか大好きなので、「問題ありません」と答えたのですが「本当に好き嫌いが別れる味なので、ちょっと味見してください」と、半強制的に味見を。ほんと変わったお店です。
で、味見したけど普通に食べられる味だったので、問題ないことを伝えると、ようやくカップによそってくれました。
このお店では、ジェラートの仕上げにシリアルやナッツをトッピングしてくれます。
それらのナッツ類もお店こだわりのものらしいです。
くるみやアーモンドなどなど。
すべてトッピングがおわって、できあがりのジェラート。525円です。

トッピングというより、ナッツがジェラートに突き刺さってる。
上からみた図。

食べてみましたが、ゴルゴンゾーラのジェラートは、たしかにダメな人はダメだと思う。青カビの味と塩気が強いです。でも、チーズのスイーツはこのぐらい臭いほうが美味しいと思う自分にとってはナイス。
デーツのほうは、ちょっとキャラメルっぽい味。甘さは控えめで、シリアルといっしょに食べるとほんのり甘くて美味しい。
なるほどなるほどー。


で、とりあえず渋谷来たら食べようと思ってたジェラート2種類制覇して、帰ろうと思ってヒカリエの1Fに戻ってきたら、こんな看板が。

!!
もうこうなったら、毒を食らわば皿まで、アイスを食らわばソフトまで、
食べていく!
ということで、The Cream of the Crop Coffeeへ。
コーヒー牛乳ソフトです。

420円。
食べてみましたが、やっぱりさすがコーヒー専門店。
普通のコーヒー味ソフトとは全くの別物といっていいほど、すごく美味しい。
コーヒーの苦味が強く出ていて、大人向けの味わいです。


・・・ということで、台風一過の渋谷で漫画→ジェラート→漫画→ジェラート→ソフトクリームとこなしてきました。
帰りは家まで徒歩で。カロリー消費。
しかし、アイスに合計2000円も使うとは。ちょっと想定できてなかった。
贅沢し過ぎだろー。


家に帰ってきて、買ってきたアマイタマシイを記念撮影。

ペーパーは菊田れんじ先生でした。
自分が持ってたのは熊谷シェフのバージョンだけだったので、ダブらなくてよかった。嬉しい。
それにしてもアマタマ、3巻早く出ろ!
コミックス派としては、「デパ地下編」がすごい面白いという情報を聞いてやきもきしてますよ。

それで、犯罪王ポポネポ3巻と青い花8巻を買ってきました。

上の記事に書いたように、プロントのモンブランでダメージを負ったまま、コミックZINに行ったら、青い花8巻未入荷!
でも青い花の店舗特典があるのはコミックZINだけなんですよね。
むー・・・
明日また来るか、場所を変えるか。
迷ったのですが、とりあえずアニメイトをチェックしようと思い、移動。
新宿アニメイトに着いてチェックしてみたら、こちらも青い花ない!
発売日変更か?と不安になって店員さんに聞いてみたら、奥から本出してくれた。
手渡す前になぜか一旦シュリンクかけるんですね。なんでだ?
まあともかく、青い花と、昨日発売の犯罪王ポポネポ3巻を購入。

青い花は店舗特典のイラストカードは諦めたけど、初版封入特典の「放浪息子&青い花コラボイラストカード」はゲット。
つなげてみました。

まあしかし、放浪息子も青い花も終わってしまって、なんか虚無感ある。
「青い花」1巻発売に合わせて登場するシーンをたどる鎌倉散策ツアーしたのが2006年。
老いたよなーそう考えると。